このブログはからあげ帝国 Advent Calendar 2025の23日目の記事です。

今回は最新のAIのIDE環境であるIBM Project Bob(以下Project Bob)を使用してゲームを作成した感想とゲームの紹介となります。 これまで、Claude Codeや Gemini CLiなども使ってみたのですが、どうも馴染めなかった2025年。他のVSCodeベースのClineやRoo Codeも試したのですが、こちらも慣れることにできず、相変わらず、Webのチャット形式でポチポチと対話をしていました。Antigravityが発表されて、試そうかなと思っていたところ、Project Bobのアーリーアクセスで使えることになりました。あまり使用している人もいないツールでもあったので、先にこちらを試しています。
個人的には、しっくり来る感じのものが使えたなと思えました。自分には合っていたということでしょうね😊 バックエンドがAnthropicのClaudeになっているのも影響しているかもしれません。
AIエージェントと一緒にゲーム開発してみた感想
昨年のAdvent Calendar 2024でもLLMを使用したゲームを作ってはいましたが、
今回は、LLMの能力も圧倒的に強くなっていることもあるので、比較的ちゃんとしたゲームを作ろうと考え、「からあげキャッチゲーム」を作ってみました。
もしかしたら既視感があるかもしれませんが、忍者が父親からチクワと鉄アレイを投げつけられるというゲームではありません。
ちなみにProject Bobとは?
Project Bobは、IBMが提供するAIエージェント主導の開発パートナーです。従来のコード補完ツールとは一線を画し、要件定義から実装・レビューまでを一貫して支援してくれるのが特徴。企業向けを前提に設計されており、レガシーシステムのモダナイズから新規アプリ開発まで幅広くカバーしています。
Project Bobのウェイティングリスト
出来上がったゲーム!
今回作成したのは、シンプルな「からあげキャッチゲーム」です。 以下の画像をクリックするとプレイできます🍗
ゲームの特徴
- 操作方法 … 左右キーで移動、スペースキーでジャンプ
- ルール … 60秒の制限時間内に、降ってくる唐揚げをキャッチして得点を稼ぐ
- ボーナス要素 … コンボでボーナス点ゲット!
- お邪魔要素 … レモンに当たると2秒間スタン(からあげにレモンかける派への挑戦状...?)
レトロなドット絵風のグラフィックで、鳥居の前にコックさんがいる和風テイストな世界観。プレイヤーキャラクターはかわいいロボットです。 ちなみにゲームのスプライトについてはProject Bob使えないので、GoogleのNanoBananaPro(作成)とCanvaのAffinity(サイズ変更や背景削除)を使用しています。
Project Bobを使ってみた感想
良かった点
1. 対話的な開発体験
「唐揚げが降ってくるゲームを作りたい」という曖昧な要望から、AIエージェントが具体的な仕様に落とし込んでくれる感覚は新鮮でした。まるで優秀なペアプログラマーと一緒に作業しているような体験です。
2. 素早いプロトタイピング
アイデアを形にするまでのスピードが圧倒的に速い。ゲームロジックの骨格をサクッと作り、そこから細かい調整を重ねていく開発スタイルがとても快適でした。
3. 学習コストの低さ
こういったAIツールはプログラミングの敷居を下げる可能性を秘めているということ。コードを書くことへの心理的ハードルが下がりますね。
気になった点・今後に期待する点
- 細かいUI/UXの調整は、まだ人間の手が必要な場面も
- 複雑なゲームロジックになると、意図を正確に伝えるプロンプトエンジニアリングのスキルが求められる(設計書はPlanモードで作ってからコーディングするとかなり手間が省けます)
- 作業中のファイルがあるとそれがノイズになるので、極力ディレクトリ内に作業ファイルをいれない方がいい。(ハルシネーションの元になります)
おわりに
Project BobのようなAIエージェント主導の開発ツールは、開発者の生産性を大きく向上させる可能性を感じました。特に「アイデアはあるけど、実装に時間がかかる」というボトルネックを解消してくれるのは大きいですね。
もちろん、AIが生成したコードをそのまま本番環境に投入するのは危険ですが、プロトタイピングや学習用途としては非常に優秀です。

ちなみに、私のハイスコアは269点。皆さんもぜひ挑戦してみてください(笑)
ゲームへのリンクはこちらです。
また、今回作成したゲームのソースコードは以下のGitHubに公開しています。
Project Bobのウェイティングリスト(再掲)
この記事は2024年12月に執筆しました。Project Bobは開発中のサービスのため、機能や仕様は今後変更される可能性があります。
