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福岡県民の通過儀礼

次女が釣りに行きたいというので、福岡生活十数年目にして、初めて海づり公園に足を踏み入れた。


福岡に生まれた男はバーベキュー、キャンプ、釣りを嗜んでいなければならぬ。それができないやつは恋愛対象にすらならない。


ということを、妻は常々主張している。


私は火熾しもテント立てもできず、釣り竿を握ったことすらないのだが、出身が他県ということで免除されてきた。しかし子どもが体験したいというのならば、親の好みや得手不得手だけで無下に断るわけにもいくまい。勝算のないドライブへと繰り出す。


入場料を払い、道具を一式レンタルしにいく。壁に貼ってある料金表を見ると、釣り竿、サビキ、アミの3点セットを借りれば釣りが成立するらしいことがわかる。サビキにアミですか…ちょっとなに言ってるかわかりません。とりあえずお金を払えばイベントが発生するだろうと期待して、お金を払う。すると3点セットを渡されただけで何も発生しない。途方に暮れる。



「すみません、釣り初めてなんですけど、使い方教えてくれませんか」


「釣り場にいるスタッフに聞いたら教えてもらえるから」



私たちは釣り場に向かい、さっきと同じ質問をスタッフBに尋ね、全てのセッティングを丸投げした。ついでに釣り竿の使い方も何も知らない事を白状すると、スタッフBは呆れた顔をして、リールの使い方を伝授してくれた。


釣りというのは針に餌を刺して糸を垂らすものだと思っていたのだが、どうやらここの釣り場ではそれとは違う釣り方をするようだ。「サビキ」というのは仕掛けの名前で、「アミ」というしらすと小エビの混ざったような餌を、重りのついた小さなかごに詰めて水面に落とす。
その状態で竿を振るとかごからアミが巻かれて、それに引き寄せられた魚たちが釣り針に引っかかる、ということらしい。

よくわからないが、言われたとおりにやったら何匹かは釣ることができた。リールの原理は最後まであやふやなままで、何度か釣り糸を絡ませてスタッフCにヘルプを求め、情けない思いをしたものの、ギリギリ釣りの格好にはなったし、子どもは満足したようだ。スタッフDが釣った魚を持ち帰る場合のクーラーボックスへの詰め方を指南してくれたので、車にクーラーボックスを取りに行き、氷を買い、言われたとおりに詰めた。


釣りのあとは、近くの浜辺で水遊び。9月でも水は温くて気持ちよかった。クラゲいなくてセーフ。


釣った魚は唐揚げにした。めちゃウマ。釣りは知らないが、魚の内臓や骨は取れる、能力値のチグハグな私。釣りは慣れなくてめちゃ疲れたが、自分たちで釣った魚がこんなに美味しいならまたやってもいいかなという気にはなっている。




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