少し前にヨガの「三角のポーズ」について書きました。
今日はそのもう少し先、というか、奥にある
ヨガの三つの鍵について書きます。
エネルギーの鍵を開けっ放しにしないこと
ヨガでは背骨の中心にエネルギーの通り道があると考えています。
背骨の3つのポイントを鍵のように意識して、そこをほどよく締めることでエネルギーを分散させないように。
と、昔の人が考えました。
ヨガが筋トレと違うところは、こういうところ。
そしておもしろいのは、練習を続けていると本当にそうだなと感じられるところです。
大昔の人(11世紀ぐらいの人)と、ポーズを深めながら「ほんとだー」「でしょう?」なんて交歓している感覚になります。
3つのバンダ
この鍵をヨガでは「バンダ」と言います。
下半身に2つ、残りのひとつは喉にあります。

三角のポーズは喉のバンダが外れやすい
三角のポーズにはヨガの奥義を長年かけて感じる要素が詰まっています。
1)足指・足首と足底筋がしっかりし、ふくらはぎが柔軟だと、肛門の奥のバンダが締めやすくなります(つま先だけで頑張るとお尻がぴょこっと出ます)
2)股関節とお尻の内奥の筋群を柔軟に扱えると、お腹のバンダ(丹田)が締めやすくなります
この1と2が安定して胸でしっかり呼吸ができると、喉のバンダが締めやすくなる。
喉のバンダまで意識できるようになるには、下半身とつながる練習が必要です。
それまでは、多くの人が通る道としてこんな通過点があります。

インストラクターが「必要ならブロックを使って」という理由
下半身と上半身の連携がバラバラだと、喉のバンダまで意識が届きません。
よくヨガの先生が「床の方へ無理して手を下げなくていいですよ。スネや足首でいいです」とか「ブロックを使う人は使って」と言いますね。
このように軽減ポーズが提案されるのは、筋力や柔軟性の補助だけでなく、主に呼吸をしやすくするためです。
頭の位置に無理がない状態で呼吸をし(頭は重いのです!)、顎が少し引きやすくなると喉のバンダも意識しやすくなります。
このように。

エネルギーを頭頂までつなぎたいので、首の後ろを意識します。
鍵は下から順に、全部を少しずつ締めていく
鍵を確認する順番は下からです。
下からギュウギュウ一個ずつ締めていくのではなくて、優先順位は下からで
少し締める(肛門近く)
少し締める(骨盤の中)
↓
もう少し締める(肛門近く)
もう少し締める(骨盤の中)
そろそろ喉も少し締める(声門を丸く均等に少し締める)
ヨガが鼻呼吸なのも、このため。
鍵を確認する順番は下からです。

このように、ポーズを進めていく段階で「まずは下から安定させること」を意識します。
手順としてのその先は、前回書いた通りです。
* * *
練習を重ねていると、ポーズの形よりも、この感覚を整える気持ち良さがよろこびになります。
年齢を重ねると関節や筋肉は硬くなりやすいけれど、この鍵のチューニングとエネルギーの通り道が整う気持ち良さは変わりません。
<わたしからのヨガのお知らせ>
エネルギーの流れを整えるために身体を動かしたくなったら、どうぞおいでください。
一緒にやってみましょう。