五浦美術館へ行ってきました。岡倉天心記念室を観に行きました。
この8月の蒸し暑いなか、駅から歩いて行きました。
友人とおしゃべりしながら1時間近く歩きました。

振り返ると驚くほど歩いていました。
次回はタクシーで行きます。(帰りは下りが多いのでラクでした)
グリーンのメンテナンスがぴっちり


木の揃え方が、チャーリー浜さんの髪型くらい綺麗にまとまっていました。

ムニムニした形がかわいい。シザーハンズにもほどがある。

この空間美!
美しいデザイン。内藤廣さんの建築

入り口に到着した時点で、美しさに見惚れました。

この水面が静かに揺れるのを、隅っこや溝を点検しながら、「これどうなってんの?!」といつまでも眺めました。


内部も広々として自然と調和したやさしい明るさ。居心地のいい美術館です。
内藤廣さんデザインの建築物をもっと見たいと思って後で調べたら、三重県鳥羽市の「海の博物館」が出世作とのこと。
自然と調和しつつ不自然なモダンさに偏らず日本の海の生活が感じられる、すばらしい場所です。
思い起こせば30年前。わたしは学生時代に海の博物館で研修を受けさせてもらったことがあったのでした。
岡倉天心記念室(美術館の中)

この、ほっぺがふっくらとしたお髭のお顔、あるいは平櫛田中作の岡倉天心像のあの姿が、わたしにとっては馴染みの岡倉天心像。
なのですが、
一緒にいた友人が
「こんな顔だったっけ? もっとシュッとしたイケメンじゃなかった?」
と言うので、
「え? シュッとはしてないよ。ほっぺた大きいよ」
「えー? そうだっけ・・・」
と話していたら、館内の人に声をかけられました。
(わ。声が大きかったか。注意されちゃう
・・・ごめんなさい)
と謝る体制を整えたら
「その、イケメンの頃の写真がこちらにございます」
と中へ案内されました。(笑)
年表と写真の前で、盛り上がりが止まりません。
そして友人の言う通り、確かに若い頃はほっぺたがシュッとしています。
「わたし教科書で見てたのこの写真の印象だよ」
と友人が言っていたのは、フェノロサとの交流が始まった若き日の姿でした。
「それにしても、ほんの数年で顔が変わりすぎじゃない?」
「ほんとだね。なんでだろ」
「・・・ 酒か。」(ふたり同時)
・・・とヒソヒソ話していたら、これまた案内の方が
『あの、だいぶお呑みになったそうです・・・』
と、ナイスアシスト w
楽しすぎる!
* * *
展示も楽しく、わたしが一番印象に残ったのは、縦書きの日本語と横書きの英語の「直筆」でした。
文字に特徴があって、特に日本語はまるで絵のような崩れ方で、下がり方が独特。
アルファベットの方がすらすらと書かれている印象です。
展示物の中には、プリヤンバダ・デーヴィー(インドの女性詩人)との文通の、女性から届いた手紙も展示されていました。
コルカタのタゴール・ハウスでも、この交流についての展示があったので、この詩人の女性の写真を覚えていました。
天心記念館(旧邸宅近く)も必見

ここから徒歩数分のところにある、旧邸宅近くの「天心記念館」に、とても印象に残る彫刻作品がありました。
平櫛田中作の彫刻「活人箭(かつじんせん)」という作品です。
人間の気迫を彫った木の作品で、これほど印象に残るものを過去に見たことがありません。
海沿いにあります。
中でゆっくり休めて食事処もある、居心地のよい美術館です。
電車の中で本を読むのが好きな人なら、都心から日帰りで五浦まで来て過ごして帰るだけでも、きっといい気分転換になります。