CⅩⅩⅩ「黄色い繭の殻の中」2023を見る聴く、 『エイガニッキ』 SASHI-ハラダ 2024/1/2
ビアホール、3人組、若者、だが、誰が語っているのか、ハッキリしない、売り子のお姉さん、生ビールの新商品、そんな最中、大きな物音、客達皆が、音のした方向を見つめる、交通事故、倒れたバイク、人、横を通り過ぎていく、人々、バイクたち、スマホに事故を撮る、納める人、雑踏、サウナ、始まりで飲んでいた、若者たちだろうか、そして、待合、語らい、主人公は癒やしの部屋に、マッサージの娘、勃起した主人公、娘は任せてと、股間に手を這わせる、悶え、喘ぐ、主人公、そこに携帯の電話、これまでも、電話が鳴ったが、出なかった主人公、何時ものこととばかり、ドアがノックされて、緊急だから、電話に出ろと、電話の主人公、いま少しで果てると言うときに、病院、女と男は死した、だが、今ここにいる、少年と叔父さんは、始まりの事故の少年か、語らっていた若者の一人か、ビアホールの若者達、サウナの若者達、残された少年、叔父さんの家に帰ろうと、少年は、今だ、何が起こったか、判っていない、母に会いたいとばかり、かくて田舎での葬儀、幾日も繰り返される、伝統的な葬儀、葬儀の始まりは、中途で、男が立ち、撮影を始めて、ストップ、巻き戻し、つまりは、葬儀の模様を誰かが見ていたところだ、主人公か、さて、この主人公とは、誰、ビアホールの若者の一人、サウナの若者の一人、彼らは、同じ若者、ビアホールでの事故から、サウナに移って、事故の被害者が判明して、主人公に連絡が、でも、解らない、全く違うグループとも、故に、主人公の登場の発端が、誰もが、主人公たり得るのだ、私かも、知れない、田園の中の、行進、キリスト教、神父、説教、主人公の出身地、そこには、過去に、恋した娘が、今は、修道女として生きている、久しぶり、過去に何が、死した義理の姉、生き延びた子供、ならば、ともに死した男とは、衝突した男か、あるいは、他の男と義理の姉と子どもが乗っていた、事故の関係性もまた、判明しないままに、友人の庭、鳥たちたち、少年の乗る自転車、友人のバイク、手入れ、そして、彼の父のバイク、繰り返される、バイクたち、近代化の中のバイク、ここまで、平和で豊かに、だが、そのバイクの事故で義理の姉の死、子供は一人に、兄は、失踪、ベトナム戦争後の、近代化とは何だったのだ、中国との関係、アメリカとの関係、政治、経済、社会、そして、今もって独り者の主人公、美しい風景、山間、自然、廃墟、修道女との、ロマン、抱擁、求める主人公、だが、拒む娘、主人公ゆえか、いや、この現実、近代化に対する、不安、主人公は兄を追って、旅に、その旅の中、出会う人々、ベトナム戦争に従軍した老人、ベトナム戦争の、地獄、多くの死、一体なんであったのだ、今日のベトナムとは、あの死たちは、償われたか、アメリカの若者の死もまた含めて、沖縄から飛び立った戦闘機、爆撃機、ならば、今日のベトナムに、私たち日本が無関心でいられるか、その最中の、ビアホール、風俗、働く娘たち、客の若者たち、そして、事故、死、主人公は子供を、修道女に預けて、旅に、兄探し、いや、己への問いでは無かったか、己の不安、バイクの故障、手伝ってくれるバイクで散れ違った男、ロングショット、修理工の元に、辿り着き、飲み物をと、下から女将が、そこに座っている老婆、この度は、老婆の語り、魂と肉体、主人公のこと、魂は、どこに、兄もまた、彷徨うばかり、修道女の娘もまた、魂の居場所が判らないままに、雨の中、白い蝶とも花とも、輝き、雨の中、歩き、振り返り、また前進、雨、涙、不安、怒り、悲しみ、どこへ、バイクを走らせ、辿り着いたか、赤ん坊と女、兄は仕事に、戻らない兄、バイクで、田園の中、石ばかりの道、やってきた、赤ん坊を抱えた女と共に、バイクに乗せて、赤ん坊を預かってと、女は、兄を夫を捜してくると、赤ん坊を抱えて川縁に、右下に、画面から消える主人公、美しい岩場の小川、始まりの街中で、赤いシャツで、画面に迫ったシーンが、カメラには、シャツの腹と胸の位置が写されて、葬儀の時にも手前に男が現れて、逆回しで戻っていく画面、だから、映されている、画面が、時制が、登場人物の誰かの、映し出した、映像とも、いや、全ては、怪しい幻想の映像の中に、不安なのだ、いつまた、逆回転、いや、早回しに成らないとも、限らないではないか、だから、今見ている、映像とは、何所の、何の、映像だ、ラストもまた、カメラはパンして、川から、小屋に、すると、バイクの上で、主人公が寝ているのだ、そこに現れた、小屋の主、ここは家の畑だ、バイクを退かせと、慌てて動かす主人公、老人は小屋の中に、そして、主人公の佇む横隣のドアから出て来ると、バイクにまた当たって、速く退かせと、怒りの老人、全くに、何が起こったか分からない、主人公、つまりは、どこから目覚めた、全ては、始まりから、この夢の中、ならば、兄などいるのだろうか、義理の姉など、そして、少年など、友人たちもまた、遊び仲間などいるのだろうか、街中で、修道女の娘だって、過去に、恋などあったのだろうか、ただひたすら、雨の中、汗の中、彷徨い歩いて、あの白い花と蝶を見出した、老人の言葉、老婆の言葉、修道女の居る幼稚園の子供たち、あの白い花は、蝶は、何を齎す、闇の中、雨の中、さて、主人公は、街中に出て、何をしていたのだろうか、単なる、町のチンピラでは無かったか、兄もまた、何を生業に、赤ん坊が出来て居るのだが、山の中、田園の中、何をしでかしているのだろうか、穏やかそうに見えて、美しい自然の中、この孤独な若者たち、疲れた、過去を知る老人たち、彼らの言葉は、若者たちに、いかに、響き、そして、近代化の中、どこに、夢世界の迷路を彷徨うばかり、