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映画『白い巨塔』(1966年)を観て、いまさらながらどハマりしそう

先日映画『白い巨塔』(1966年)を観て、いまさらながらどハマりしそうで時間が足りない夜を過ごしました。

噂には何回も、いや何十回も聞いていて、何も見ていないのにどういう話か知っている『白い巨塔』。
これが期間限定で角川のYoutubeで無料公開されており、2時間半もある長い話なのに一気に観てしまいました。
なにこれすごい。

 

通称「唐沢江口版」といわれるドラマを多くの人が見ていた2003年には、わたしはまだ毎日終電まで働く生活をしていて、流行りものはすべて週末に会う友人から教えてもらうか、飲み会での話題で知っていました。
そのくらい、当時多くの人がこのドラマの話をしていました。

 

だけどわたしはどうにも、長編ドラマを追いかけるのが苦手。
・・・と思っていたら突然、田宮二郎モノクロ版の映画が目の前にポンと差し出され、再生ボタンを押してしまいました。

 

はじめは、30分くらい観てみようと思っただけでした。
が、停止できない。どうなるのこれどうなるの、ってゆーか、みんなの気持ちが組織の縮図すぎる。
オープニングから手術の映像で、ググッと引き込まれます。
しかも知っていた結末とは違って、すごくいいところで終わる。
法廷シーンの緊迫感もたまりません。

 

同じ主演俳優で13年後にテレビ版が作られていた

モノクロ映画(1966年)の時点で財前教授の出来上がりっぷりは十分だったのだけど、その時はまだ主演の田宮さん、30歳だったんですね・・・。
1979年のテレビ版では田宮さんが財前教授の実年齢に近づいて、よりリアリティが増していました。
色気も笑顔も3割増くらいになっていて、とんでもない魅力です。

 

映画版の愛人役・小川眞由美さんのスタイリッシュなボブヘア×クールな語調もすごく良かったけど、昭和のインテリホステスを演じる太地喜和子さんの服装をカラー映像で見るのも楽しい!
なんといってもドラマ版は義理の父親役の俳優さん(曽我廼家明蝶さんという方)が最高です。

 

小津映画のしょーもなかったおっさんたちが、まさかの東教授×船尾教授

テレビ版は東教授の場面になると、どうも見慣れない感じがしてしまいます。
そもそも東教授がデキる部下をうまく御せなかったことからこの物語は始まっていて、部下を昇格させたくないという嫉妬がややこしい。
その東教授(中村伸郎さんが演じる)が部下の昇格を阻止するために外部の権威者と密談をするのですが、その相手の船尾教授が佐分利信さんなんですよね・・・。

この二人は、小津映画の『秋日和』で、人の家の娘をどこへ嫁にやるかの妄想話を肴に集まって飲んでいた、あのしょーもないおっさんたちです。

その二人が深刻な顔をしてガラガラ声で、若くてデキる男の未来を阻止しようとしている。

 

 

秋日和』(1960年)の19年後に、こんな配役で二人のシリアスな掛け合いを見ることになるなんて。
だけど、だからこそ、退職の年齢を迎える人の捨てられない欲がじわっと感じられる。
時の流れを感じまくりました。


   *   *   *


近頃、若い頃には時間がなくて観られなかった物語に触れる機会に恵まれています。
去る側の気持ちも、追い出す側の気持ちも、足を引っ張られる人のやらかしもわかる。
中年になってから観るとこれまた沁みる、すごい話ですわね。

 

▼まだ無料で観られます

 

 




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