前回のエントリでは、Raspberry Pi Pico(以降Picoと呼ぶ)をMicroPython環境で開発できるように設定をしました。
このままMicroPython環境のままでもいいのですが、ArduinoIDEでも開発したいなあと思ったときに元に戻せないのは結構痛いです。そこで、元にちゃんと戻すことができるのか確認してみようと思います。あまり、そのあたりのことを書いたものがなかったので、本当に戻るのかなと不安もありましたし。
実は3枚セットで購入していたので初期状態のものも手元にあるので比較は簡単でした。 では、実際に行ってみます。
状態の確認
初期状態のPicoはBOOTSELボタンを押してUSB接続しても、しなくても同じ状態としてドライブ認識が行われます。RPI-RP2というボリュームラベルで認識されます。

では、MicroPython環境になったPicoはというと、PCにUSBに接続すると以下のようなCIRCUITPYというボリュームラベルのドライブとして認識されています(※BOOTSELボタンを押さずに接続)。ファイル構成も結構変わっているのがわかります。

MicroPython環境のPicoを初期状態に戻す
初期状態に戻す方法は簡単です。
まずは、公式サイトのUtilitiesにある、Resetting Flash memoryのUF2ファイルをダウンロードします。

ダウンロードすると以下の名前のものが保存されます。

続いて、BOOTSELボタンを押しながら起動したPicoにflash_nuke.uf2というファイルをコピー(ドラッグ&ドロップ)することで元に戻ります。ドラッグ&ドロップすると自動で再起動がかかり再認識され以下のような状態(初期状態)になります。

これでPicoは初期状態に戻りました。

おわりに
初期状態に戻せなかったらどうしようと思っていましたが、ファイルをコピーするだけであっさりと初期状態に戻りました。
ちなみにBOOTSELボタンを押しながら起動するとPicoはBOOTSELモードで起動し、RP2040 チップ内の読み取り専用メモリを読み込む設定になっているようです。このモードの状態は上書きもされません。メンテナンスを行うときにはPicoをBOOTSELボタンを押しながらUSB接続すれば良いとのことでした。
気が変わってArduinoIDEなどの環境で開発をすることになったら忘れずに初期化しましょう。