名ばかりマネージャーになって9ヶ月目に突入した。
目標達成のために強権発動して人の意に沿わぬことをやらせるようなマネジメントはしたくないと思っているので基本的に放置している。しかしらそれでもここは介入しなければならないな、という場面が幾たびかあり、不本意ながら強権発動するというあまり穏やかでない日々を過ごしている。
管理職をやる前は、自分の担当する業務の進捗を管理したり、部下の仕事の能率を管理するのが仕事なのかなと思っていたが、実際は少々異なった。
最も大切で頻出する役割は、方向性を指し示すことだった。
期の初めに決めた方針というのは驚くほど早く人々の記憶から失われる。何なら言った当人である私の脳内からも。だから事あるごとに、このチームはどこを目指しているのか、ということを宣言し続ける必要があった。その大原則の確認をスキップして各論を議論しようとすると、どうにも議論が噛み合わなくなるのだ。
結果、とてもめんどくさいけれど、方向性は変わらずこれだよ、ということを言い続けたほうが、結果的に議論が錯綜せず効率的に部署を運営できるようになった。
次に頻出するのは、部下のお気持ちの管理だ。
人は驚くほど頻繁に自信を失い、迷い、混乱する。だから、あなたは大丈夫だ、あなたの考えたこと、感じたことは適切である、ということを言い続けてあげる必要がある。そうやって初めてコンスタントにパフォーマンスが出せる。そこを怠ると、何となく歯車が狂ってくる。役割としてはマラソンのペースメーカーに近いかもしれない。
どちらもあまり得意ではないし、自分もされては来なかったけれど、もう少し意識して持続していこうと思う。