以下の内容はhttps://ujimushisradjp.hatenablog.jp/entry/2025/12/17/000000より取得しました。


Mozc(Google日本語入力)を利用したT-Code(5) 補助入力のアイデア: 連想式漢字かな変換

※この記事は漢直アドベントカレンダー 2025 の17日目の記事になります。 なお,Mozcを利用した部首合成変換の記事の作成が遅れているので,No.3より先での紹介となります。

はじめに

今まで説明してきたように,最新のGoogle日本語入力,Mozcでは「ひらがな」だけではなく漢字を見出し語として利用可能です。 ということは,通常のかな漢字変換のように「ひらがな」だけを入力して変換をしているのは Mozc(Google日本語入力)の機能のごく一部しか利用できていないことになります。

また,T-Codeの開発者である山田氏も文献1の中で次のように述べています。

それでもわれわれは度忘れをする。そういった時にいちいち表を見るのはわずらわしい。 それで将来の標準タイプライタは同じ字に対して二重、三重のコードを準備しておけばよい。 第一のコードは能率一点張りのタッチ用コード、第二・第三のコードは意識的に考えながら検字できる、 はっきりとした構造をもったものを、索字ファンクション・キーと共に使えるようにする。

つまり,二重,三重のコードを準備することは悪くない,という事です。

T-Codeの場合,ひらがなの入力でも必ず二打鍵が必要です。カナ入力の場合と比較すると打鍵コストを2倍になります。

論理上はシフト等が必要ないので,高速に入力しやすいのですが,50歳も半ばを過ぎると少しぐらい ひらがなの打鍵数を減らしたいものです。

その希望に対し直接的に平仮名入力専用のカナ配列を用意したのが岡さんですが, 私の場合はそんな器用なことはできません。

で,色々考えたのが今回の内容になります。

私の頭の中のあれこれの妄想

2025年中はずっと漢直の過去の論文を読んでいました。 やはり印象に残るのは「連想式」です。連想式といえばダジャレ。ダジャレと言えば関西(?)。 関西に在住する人間として笑いの要素は外せません。

そこで,これまでの補助入力について列挙してみました。

  • かな → 漢字 (かな漢字変換)
  • かなと漢字 → 漢字 (交ぜ書き変換)
  • 別の漢字と漢字 → 漢字 (前回の同音異義変換)

前回で別の漢字から漢字に変換するアイデアができた。

ほんなら見出し語と変換後の関係と「かな」「漢字」を表にしてみようか。

変換元\変換先 かな 漢字
かな
漢字

まぁ「かな」が違う「かな」に変換されたら気持ち悪いからここではおいとこう。

あれ,漢字から「かな」に変換って無いんちゃうか。

まぁ普通は頭おかしいよなぁ。でも漢直なら 「かな」も「漢字」も同じ二打鍵。

漢字の読みを当て字に使ったら省エネちゃうやろか。

ほなら自分が一番使うフレーズについて考えてみよう。

こうブログなら大体「~と思います。」とか「~と思っています。」とか「~と思っていました。」

とかやな。これを当ててみようか。

「思い益」→「思います」とかどやろか?

「思○ます」でも「思います」って想像できるから「思益」→「思います」でええか。

「思ってい益」→「思っています」。う~ん。「てい」は「定」かな?

「思っ定益」。小っちゃい「っ」とかいらんやろ。

「思定益」→「思っています」。ええやん。

次。「思定ました」→「思っていました」。ストレートに「した」→「下」か。

「思定ま下」。まぁ「ま」抜けでもいいか。

「思定下」→「思っていました」

後は「思っていたところ」。これは「思って板所」とかベタでええか。もう「って」とかいらんな。

「思板所」→「思っていたところ」。ええやん。むっちゃ楽してズルしてる感じが自分らしくいい感じ。

自分の場合は小説家ではないから自分のことしか書かへんから,

  • 思う
  • 考える
  • 言う
  • 感じる

とか第一人称系の動詞だけ登録したらいいやろ。

他になんかあるかな。

「しかしながら」。「ながら」って「乍」やけど入力面倒やから「昨」使おうか。

「しか」が入ってるから「鹿」か。途中の「し」は無視無視。

「鹿昨」→「しかしながら」

よっしゃ。ネタとしては上出来や。ただし,この記事読んでる人には今季一番の寒波が頭の中を吹き荒れてるかもしれんけどな…

入力例

とまぁネタ(というか素?)はこれぐらいにして入力している風景とかも見てもらいましょう。

さいごに

今回は,日本初「Google日本語入力(Mozc)による漢字かな変換」の提案をしました。

漢直を利用されている方は,平仮名の一字につき2打鍵が必要なことが気になることもあるかと思います。 しかし,この考え方を利用すれば「打数を減らせてしかも覚えやすい」ということが実用可能ではないかと思っています。

しかも,漢直のベースの部分は同じで,その人特有の変換が実現可能です。

特にT-Codeの場合は一漢字二打鍵なので,更に省略効果が高い漢字列を設定できるかと思います。

ぜひ漢直を利用されている皆さんも「漢字を入力できることを最大限利用した変換」を考案して, 色々世に公開していただきたいと思っています。

それではまた。


  1. 山田尚勇: 日本語テキスト入力法の人間工学的比較, 日本語情報処理シンポジウム報告集 p1-33, 1978



以上の内容はhttps://ujimushisradjp.hatenablog.jp/entry/2025/12/17/000000より取得しました。
このページはhttp://font.textar.tv/のウェブフォントを使用してます

不具合報告/要望等はこちらへお願いします。
モバイルやる夫Viewer Ver0.14