今年は最後の最後に、ものすごくいい本に出会いました。
時間潰しに入った書店で、読み出したら身に覚えのあることばかり。しかも紙の本ならではの工夫がいっぱいの、今月出版されたばかりの本です。
この本がおもしろいのは、わたしがヨガを通して多くの人に共通していると感じる身体の方程式のようなものが、すごくわかりやすく解説されていたところ。
占いに頼る脳の疲労について触れられている箇所も数箇所あって、わたしは占いに頼る人は現実を認めたくない状態だけど思考もしたくなくて、 ”自分だけに向けて構成された、他人の口から語られる解釈の物語” を買っているのだと思っていました。
なので、脳な疲労していて省エネモードにハマっている、という解説には至極納得。
この本には、
占いを気にしていると、記憶力も低下しやすい状態。
と書かれていました。
ヨガの練習・学習の実体験を解説されているかのよう
ナバーサナ(舟のポーズ)行うときに、脊柱をその状態に保つために呼吸を使って鍛えたいのに、他の部位の筋力の方が先にでしゃばってきて、いつまでも必要な筋力が甘やかされて育たない、という現象があります。
これについて、『予測した動きと実際の動きの「誤差」を埋める』という章に説明がありました。
ヨガニードラや瞑想のガイドで行うボディスキャンについては『脳のなかには「カラダの地図」がある』でわかりやすく解説されていました。
心についての解説は、ヨーガの哲学や仏教で解説されるものを脳神経学の言葉で行われていて、『性格って遺伝するの?』『心は存在しない』『「感情」の正体はカラダの反応に対する「解釈」』の章がすばらしいです。
これからの時間の使い方・生き方のヒントもいっぱい
この本は、脳が省エネモードを発動する前提で行ってしまうマイナスパターンも示してくれるので、継続は逆効果だと思うものに変化を加えたり、廃止したり、そういう判断を行う際の参考にもなります。
ポジティブな面では場所を変えて読書をするとか、移動をしながら仕事をするとか、充実感や効率が上がることを何度も体感しつつも不思議に思っていたことが、やはり理にかなっていることがわかる。
そんなトピックがたくさんありました。
頑固な考え方になる手前の脳の活動パターンについても多く触れられていて、リフレッシュの手段をいかに高じていくかが性格に影響する。そんなことも実感させられる本でした。
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寒いと出不精になるし、厳しい寒さで脳が疲労します。体温調節で疲労するんですよね。
少し先にアクティブな予定をコンスタントに設定しながら、そのメカニズムを観察すること自体を楽しめると、良い日々にできそう。
図解も工夫もすばらしく、生活のヒントがいっぱいの本でした。