高校卒業以来、すっかり縁遠くなった北海道の実家。両親共に健在だが、今年も例年通り帰省の検討すらしなかった。大学1年のお盆には帰った気がするが、それ以降お盆に帰ることはしていない。正月も同様。
盆や正月を外して帰省したことは何度かあったが、上の子が2歳のころに一度帰ったっきり、北海道の地を踏みしめたことはない。上の子も北海道の記憶はないし、下の子は当然、北海道上陸の経験がない。親族付き合いをどうしているかというと、我々家族が北海道に出向くのではなく、両親の方に九州へ来てもらっている。それも春とか秋とかのなんでもないときに。
地元へ頑なに帰らないのは費用が高い、時間がかかる、欠航などの不確定リスクが面倒くさいというのもあるが、それ以上に帰る理由を見出せないというのがある。
会いたい友達もいない。当然話したいこともない。行きたい思い出の場所もない。北海道でしか食べられないものもそれほどない。親族揃って集まる風習もないので、特に何をしたいという動機もない中では時間を持て余すしかない辺鄙な土地である。
実家と険悪な関係でなくても、帰省しない人がどんどん増えたらいいのにと思うが、私の周囲ではまだまだそういう人間は少数派だ。盆や正月に実家に帰る人はどうやって過ごすのだろう。心の底から理解できないので教えて欲しい。