人質4人の遺体返還、イスラエルは全員でないと反発…ハマス側「我々の力でどうにもできない事情」
2025/10/14 読売新聞
【アンマン=金子靖志】イスラエル軍の発表によると、イスラム主義組織ハマスは13日、死亡した人質28人のうち4人の遺体をイスラエル側に引き渡した。全員の遺体が引き渡されなかったことに、イスラエルは米国が提案した和平計画「第1段階」の合意違反だとして強く反発している。
イスラエル主要紙ハアレツなどによると、4人はイスラエル人3人とネパール出身の1人とみられる。ハマスは仲介国などに対し、遺体ががれきの下に埋もれるなど「我々の力でどうにもできない現地の事情」で、引き渡す遺体数が少なくなったと説明しているという。
イスラエルのイスラエル・カッツ国防相は13日、X(旧ツイッター)への投稿で「意図的な遅延や回避も合意の重大な違反とみなす」と強調し、相応の措置を取ると警告した。今後の恒久和平に向けた交渉で懸案になる可能性もある。
一方、イスラエルは13日、ハマスが生存する人質20人を解放したことを受け、収監するパレスチナ人1968人を釈放した。このうち1718人は治安上の理由で拘束され、250人はイスラエル人への殺人や殺人未遂で有罪判決を受け、終身刑に服していたという。