今日は次女の小学校入学式。
妻の言う集合時間を鵜呑みにしていたら学校から電話がかかってきた。聞けば式典より前に予行練習があるらしい。式典の開始時間には間に合うように準備はしていたが、娘にとってはぶっつけ本番のような形になった。しかし、卒なくこなして無事式典を終える。
その後教室でホームルームがあり、解散となった。身支度をしていると担任から「学校で撮るお写真に映り込むのが不可とのことでしたが、どこまでダメですか?」と声をかけられた。妻が写真の掲載同意書に不可と書いていたらしい。何の用途で何の媒体に載せるのか、ということでかなりきつい態度で詰問したので、新年度早々担任との関係が不穏になる。
就寝前には、妻が長女の算数の宿題に付き添っていて、長女の理解を置いてけぼりにして「こうやって考えたらわかるやろ、簡単やろ」と持論を押し付けていた。私は黙ってその様子を見ていた。
3つのエピソードとも、妻が高圧的で人の助言に耳を貸さないどころか、助言されると激昂する性質を持つが故に招いた顛末だった。
入学式の予行練習に遅れたのは、私が予定って本当にあっているかなと書類に目を通して二重チェックしようとすると「私が信用ならないのか」と不機嫌になるのを恐れたせいだ。その結果、妻の思い込みのままに行動することになり、次女は全一年生の中で唯一予行練習に遅れた生徒になった。
写真の掲載許可云々のやりとりについても、少し要領を得ない話し方を担任がしただけですぐに詰問調になり、さらに相手を萎縮させてより要領を得ない発言を助長させていた。態度が悪いので妻の主張内容が正確に相手に伝わっていない。何が懸念でどこまでなら妥協できるのかという対話が成立していなかった。
算数の宿題については、私が教え方についてカットインして、それで長女の理解が促進したりすると、妻のプライドが傷つくらしい。私がそれを避けるため、妻の教え方より有益な可能性のある思考方法の提示が躊躇われ、結果長女の問題理解の糸口が潰えた。
私の方がスケジュール管理は得意だし、利害衝突時の折衝も経験豊富だし、いちおう旧帝大卒なので算数問題の多様な思考方法の引き出しは妻より多く、相手の理解できる考え方が見つかるまで様々な解法を提示できる。けれどもそれをやると妻との関係が不和になるので、それらが実現することはない。目的が叶うことよりも、目的が叶わなくとも不和にならない方を私は選ぶ。そのせいで私が妻より優越する能力について、日の目を浴びる機会は皆無となる。自分の努力して習得した知恵を子に伝授できないというのは何とも虚しい気分がする。