立花孝志被告が債務超過で自己破産も ガーシー、みんつく党…計7億円負債の「中身」
2025年12月11日
元兵庫県議への名誉毀損の罪で起訴された政治団体「NHKから国民を守る党」党首の立花孝志被告が10日、債務超過を理由に私的整理の手続きを開始した。個人とNHK党が対象で、計7億円以上に上る負債の内訳は――。
先月9日に逮捕されて以降、勾留が続く立花被告は「いったん債務を整理したい」との意向を示し、これまで刑事裁判等で代理人を務めた村岡徹也弁護士が10日、説明会を開催した。
立花被告個人に5億円以上、党に2億円以上の負債があり、現在の保有資産は同被告が1000万円前後、同党が2000万円前後で、勾留の長期化や刑事裁判が控え、返済のメドは立たないという。
負債は今後調査するとしているが、推定では立花被告個人は裁判等での賠償金が数百万円、10人から300万円ずつの債務で3000万円、都知事選出馬関連での債務が約4000万円になるとみられる。また党側は約700人から約6000万円、投資家の造船太郎氏から参院選費用で約1億5000万円を借り入れ、選挙コンサルティング会社には約2800万円の債務がある。
さらに10億円以上の負債を抱え、破産手続き中のみんなでつくる党(大津綾香代表、旧政治家女子48党、旧NHK党)は、立花被告へ約3億5000万円を貸し付けている。同被告はこのうち2億円は参院選でのガーシーの擁立費用、約1億4000万円は過去の選挙費用と説明し、実質的には組織対策費に当たるとして、破産管財人から請求された場合は争う姿勢を見せていたが、ここに来て、方針を大きく転換した。
みんつく党の破産に関して、「旧代表として十分な管理措置を講じることができなかった責任を痛感している」として債権者に対し、損害債務を引き受けるとした。債権の届け出を募ると同時に破産管財人にも私的整理を通告し、3・5億円の返金請求がなされる見込みとなる。
みんつく党の債務を引き受けることに村岡氏は「みんつく党の債権者の中に立花さんを応援したいという人とみんつく党に貸金として貸したから返してくれという人がいるのかをすみ分けしたい」と話す。大津氏の体制下で所属国会議員がいなくなったことで、大口の債権者を中心に破産を申し立てられた経緯がある。今回の立花被告側の要請に応じない債権者も多いとみられ、大津氏とどちらに責任を求めるかを色分けしたい狙いもある。
債権者からの同意が得られないなど私的整理が不調に終わった場合は、自己破産になるという。
東スポWEB