自分が派生型の漢直ではなくT-codeを利用しているのは,東大の過去の研究で 既に練習法が提唱され,その練習環境が自分が利用しているものに対応していること が理由の一つに挙げられます。
なんせ怠惰な漢直ユーザーなので。
T-codeはおよそ1300文字(かな・カナ・一部の記号・数字も含む)が入力可能で, 全て二打鍵の運指に割り当てられています。
利用頻度の高いものから右→左,右→右,左→左,左→右(最後の二つはどちらが頻度が高いか不明) に割り当てられていて,最上段を除く運指のおよそ900字が頻度の高い文字になります。
そして,諸事情から追加された文字が上段を含んだ運指に400字ほど割り合てられていることになります。
練習環境は「EELLL」と呼ばれ,私が使うEmacsでの環境の他,「EELLL.js」であれば誰でも利用可能です。
これは理想である「文字を入力する時に手が勝手に動く状態」までもっていくための練習の一手法として考案された方法で,eelll.jl memoのリファレンスにもある日本語タッチタイプ入力コード用の練習システムの作成(情報処理学会 第 25 回 (昭和 57 年後期) 全国大会 講演論文集 (II))に詳細の情報があるらしいのですが,まだ入手できていません。
最近漢直に関する過去の文献を漁っていた時に,今後楽しくt-codeを使っていくには やはり基本に立ち返って「EELLL」で練習をする必要があると感じたからです。
再度練習していくと,右→左,右→右の最上段を除く文字はそこそこ入力できている(およそ450文字) 感じなので,左手周りの練習を現在やっています。
EELLLの練習法はかなり個性的で,
- 覚えたい漢字を使った色々な種類の熟語を並べた文章を入力し,「一連のフレーズ(手の動き)」で覚える(手で覚える)
- 入力間違いで修正するのは禁止(間違ったフレーズの印象が大きくなって間違いを覚えてしまうのを防止)
- 自分が入力した文字を出力しない(文字を見るのではなく指の動きに集中させる)
といった感じです。
なので練習中の画面は周りから見ても全く派手さがありません。 まさに昭和のスポコン一直線です。
そんな地味な練習を地味な動画に記録しました。
こんな地味な練習が必要な漢直,皆さんはマネしないでネ。