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灼熱のプール

子どもたちは夏休み、ということで、遠出してレジャープールに行ってきた。自分は幼少期にレジャープールへ行った経験がないので、その良さは正直わかってはいない。けれど、去年に子どもたちを連れて行ったらドハマリし、今年も絶対行くというのでやむなく恒例行事として受け入れることにした。

あらかじめ水着に着替え、開場10分前に並び、スタンバイ。開場後は着替えをすっ飛ばして、有料スペースを購入するためのレジに並ぶ。同じことを考えていたレジャー猛者たちがすでに列を出していたが、あらかじめ目星をつけていたスペースのうちの一つを無事に確保。次に
子どもたちに有料アトラクションフリーパスを購入。フリーパスのリストバンドを装着してもらったら、子どもたちを解放。私は浮き輪やボートをふくらませるため、施設にある業務用エアーポンプの列に並ぶ。ここまでやれば私の仕事は終了。あとは熱中症や事故に気をつけてひたすら帯同するのみ。これを宿泊挟んで2セット。高校生の時の強化合宿を思い出す。

昨日、なんとか全工程を終え、命からがら帰ってきたが、終日遊泳していた鈍い筋肉痛と、丸2日日差しを浴びていた脳へのダメージと、日焼けの痛みという三重苦の後遺症と戦っている。楽しかったかと言われたらまあ楽しかったのだが、一生レジャープールに行けなくなっても全く構わない。

一泊二日の旅程中、一度も妻と喧嘩になることがなく、それは奇跡的なことだったのだが、帰りの高速道路を走行中に妻が「ようやく私が構想していた家族像が実現しつつある」と得意顔になっていた。どこの馬の骨かもわからない私を捕まえて、10年教育してきた結果が実を結んだという気持ちになっているようだ。勝手にそう思ってくれている分には一向に構わないのだけれど、和ぜそれをわざわざ本人に言うかなあと思う。私の立場からすれば、自分の幸せの充足を家庭に求めることを諦め、アウトソースしたために精神の安定を手に入れることができたので、それが家庭の運営にプラスの効果を与えているだけである。まあそんなことは妻がわかっている必要はない。原因は何であれ、妻の納得する家庭運営が実現できているならそれでいいのだ。




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