新潟のおばあさんが海外旅行を引退したので、近年はよくハイキングへ出かけるようになっています。後期高齢者になると、そういうモードになるんですって。
たくさん歩くとたくさん食べられるし、寝られるし、おまけにちょっとガッツを要する登りがあるといい。
あまりよく調べずに「駅から行ける山を見つけたよ!」と企画しては、タイミングを見つけてハイキングへ出かけています。
新潟県の山以外は、わたしが企画担当です。
- JR桐生駅でハイキングマップをもらって、まずは水道山公園へ
- 地元の人に尋ねて登山口へ。そこから別の地元の人と登りました
- いろんな歩き心地で楽しい!
- 忘れ物をして、なんと二度登頂
- 山で見たちょっとしたもの
JR桐生駅でハイキングマップをもらって、まずは水道山公園へ
桐生駅に観光案内所のような寄り合いスペースがあり、そこでハイキングマップの白黒コピーをもらえました。
幼稚園の裏から行くといいですよと教えてくれたので、言われた通りに行きました。

ホルモン亭ヤプー という、野蛮な書体で攻めた焼肉屋の前を通りました。
桐生は謎のテンションのおもしろいお店がありながら、一方でハイセンスすぎるお店もあって、振れ幅のすごい街です。
今回の旅で大好きになりました。

公園の近くで、蝶が出て行った空き家を拾いました。

退去済みです。
すでにかなり歩いた気がしていましたが、登山口はまだまだ先。
そうとは知らずに、もう頂上へ来たのかと思っていました。

だって水道山公園の時点で、もうこんな景色!
なのにまだ吾妻山登山口へたどり着いていません。
ハイキングのつもりでいたのですが、ハイキングは水道山公園のここまで。
吾妻山はけっこう登る山なのでした。そうとは知らずに歩いていました。
地元の人に尋ねて登山口へ。そこから別の地元の人と登りました
この辺に登山口があるようにハイキングマップ上は見えるのですが、なにせざっくりとした地図です。
自販機でお茶を買って、もうすっかり頂上気分でお昼ご飯を食べて、この先ちょこっと登れる山があるのよね。くらいの気持ちで地元の人に登山口を尋ねました。

普段は車でしか来ない人が教えてくれたのですが、間違えた場所を教えちゃったと言って、車で戻ってきてまた教えてくれました。
今回の旅で会った人たちみんながこんな感じで親切で、まるでインドへ来たみたいだねと話しながら過ごしました。

登山口にはこんな案内があります。
ここで別の老紳士に話しかけられて、三人で登る事になりました。
若い頃に新潟市に住んで研修を受けていた頃があるのだそう。当時の話をするのがとても楽しそうでした。
紳士「新潟ブルースって知ってる?」
母「美川憲一の?」
紳士「そう!」
わたし「えー! 小林幸子じゃないの? なんで?」
などと話しながら登りました。
わたしは新潟の歌を歌っているのが小林幸子じゃないなんて、そんなことってある? と自然に思うくらい、新潟市出身のラスボスの「おもいで酒」を聴いて育った世代です。
(この明確な境界線がわかる人が、このページを読んでいる人の中に何人いるだろうか・・・)
<参考までに書いときます>
- 新潟ブルース/美川憲一 1967年
- おもいで酒/小林幸子 1979年
無理して飲んじゃ、いけないよ。
それはさておき。

ここに一本、河津桜が植えられていました。
「人工で植えたやつだよ!」と老紳士が教えてくれました。

ここから、けっこう本格的な登りになります。
軍手をここで装着しました。
いろんな歩き心地で楽しい!
土の場所と岩の場所が交互にあって、とっても楽しいコースでした。


バラエティに富んでいます。
このあと残り2合くらいのところで老紳士が「わたしはね、ここまでなの(頂上まで行かないの)」と言うので、木に座って休憩しながらおしゃべりをして別れました。


タフなヤマンバ様。

SNSにアップする写真を撮っておられます。
忘れ物をして、なんと二度登頂
今回わたしはなんと山頂にスマホと財布の入ったポシェットを置き忘れてズンズン間違った方向へ下山する、という失態をやらかしました。

山頂に小さな祠がありました。いい気分でお祈りしたら、頭のネジがゆるんじゃったんですねぇ。

こんなに高いところまで来ました。
まさか二度登る事になるなんて思ってもいませんでした。

ものすごい達成感に包まれたせいか、なんとなく来た時の景色と違うな〜と思いつつも、意外とハードだったから来る時は視界が狭かったのだろう、となぜか好都合な解釈をし、ズンズン下山して、下から登ってきた老紳士と挨拶をしておしゃべりをしている瞬間に「山頂にポシェットを忘れてきた!」と気づきました。
話しているうちに下山する道を間違えていることがわかり、駅への行き方を老紳士に教わりながらスマホにメモしようとしたら、そもそもスマホを持っていませんでした。
ここからは、もうドリフのようなドンチャカした感じです。
母上にはゆっくりきてもらう事にし、まず老紳士がサッサと駆け上がり、その後をわたしがゼイゼイしながら追いました。

久しぶりに火事場の馬鹿力を出しました。
遅れて9合目まで上がってきてくれた母に、こりゃ老人虐待じゃわいと思って詫びたら、「こーゆーアクシデントがいいんじゃないの〜♪」と旅する山姥魂を見せてくれました。
山で見たちょっとしたもの

何度見て教わっても牡丹とサザンカの違いがわからないわたしです。
* * *
これは3日間の旅の初日でした。
この山ではとにかく地元の人の親切を浴びまくり、親切にしてくれた人たちは「おかげでいつもより速く(元気に)動けました」と言ってくれたりして、日本にいながらにしてインド旅行のような気分を味わいました。
いい山でした!