先月、ひとりの時間を貰い一泊で北海道へ行った。滞在時間はそこまで長くないため、いろいろと詰め込んだ弾丸旅行。学生時代に2回ほど訪れたことはあるものの、修学旅行や部活の大会という機会だったので、自分の意思で行動できる旅としては初めて。
1日目
新千歳空港に到着後、すぐに札幌駅へ。12月中旬、快晴の札幌は天気は良いが気温は氷点下。歩道は凍った雪に覆われている。

北海道大学総合博物館
キャンパスが一般開放されており、学生と共に大学内へ。大学の歴史と共に様々な標本や研究成果が展示されている。想像以上に大規模で時間が足りないほど。


本当はもっとゆっくりと見ていたかったのだが、次の予定(昼食)もあるため移動。
ピカンティ
開店前15分くらいに到着。店の扉の前で待っていると、常連と思われる老夫婦が受付のシステムと店内で待てることを教えてくれた。後ろについて行き開店を待つ。注文後30分ほどかかり到着。
ごろごろとした野菜とチキンレッグ。カレーはさらっとしつつも結構オイリーで濃厚。よく考えたら、スープカレーを食べるのは初めてかもしれない。しみじみと美味しく、最初の食事としては完璧な選択だったと思う。ただ量がかなり多く、1食目にしてかなりの満腹感に(ご飯少なめにするのを忘れてしまった)。

赤れんが庁舎
夕食までに腹を減らそうと、徒歩で移動。佇まいが美しい。

館内の展示をゆっくりと眺める。平日ということもあり人もそこまで多くない。

ワインの円山屋
夕方、すすきの周辺を散歩する。立ち飲みができるこちらの店で1杯だけワインをいただく。ナチュールを多く扱う店で、この日のグラスワインは3種。大好きなラ・ビアンカーラの2016年のサッサイアもあって非常に迷ったのだが、初めて飲むフランスのこちらに。2011年のLa Badinneri du Pech Blanc(読めん)。蜜感とミネラル感あり大変好みな感じ。

やまか
事前に予約して訪問。1人前のセットを注文してちびちびと食べる。片面をしっかり目に焼き、もう片面は少し軽めに焼いて食べた。驚くほど柔らかい。肩ロースが脂と赤みのバランスが良くて好みだった。肉はすぐに提供され、炭で加熱された高温のジンギスカン鍋にあっという間に焼かれる野菜や肉。さながらファストフードのような速やかさ。


立ち呑みちゃぼ
狭い店内に集まる常連の中に入っていくのは結構勇気がいるのだが、観光客の俺を大変暖かく迎え入れてくれてありがたかった。もれなく全員が地元の人で北海道のことをいろいろと教えてくれた。やはり旅の醍醐味はこういう地元の方々が集まる店や、地域に根ざしている店にあると思う。
中でも印象深かったのが、多くの人がコーヒー焼酎を飲んでいたこと。俺もこの機会に初めて飲んでみたが(コーヒーが好きなこともあり)大変おいしい。多くの店で提供され、家で作る人も多いのだそう。好みの焼酎に好みのコーヒーを豆のまま漬け込んで作るようで、酸味のあるコーヒーがおすすめとか、いや苦味がある方が美味いだとか、店内の客の中でも様々な意見が挙がり、それぞれの好みに応じて自由に作れるのも魅力的だそう。
雨模羊
もう少しだけ飲みたく、また違う形でラムが食べられるこちらへ。190円で食べられるスパイスラム串を食べ赤ワインを飲む。あまりに美味しくワインが進んでしまうし、串もおかわりした。

すみれ
〆にラーメンを食べるぞ、ということは決めていたのだが、候補として考えていたところはどこも行列。普段であれば店に並ぶことは絶対しないのだが、この日はこれが最後の目的地であること、せっかくなら定番の有名店を食べるか、という気持ちでこちらへ。

店外の階段はおろか、道路にまで連なる数十人の列に覚悟を決めて並ぶ。1時間ほど待ってようやく食べることができた。
たっぷりのラードで炒められた野菜と、香ばしく焼き上げられた味噌の香ばしい風味が素晴らしい。硬めに茹でられた黄色い卵麺は、食べ進めても伸びづらいような気がする。ラードで覆われて湯気すらでない熱々のスープを大事に飲み干した。極寒の中、長い時間待ったこともあって感動してしまった。

VIA INNプライム札幌大通り
今回泊まったホテル。大浴場があり、歩き疲れた体を休めるには大変良かった。着いた時、寝る前、朝起きた時と3回も大浴場を満喫した。疲れの残り方が全然違う気がするので、今後の旅には大浴場をセットで考えたい。

2日目
第六三 七洋丸
昨日はたくさん肉を食べたので、この日は海鮮中心に。まずは二条市場のこちらの店へ。いろんな店で「たちポン」という単語を見かけたのだが、北海道では白子を「たち」と呼ぶそうだ。いわゆる白子ポン酢。

貝も食べた。牡蠣は生と焼きの2種、それからホッキ貝の刺身。


サッポロビール博物館
お昼前に見学。本当はプレミアムツアーに申し込もうと思ったのだが、先に昼食を予約しており、時間が厳しそうだったのでフリーで見学。


サッポロビールの生みの親の出生地が、自分の生まれとめちゃめちゃ近い事を知る。見学の後は有料試飲。飲み比べセットもあったのだが結構な量だったので、サッポロクラシックを1杯だけいただく。


金寿司
事前に予約をしての訪問。落ち着いた店内で静かに感動しながらの食事だった。
ヤリイカは細かく包丁が入れられ、三升漬け(青唐辛子、麹、醤油を同量で漬け込んだもの)を乗せて。ブリは表面を網でほんの少し炙ってある。


ホタテは見たことのない形状だったが、手で割くようにしているとのこと。中トロも側面が軽く炙られ、シャリとの間に大根のたまり漬けが挟まれている。


そして甘エビ。手前には何も乗っていない軍艦。これで皿に残ったエビ味噌のソースを拭って食べるという。皿に残ったソースをパンで最後まで味わうことが発想の元だとか。

仕事が丁寧で細やかで、江戸前鮨でありながら様々な工夫やアイデアが散らばるような、とにかく素晴らしい体験であった。これは北海道に来るたびに訪れたい場所。

森の湯
すっかり満足して、あとは温泉に入って帰るだけ。札幌を後にし電車で向かうも、途中で気持よくなって眠り、数駅乗り過ごすというという失態を犯す。
それでも時間はあったので風呂やサウナに入り、雪を見ながら旅の終盤をゆっくりと過ごす。2時間ほど滞在し、外に出るともう真っ暗。雪の降る暗い車道を駅まで歩く(めっちゃ怖かった)。この後は空港に戻り、家に帰るだけ。
けやき
最後の食事は空港内のこちらで。温泉やサウナで水分や塩分が不足した体に染み入るような美味しさ。やはり香ばしさが凄まじい。最後まで大満足。

家へ
飛行機であっという間に家に。

北海道のチーズと、以前飲んで美味しかった雪川醸造のピノグリ。


生ノースマン。パイ生地に生クリームとあんこ。子供は大喜び。


北海道、俺の住む街から思いの外近かったので、かなり気軽に行くことができそうだ。ちなみに先日は妻が友人と、今回は俺が単独での旅行なので次は家族で訪れたいところ。