
- トレイルランニングの歴史
- トレイルランニングの競技人口
- トレラン系のメーカーやブランド
- トレイルランニングの有名人
- 日本のトレイルランニングレース概要
- トレランの始め方
- 山にトレランしに行くのって最高よ
今の「トレラン始めたい!」って皆さんってトレランの情報、どこで調べるんでしょうか?
わたしは登山から入ったので「トレランについて調べる」ってのはあまりしなかったですが、雑誌くらいはちょいちょい買ったりしました。
ただ、今のトレラン雑誌ってランプラストレイルしかなくて、山と渓谷社が出していた「トレイルラン」という雑誌は廃刊?か休刊になっています。
ランプラストレイルはもはやコア層に向けた記事が多くなり、初心者にはなかなかハードルの高い記事内容。
まあそれはマイナースポーツ雑誌のすべてがそうなんですが・・・。
という事で思いつきまして。
閲覧者数だけはアホみたいに多いこのブログで、せっかくなので初心者さん向けにめちゃくちゃざっくり、浅く広く、トレイルランニングについて解説したいとおもいます。
トレイルランニングの歴史
山岳縦走系のなんだかんだとか※諸説あり的な事は好きな方だけ調べて貰うとして、実際にカルチャーとスポーツとしてのトレランレースとしてはアメリカのウェスタンステーツというレースがスタート地点なんじゃないかと思います。
そこから当時アメリカで勃興していたウルトラマラソンというスポーツの発展と歩みを共にしてくわけですね。
そして2003年にUTMBというヨーロッパアルプスを走るレースが誕生し、バチコン!と人気が出始めちゃうわけです。
もともとラテン系の人らはマウンテンスポーツが大好きだし、北欧系の人らはアドベンチャーレースの文化が有ったので、そういう人らに人気が出たんだと思います知らんけど。
日本では「激走!モンブラン」というUTMBに日本人選手が挑戦する番組をNHKが作り、初めてトレイルランニングというスポーツが一般に認知されたんだと思います。
かくいう私も、当時登山すら全くしていなかった頃に激モンがニコニコ動画に違法アップロードされた番組を見て、トレランというものの存在を知ったのです。
その後、日本でもOSJのレースシリーズやUTMFというUTMBの日本版みたいなレースが2012年に始まって人気が大爆発しました・・・みたいな感じです多分。
あ、ちなみに今はトレラン人気はわりと下火です。
トレイルランニングの競技人口
日本能率なんちゃら研究所みたいなところが日本のトレランの競技人口は20万人くらいだよ、と予測しています。
マーケットの観点からしたらそんな感じだとおもいます。
つまり、トレラン関係の「何か」を買ったり見たり聞いたりする人の規模です。
実際に年に一度は山を走ったりレースに出たりする人は多分5万人くらいじゃないでしょうか。
わりと先鋭化が進んでいて、100マイル至上主義的な風潮が増してきたり、初心者向けのレースが減っていたりと、全体的には間違いなく縮小傾向にあると思います。
マーケット的には、「トレラン的な物」がファッション業界に取り入れられる事も多くなり、トレラン関係のメーカー・ブランドはまあまあ伸びている感じがします。
トレラン系のメーカーやブランド
ここではトレランを語る文脈でしかあまり知られていないブランドのことだけ紹介します。
それ以外のランニングや登山で既に有名なのはご自分で検索してください。
ウェア系の話
サロモンやパタゴニアを着ている人は勿論多いのですが、実際には国内ガレージブランド御三家、Answer4、ELDORESO、Mountain Martial Artsを着ている人がとても多いです。初心者を抜け出すとまず皆が試してみる、という感じです。
実際にクオリティが高いか、というと別にそういうわけでは無いですが、先進的な高機能な素材をつかっている事が多いので、なんならコスパも悪くない物もしばしば。
ただ、声を大にして言いたいのは、それぞれの派手な、一風変わったアイテムを組み合わせてハデハデトレランおじさんになっている人が大会でめちゃくちゃいます。
多分、ガレージブランドの中の人も「やめてくれよ」と思っていると思うので、やめてあげてください。
一世を風靡したgoodrのサングラスしてたらマジで最強のハデハデおじさんです。
それぞれのブランドは勿論カッコいいのですが、シャネルとヴィトンとディオールをいっぺんに着ちゃうみたいな名古屋嬢みたいなことは本当にやめた方がいいです、おじさんは。
初心者の頃はパタゴニアから始めるのが良いと思います。
私はもうずっとメインはデカトロンで地味に、地味に生きています。
コスパ良いし。
靴下はインナーファクトが人気です。私もこれです。
他にももちろんメーカーは有りますが、トレランやるならをまず履いてみて、ダメなら他のメリノとかドライマックスのソックスを試してみると良いと思います。
バックパックやギアの話
バックパック・ベストはアンサー4、パーゴワークス、サロモンなんかが人気です。
一昔前はレイドライトとアルティメイトディレクション、ネイサンというブランドが大人気でしたが、今はわりと低調な気がします。
とはいえ、技術的にも行き詰っている分野なので、カッコいいものを選べばよい気がします。
レースや山で前後のランナーと派手なバックパックが被るとマジで恥ずかしいので、それは覚えておいた方が良いと思います・・・。
トレランシューズの話
トレランシューズから始まったゼロドロップ信仰はロードにも普及していますが、いまはかなりゼロドロップシューズの雄、アルトラのシェアが伸びています。
次点でアシックスが多い感じで、その他ホカやサロモン、スポルティバなんかがおおいです。
一時期最もシェアを持っていたモントレイルは日本から撤退します・・・。
残念ですが、個人的には足型が絶望的に合わなかったので仕方がないかな、と。
ちなみに、今ファッション系やジムで人気になっているinov-8もトレランシューズ発祥です。
個人的には初めてのトレランシューズ、今ならアシックスが入りやすいし不足は無いと思いますが、実は私も今アルトラを履いておいて損は無いと思って、先日初めて購入して見ました。
ゼロドロップで縛ってシューズ作りをしているので、低ドロップ(踵とつま先のソール厚の差が少ない)のイノヴェイトよりも更に地面を感じられてて良いかも、と思っています。
トレイルランニングの有名人
わたしも結構最近までトレランの選手とはほとんど知らずに過ごしてきているので、ぶっちゃけ知る必要はない気がします。
日本に関してざっくり言うと、まずはレジェンドの一人でノースフェイスの後援を受ける、鏑木毅。
この方は日本の2大トレランレースであるUTMF(現FUJI)の中心人物でもあります。
もう一人のレジェンドで石川弘樹という方がいて、スポンサーはパタゴニア、日本2大トレランレースの一つである信越五岳トレイルランニングレースなどを運営しています。
あとはスカイランニングで世界トップを競う上田瑠偉選手。
日本の現役男子トレイルランナーの頂点ですね。距離は色々とあれど、世界の頂点で戦えるのは男子ではこの方だけです。
この3人くらい知っておけばだいたい話には付いていけると思います。
あとは世界の女子ミドルレースで日本人で唯一トップランナーといえる吉住友里という選手がいて、ズーミンというあだ名で親しまれています。
世界的にはキリアンなんちゃらとかパウなんちゃらとか有名な人は沢山いるんですが、テストには出てこないので覚える必要はありません。
ただ、だいたいのトレイルランナーは皆さんだんだんハゲてきていますので、それは覚えておいてください。
で、なんで人ってハゲ始めるとヒゲを伸ばすんですかね?
個人的には毛髪に対する名残惜しさがヒゲを伸ばす原動力になるのかな、と思っています。
日本のトレイルランニングレース概要
日本で圧倒的に有名かつ崇高、レースの中のレース、始祖にして最高峰と呼ばれているのがOSJのONTAKE100です。
同じような林道をただただ走るレースで、汚いおっさんがやたらと多いのが特徴。
もちろん私や仲間たちがあつまるのはこのレースです。
大人の大運動会、貧者のUTMB、ランナーの同窓会など色々といわれていますが、要はオシャレでも憧れでもなんでもないレースです。
このレースは覚えなくて良いです。忘れて下さい。
先ほどもあげましたが、日本の2大レースがFUJI100と信越五岳トレイルレースです。
この二つは初心者から上級者まで人気があり、TVなどが入る事も多く、非常に盛り上がります。
また、日本では歴史ある山岳レースであるハセツネカップと富士登山競争も有名でしょう。
シリーズレースとしてはOSJとKTFという運営が行っているレースが有名かつ人気で、OSJはストイックかつキツ目、KTFは楽しく走れるレースが多いです。
正直言って、あなたが素敵な女性や若い男性であれば、KTFコースをオススメします。
OSJのレースに行っても私たちの様なおじさんとしか知り合えません。
実は日本のトレイルランニング界隈では100マイル超レース至上主義が蔓延していますが、気にしないで下さい。
あなたが楽しいと思うレースに出れば最高のスポーツ体験が待っています。
トレランの始め方
さてここまで読んでもまだトレランに興味のある方は、まず近くの不整地を走ってみて下さい。
傾斜があるとなお良いです。
すると、濡れたに滑ったり。
石につま先をぶつけたり。
ランニングシューズだと色々と不都合が出てくると思います。
そこでトレランシューズを買ってみて下さい。
とにかく安いものでも、中古でも良いです。
はい、それで走ってくれればもうトレランですそれは。
トレランシューズ履いてなくてもトレランですけどね。
慣れてきたらまず初心者向けのトレランレースに出ちゃいましょう!
10~20キロくらいのレースがオススメです。
必携品はレースの案内にありますから、必ず持参してください。
これでもうあなたも立派なトレイルランナーですよ。
ただ・・・
山にトレランしに行くのって最高よ
山に一人でトレランしに行きますよ、となると一気にハードルは上がります。
これはここでは書ききれないくらいの準備が必要です。
なにせ、登山と同じか、それ以上の知識と装備が必要になってきますから。
しかし、これこそが最高です。
断言します、最高です。
アルプスの山々の稜線を辿り。

滝から滝へ渓谷を走り。
考え抜いた装備で寝床を作り。

仲間と酒を飲みかわし。

ドデカイ富士山の眺めながら泣いちゃったり。

本当に最高なので、出来れば挑戦してみて欲しいです。
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