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ピンクとグレー 加藤シゲアキ 著


前半は「めずらしい書き方だな」なんて思っていたのだけど、終盤でいっきに回収されていき、読みすすめずにいられなくなる。
なんでこの喩えが出てきちゃうのか自分でも世代を感じずにいられないのだけど、後半からは主人公がウォーと叫ぶドラマ「もう誰も愛さない」のようなジェットコースター感。アイドルが書いた小説ということで話題になったようだけど、脚本を読んで仕事をする人が書いた小説ならではのおもしろさがある。
後のインタビューにもそんなことが書いてあったけど「これ以上長くなると飽きる」とか、そいういう部分への意識がありつつ、「嫉妬」の感情のバリエーションの書きかたがおもしろい。
友人への嫉妬がデフォルト化してしまうような感情は、まさに「感情の琴線が錆び付く」ような感じだし、好きだから嫌いなんだという感情は

僕に内在する二色は混ざらずに分離したままそれぞれを汚し合い、それら自身を擁護する。

という表現がずっしり沁みてくる。


あとのインタビューで「感情的になって話したくないから文章にする」と語られているので、まだまだこれからおもしろい小説が出てくるんだろうなぁ。脳内のおしゃべりをエンターテイメントに変えるセンスがすごい。こんな人が同時代にいるなんて、わくわくします。
色と光のエピソードは、少し前に読んだ「すべて真夜中の恋人たち」を思い出しました。色と光のしくみには、相対的にものを見ようとする感情を引き出すなにかがあるようです。


posted with amazlet at 16.05.11
加藤 シゲアキ
KADOKAWA/角川書店 (2014-02-25)




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