Julia v1.11.5リリース
Julia言語のバージョン1.11.5が4月15日にリリースされました。 わりと寝耳に水な感じで,よくアップデートされるなぁという感じです。
Julia v1.12.0-beta1リリース
Julia1.12.0-beta1が4月4日にリリースされています。
あくまでベータ版なので,一般の我々にとっては関係のない話ですが,半年後ぐらいに正式リリースされる準備,
パッケージ開発者はこれで動作確認をして次の正式リリースに備える,という感じです。
が,どのパッケージも実際に対応されるのは正式リリースされてからというのがほとんどのような気がします。
JuliaCon 2025 登録・チケット販売開始
今年の7月22~26日にピッツバーク大で開催されるJuliaCon 2025の登録・チケット販売が開始されました。 アーリーバードでの販売価格ということのようです。(5月15日まで)
なかなかいいお値段ですね。貧乏暇なしの自分にとってはなかなか厳しい感じです。
「参加する気もないくせに」というご批判についてはごもっとも。まったくその通りだと謹んでお受けいたします。
Julia Dispatch(PodCast)にPlots.jlメンテナのSimon Christさん登場
まったく個人的なトピックなのですが,Julia言語のポッドキャストJulia Dispatchに
私が非常にお世話になっているPlots.jl
のメンテナの一人Simon Christさんが登場しています。
まぁ基本的に英語はよく分からないので,何回も聴いて楽しみたいと思います。
聞き取れた中で,「(Plots.jlの)開発よりも家族との時間や自分の時間を大切にしている」(続けていくコツみたいなものを尋ねられた時に) みたいな事を言っていたのに非常に好印象を持ちました。
文句は言うけど全くサポートしようとしないユーザーが多いJulia言語界隈で 貴重な方だと思います。
理不尽なイシューにも負けずマイペースで続けていって欲しいです。
About Julia’s development policy regarding Windows
Julia Discourseの中で, About Julia’s development policy regarding Windows (リンク先を修正(2025-04-27)) というとある医療系のエンジニアの彼いわく
- JuliaのWindowsインストーラはバグだらけ
- PackageCompilerは私のシステム内にあるVisual StudioやMinGW-w64を使わず勝手にコンパイラをインストールしてそっちを使う
- Julia 1.12 beta1のjuliacでコンパイルオプションに対応してない
とか何とかのイチャモンをつけているスレッドがありました。
私が考えるJulia言語の印象は次の通りです。
- Julia言語は exe化して利用する用途には300%不向き
- Julia言語のベータ版はパッケージ開発者用バグ出し向けバージョンなので,素人が手を出してはいけない
- Julia言語は高速動作がウリと言われているが,高速化にはコツが必要で高速動作に固執するとだいたい不幸になる
- Julia言語は私が考える分には汎用的なプログラミング言語だが,どうも一般人からは理解し難いポリシーみたいなものがあり, むしろ特殊なプログラム言語だと考えた方がうまくいく気がする
上記の1, 2, 4のところで,Julia言語の特性を全く考慮していない感じでした。
特にWindowsのソフトウェア開発者に多いのは,ソフトウェアは実行ファイル化してなんぼみたいな意見で,
そうであるならJulia言語は最初から選択肢から除外しておく方が幸せになれると思います。
JuliaGrid.jl – A Framework for Steady-State Power System Analysis
自分の業務分野に関係するかもというところでは, JuliaGrid.jl – A Framework for Steady-State Power System Analysisというのが紹介されています。
他にPowerModelsとか,PowerSystemsとかもあるようですが, あまり内容の方を確認できていません。
といっても仕事で定常解析はやらないし,会社の本業は計測なので関係ないといえばないといった感じです。
国内の企業側だと電中研によるY法を中心とした定常解析ソフトを使うのが一般的で,貧乏メーカーだと使えないということもあり, こういったものを使うのも検討してみてもいいかもしれないと思っていますが,退職までに導入できるでしょうか?
まとめ
今回は,かなり自分の興味にかなり偏った内容でしたが,まぁ基本は日記の延長(というか日記そのもの)なので, 別にいいですよねぇ,といった感じです。
[蛇足]今月のTiobe Index。Julia言語は31位
Julia言語は今月もTiobe Indexで31位。
実は20位以内にランクインされるとその言語専用のページが作られるのですが,21位以下になると そのページは更新されません。
Julia言語は2023年8月から時が止まっているようです。
[追記]TerminalPager
最近知ったのですが,TerminalPagerがすごく便利です。
ターミナル上でlessコマンドっぽい挙動をします。Windows上でも問題なく動きます。
using TerminalPager readdir() |> pager
とかで,カーソルキーやpage up/down キー等で移動ができ,/とかで検索もできるlessコマンドっぽい
環境を実現しています。

詳しくは別途調べていただければと思います。
Startup time of 1000 packages – 53% slower in Julia 1.12 vs 1.10 (追記[2025-04-27])
Startup time of 1000 packages – 53% slower in Julia 1.12 vs 1.10という記事がJulia Discourseに紹介されています。
実はこの原因には少し心当たりがあって,Juliaの1.11のcompiledフォルダには各パッケージ・バージョンに各一つずつのオブジェクトしかないのですが,1.10にはとにかくいっぱいのオブジェクトファイルが放置されています。
その容量占めて16GB。おそらく1.10では不要な過去のコンパイル済みオブジェクトの削除を省略しているのではないかと思います。
特にWindowsのファイル削除スピードの遅さは顕著なので,より遅さが強調されているのかと。
やはりJulia言語は毎日PCを起動するとjuliaを起動しパッケージモードにしてupdateとするような変人しか向いていないのだと痛感します。
This month in Julia world 2025-02 with the Julia Dispatch hosts (追記[2025-04-27])
This month in Julia world 2025-02 with the Julia Dispatch hostsという記事がJulia Dispatchというpodcastチャンネルで配信されています。
Juliaの開発者のゲストが用意できなかったということでの配信のようですが,個人的にはこういうのも定期的に配信して欲しいですね。 私もまだ聴いてないのでこれから内容を確認したいと思います。
日本からのパッケージアップデートでWarningが発生中[日本時間2025-04-28 16:00~]
今現在パッケージのアップデートをすると,日本からの場合 https://pkg.julialang.org/registries/へのアクセスがhttps://ja.pkg.julialang.org/registries/に転送されて,「接続できないよ」みたいなエラーみたいなメッセージが表示される。
本当にアップデートできていないのかとJULIA_DEPOT_PATHに一時的な環象を設定してアップデートしてみると,最終的にはhttps://github.com/JuliaRegistries/General.gitからパッケージの一覧をダウンロードして更新しているようだ。
といってもx.comでもJulia Discourseでも話題になっておらず,自分としては今一つよく分からない挙動になっている今日この頃。
追記 日本時間 2025-04-29 16:00頃
無料で使えるプロキシサーバー経由でhttps://pkg.julialang.org/registries/にアクセスしたところ,ヨーロッパからならhttps://eu.central.pkg.julialang.org/registries/に飛ばされ,アメリカからはhttps://us-east.central.pkg.julialang.org/registries/に飛ばされてエラーになっているので,おそらくサーバーの設定を間違えているのではなかろうか? (転送設定を切ればOK?)
まったくJulia言語の大本営は世界のJulia言語ユーザーをバカにしているよね。
追記 日本時間 2025-04-30 00:30過ぎ
知らない間に復旧していたようです。 追記時点ではWarningは出ていないようです。