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ロンドンの物価をいかにして克服するか

僕はこれまでこの話題を避けてきた。それでも、そろそろ語るべきタイミングだと感じている。

ロンドンの物価は高い。物価の話はどう書いてもちょっと暗い話になってしまう。生活にかかるお金でいうと、毎日背中に鞭を打たれるように痛みを感じていた。

何を買っても日本の2倍くらいはするというのが正直なところで、たとえばファストフードでもKFCで1人用のセットを頼むと10ポンド(約2000円以上)はする。

スーパーで日常の買い物をするとき、出先で外食をするとき、コンタクトレス決済のカードを端末にかざすたび、じわじわと精神力を削られている感覚がある。

2025年12月現在のレートで 1ポンド = 208円だが、簡単のため1ポンド = 約200円としてざっくり計算する。ちなみに、日本円に対してのイギリスポンドの価格は円安のトレンドでこの5年で上がり続けていて、この10年でも最高値になっている。

Nando's の洗礼

イギリスには Nando's という南アフリカ発祥のチキンチェーンレストランがある。ペリペリソースというスパイシーなソースが特徴で、美味しい。
ロンドンに来た初日に行って、普通のチェーンレストランなのだけど18.6ポンド(約3800円)くらいして困惑したのを覚えている。

今思っても、かなり高い。チキンもスパイシーだったけど、価格もスパイシーなディナーだった。

価格は日本の2倍で、品質は2分の1

価格は日本の2倍で、品質は2分の1」とよく言われるけど、これは大体正しい。
正確に言うと、価格は日本の2~3倍、品質はモノにもよるが大抵は日本以下だ。

わかりやすい例で、日本食チェーン店の丸亀製麺カレーうどんを食べると11ポンド(約2200円)する。麺にコシがなくて、全然美味しくないと胸を張って言えるようなクオリティ。

地下鉄があって便利ではあるけど高くて、自宅(Zone 2)と中心部を往復すると6ポンド(約1200円)かかる。多くの区間では電波は圏外で繋がらないし、土日でも路線ごと閉鎖されて電車が止まる。

自分で払ってないので正確な値段はわからないのだけど、工事などサービス類の質も大体は低い。

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食料品

イギリスのスーパーの食料品は比較的安い、と言う人もいる。たしかに、パンや野菜などモノによっては日本の東京での価格とそこまで変わらないようなものもある。

ただし、卵1パック 3ポンド(約600円)したり、コカコーラ500ml 1.9ポンド(約400円)したり、高いものだって多く、結局色々買うと日本でのレジでの会計の2倍くらいはしていることがほとんどだというのが実際の感覚になる。

スーパーでは、Ready to eat というチンすれば食べれるお弁当のようなものが4ポンド(約800円)くらいで売っている。料理する気がないときには便利ではあるけど、味がなくて美味しくないものが多くて、日本のコンビニ等のお弁当を思うと非常にレベルが低いと言わざるを得ない。

ただのモノでも高い

同じモノではあれば安いのでは?と思われるかもしれないが、不思議なことにそんなことはない。先日付箋を買おうとしたが、日本の100円ショップなものでも300円くらいする。
日本の Amazon で調べるとポストイット的な付箋は 5パック100枚 500円だが、Amazon UK だと6ポンド(約1200円)する。USB充電器など同じAnkerなどのメーカーの電化製品も高い。

電気代

冬の電気代は高く、節約意識しながら使って1日6ポンド(約1200円)くらい。月だと200ポンド程度(約4万円)。 家の暖房が電気式ヒーターだというのもあるけど、なかなかに高い。

それほど高いと感じないもの

個人的にはそれほど高いと感じないものもある。

カフェでのラテなどコーヒーは3-4ポンド(約600-700円)くらいなのだけど、日本でのちゃんとしたカフェの価格とそう変わらない上に美味しくて満足度が高い。 エスプレッソ系のコーヒーの質は平均して高いし、甘い菓子系パンなど軽食も美味しい。カフェ内で過ごすときにもフリーWi-Fiがあって体験の質も高い。

近所のローカルパブでビールを飲むと、1パイント6.5ポンド(=1300円) なのだけど、美味しくてタップから出るビールの選択肢も豊富で、価格に対しての満足度が高い。 パブにはいつでも行けて一杯だけでも飲めるウェルカムな雰囲気があって素晴らしい。タージマハルなどにも匹敵する世界遺産だと心の底から思う。

いかにして物価を克服するか

最初の1ヶ月はなかなか苦しみがあったのだけど、ここまでの2ヶ月程度の生活で物価に対してのつらさは段々と克服できるようになってきた。

1つ大きかったのは、イギリスの銀行口座にポンドで給与が入ってくるようになったこと。ポンドで直接生活費を払うようになったことで、日本円のことを考えることなく、ポンドの足し算引き算だけを考えればよくなった。日本円脳の呪縛から解放された。

もう1つは、1ポンド=100円と考えるとそこまで物価は高くない、と気づいたこと。KFCで1人用のセットは10ポンドなのだけど、日本円だと1000円くらいの価値のように感じる。そう感じるなら、価値に対しての頭の中のモノサシをそれと同じようになるように調整すればいい。

「価格は日本の2倍で、品質は2分の1」は裏を返せば、日本と同じ品質の仕事を2倍以上の価格で売れるというわけで、働く人間にとっては大きなビジネスチャンスだと言える。

僕たちはこの土地に働きに来ている。働くことでしか物価からは逃れられないのかもしれない。




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