ウクライナ ロシア軍による大規模攻撃 各地であわせて8人死亡
2025年11月15日 NHK
ウクライナでは14日にかけて、ロシア軍による大規模な攻撃があり、首都キーウを含む各地であわせて8人が死亡したほか、住宅やエネルギー施設などに大きな被害が出ました。
ウクライナ軍によりますと、14日朝にかけてロシア軍のミサイル19発と無人機430機による大規模な攻撃があり、ウクライナ全土であわせて8人が死亡し子どもや妊婦を含む数十人がけがをしました。このうち首都キーウでは住宅およそ30棟のほか病院やエネルギー施設などが被害を受け、6人が死亡したということです。
複数の住民が犠牲になった集合住宅では、無人機による攻撃で複数の部屋の窓が吹き飛んで壁が黒く焦げ、一部が崩れていました。
周辺では、クレーン車を使ってがれきの撤去が行われていて、集まった人たちが心配そうに見守っていました。
この集合住宅に住む87歳の男性は「爆発音を聞いて飛び起きました。全てが燃えていて、世界の終わりかと思いました」と話しました。
近くに住む42歳の女性は「無人機が飛んでいて、とても大きな音が聞こえ、爆発しました。人々は家を失い、家族は愛する人を失いました。話すのもつらいです。本当に恐ろしいです」と声を震わせました。
ウクライナ軍参謀本部“ロシアの石油施設などを攻撃”
一方、ウクライナ軍参謀本部は14日、ロシア南部のノボロシースクの港を、ウクライナ製の対艦ミサイル「ネプチューン」と無人機で攻撃し、石油の積み出し施設やミサイルの発射装置などを破壊したと発表しました。地元の知事によりますと、この攻撃で港湾関係の施設や住宅、船舶などに被害が出て、あわせて4人がけがをしたということです。
また、ウクライナ軍参謀本部は、ロシア南部サラトフ州エンゲルスにある燃料などの貯蔵施設に対しても攻撃を行ったとしています。
エンゲルスには、ロシア軍の戦略爆撃機が使用する飛行場があり、ウクライナ軍参謀本部は「侵略を停止させるため、あらゆる手段を講じていく」と強調しています。