わたしはヨガクラスのなかで、ゆっくり上がっていく三点倒立の練習の時間を大切にしています。
揺れる・揺れないはでその日の調子もわかります。途中のプロセスを涼しい頭で観察することを重視しています。
さて。
わたしのブログは「三点倒立」について検索したくて「三転倒立」と変換するうっかりさんが来訪されます。
(検索流入キーワードを見てると、たまに椅子からズリ落ちそうになる w)
そう、倒立は3回でも4回でも100回でも200回でも、転倒して楽しんでいけばよいのです。
そんなこんなで。
今日は、なぜ三点倒立の練習で頭がスッキリするかについて掘り下げます。
簡単に結論を言うと「いま考えてもしょうがないことが頭の中から追い出されるから」です。
ヨガでは以下を「無知」といいます。
- いま考えてもしょうがないことを考えること
- 常に変わり続けるものを変わらないものとして無理やり思い込もうとすること
「無知」は漢字だけ見ると “勉強不足” みたいな意味と取り違えやすいのですが、ヨガの場合は別の意味です。
ヨガでいう無知は
「いま考えてもしょうがないシミュレーションばっかり頭の中でやっててもしょーがないだろ。事件は会議室で起きてるんじゃない! 現場で起きてるんだ!」みたいな感じです。

ここが現場です!
倒立の練習をしている瞬間は、コンマ数秒で「バランスを探し続けること」をします。
この材料を自分の身体だけでやる時間は誰にも迷惑をかけることがありません。
なので、皮膚の外の世界との接点は床だけ。自由です。
自由なんだよ!
わたしたちは社会生活の中で日常的に「バランスを探し続けること」をして頭が疲れています。
自分を取り巻く環境や他者が関わっています。
ああすると、こう受け取られるかな、こう思われるかな。なとど頭の中でやっています。
だけど、倒立の練習の瞬間はそこから解放されます。
心のイメージとしては
葉っぱ一枚あればいい ♪
というマインドの状態になります。
マット一枚あればいい ♪
です。
パニックをロジックで追い出す
わたしはよくヨガのクラスで「倒立は数学です」と言います。
数式を解くときには、そのやり方を教わっていれば、
こことここをまず切り分けて・・・・
この桁を足して・・・・
という手順に沿って進めることで解が出ます。
「できそう?」「できた?」「え? いま、できてたん?」と。
はじめて方程式を解けたときの楽しみと同じものが、倒立の練習にもあります。
余計な心配がロジックで少しずつ追い出されていきます。
気楽にやりましょう
倒立の練習をしている瞬間は、
- 腹筋と背筋と内転筋のバランス
- 背骨を伸ばす力
- 外眼筋のリラックス
これらが同時にはたらいて、総合的に身体をチューニングしようとする機能(自然の能力)が発動します。
倒立をすごく大げさに捉える人がいるけど、そういう人に対してはわたしは内心、こう思っています。
倒立ができたくらいじゃ悟れないんだから
安心して練習してください
わたしはそう考えて、静かに集中する三点倒立のプロセスを伝えています。
▼一緒に現場でやってみたくなったら、どうぞおいでください。
わたしは倒立の練習プロセスが肩こり解消にもいいと思っているので、こんなことも書いています。
すでに練習していて、あとちょっとでできそうな人も、復習がてら読んでみてください。