先週末、スペインのバレンシアに行った。バレンシアに日本人の友達が家族で住んでいて、訪問。
海外にいる友達に会いに行く旅が好きで、機会があればできるだけ行くようにしている。普段大した目的もなく旅行することが多いのだけど、旅にはテーマ性がすごく大事だと思っている。友達を訪ねるのだと「母をたずねて三千里」的なテーマ性が自動的に付くから、満足感の高い旅行になりやすい。
現地で友達と待ち合わせて、ドバイのビーチサイドでシーシャを吸ったり、ニューヨークでステーキを食べたりしたことがあったけど、どれも良い思い出になっている。
バレンシアはスペインでは三番目くらいに大きい都市で、僕が住んでいるロンドンからのアクセスも良く、飛行機の直行便で行ける。
Ryan Air というLCCで航空券は片道6000円だった。空港までの電車で同じくらいの値段はかかるという罠はあるのだけど、それでも十分に安い。空港もLCCターミナルにしては綺麗で効率的。
バレンシアは最高だった。歴史があって街の雰囲気も綺麗で、気候も良いし、ごはんも美味しい。

残念なことに、今回の本題はそれじゃない。
異変に気づいたのは、ロンドンの自宅からLCC空港に向かう電車の中。朝7時に何も食べず自宅を出たので、駅のベーカリーでコーヒーとクロワッサンを買って朝ごはんにすることにした。
クロワッサンを右の奥歯で噛むと痛む。芯が痛んで電流が走るような感覚。この時点では、もう片方の左側の奥歯で噛めばいいのであまり気にしていなかった。
午後バレンシアに着いたあと、旧市街を散歩する。特に噛んでいなくても奥歯と頭が同時に痛くて、耐えられない痛みになってくる。
頭痛薬をあまり持ってきてなかったので、その場で薬局に入ってイブプロフェンを買う。錠剤が日本のやつよりも2-3倍くらいの大きい。道でオレンジジュースを絞ってもらい、薬を飲む。本物のバレンシアオレンジは優しい甘さで美味しかった。

1日目は買ったイブプロフェンを4時間おきくらいで飲んで、大きな問題なく耐えることができた。
2日目。その日はバレンシアを後にして、マドリードに移動する予定だった。高速鉄道に乗る。電車に乗ったあと、痛み止めを飲んでも歯が痛い状態になる。何かができるわけでもなく耐えるしかないので、スペインの乾燥した大地の風景が流れるのを窓から見て気分を紛らわせていた。
マドリードに着いたあと、なんとかホテルに移動する。薬局で追加でアセトアミノフェンを買って、2種類の痛み止めを何時間かおきに交互に飲む。
マドリードでは美術館を巡るつもりだったけど、痛くて特に何もできずホテルで寝ていた。痛み止めが効いてる時間だけ眠り、痛みで目覚めるのを繰り返していた。痛み止めが効かないレベルの歯痛というのは初めてでなかなかショックな体験だった。イブプロフェンの大きい錠剤を最大量飲んだあと、1-2時間は平気になるのだけど、それ以降は元のように痛くて何も考えられなくなる。
マドリード(2回目)に来たが、突然の歯痛で全然それどころではなく、ゴヤ見学失敗… pic.twitter.com/KJUnuAy84N
— uiu (@uiu______) February 9, 2026
3日目。ほんとは現地からリモートで仕事をする予定だったが、まともに集中できないので休みにする。ChatGPTで調べていたのだけど、痛み止め二種類を交互に最大量飲んで耐えるしかないらしい。*1ひたすら耐えて飛行機で移動して、ロンドンの自宅に帰って眠った。
その翌日も微熱があって仕事を休んで1日寝た。その後は痛みの症状はマシになって、緊急のアポイントメントをとって歯医者に行った。抗生物質をもらって痛みは落ち着き、問題なく生活ができるようになって今に至る。
今回の学びは「海外旅行中に歯が痛くなると、痛み止めを飲んで耐えるしかない」ということである。申し訳ないくらいどうしようもない結論。
痛みが出てきたら、持参したのを飲むか、できるだけ速く薬局に行ってイブプロフェン(Ibuprofen)かアセトアミノフェン(Paracetamol)を買う。痛みの程度に合わせて、片方を飲むか、もしくは両方を交互に飲む。Paracetamol という英単語は初めて知った。
歯科治療は旅行保険では基本的には保障されない。自由診療で現地で歯医者に駆け込むのもできるだろうけど、現地の歯科医療事情にもよるし考えなければならないことが多い。現実的には短期の旅行なら耐える、ということになる。
旅をしていると、どうしようもないことに対応しないといけないことはある。