ibus-mozc独自の候補メニュー表示時の不具合
最新のibus-mozcをubuntu 24.04でWayliand上で独自の候補メリューを表示している時, メニューでの選択と実際に選択されている単語が違う時がああります。
一応動画に撮れたので例として次に示します。 メニューで選択している文字列と文節で表示している文字列が 違っていることが分かるかと思います。

ただ,これ不具合は必ず発動する条件というのが私の方では分かっていません。
自分の環境では「サジェスト候補数をMaxの9にしている」とか原因となる怪しい条件はありますが, 既に入力した単語がサジェストも候補に入る時に不具合があるような個人の感想です。 ただ,再現条件をそこまで本気で調べる気もあまりない感じです。
おそらくCIでは再現しない(入力履歴の再現が難しい)ので,解決は長びくような気がします。
なお,あまりibusのメニューでは見たことがない不具合なので, ibus-mozcのWaylandセッション固有の問題なのではと推測しています。
ibus-mozcの区切りが表示されない問題に対応する二つの機能拡張
GNOMEをWaylandセッションで使用しているときにibus-mozcで 日本語入力をすると変換範囲のハイライトが表示されないという問題があります。
これは,ibusのWaylandセッションに文節を表示する機能がないためですが, これを解決するためにPreedit-Highlight-PopupとPreedit Highlight For Japanese IMEという Gnomeの拡張機能が出ています。
Preedit-Highlight-Popupは,文字列の変換部分とは別に変換対象をポップアップで表示するもので, Preedit Highlight For Japanese IMEは変換中の文字列を太字で表示するものです。
これらを同時に適用したものを次のGIFファイルに示します。

右上の別にポップアップ表示しているものがPreedit-Highlight-Popup,変換中に太字の位置が変化しているのがPreedit Highlight For Japanese IMEになります。Preedit Highlight For Japanese IMEはフォントサイズが小さいと判別しづらいような気がします。
なので,高解像度のディスプレイを使っている時はいい感じかと思います。
かなりibus-mozcの不具合を改善します。対応するGnomeのバージョンは46を中心としたもので, ubuntu 24.04を使っている人には大いに役に立つと思います。
しかし,Gnomeのそれ以外のバージョンでは対応せず,勢い24.04へのバージョンアップをすることを検討に入れる必要があるかと思います。 Preedit Highlight For Japanese IMEの対応バージョンは45, 46, 47なので, ubuntuの24.10までは何とか使えるかと思います。
ibus-mozcの最新版ビルドを22.04で使ってみる
ubuntu 22.04のPCで,ibus-mozcの最新版をdockerでビルドして試してみました。
その結果,何となく次のようなことが分かっています。
- 一部のjavaアプリでもこれまでと同じく問題なく入力できます。 これで,java上での入力は「ibus」の変更(22.04→24.04間)が大きく影響していることが確認されました。
- ユーザー辞書について,辞書登録時に警告はされるのですが,見出し語に漢字が効くようになっています。 平仮名や漢字の他,記号も可能だが「片仮名」は反映しません。 なので,後置の部首合成とかに片仮名を利用することはできません。
といった感じですが,2つめは明らかに漢直(漢字直接入力)をやっている人しか関係しない内容で, 本当にどうでもいい情報です。
まとめ
とりあえずここ最近自分の方で調べたり試してみたりした内容は以上です。