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森住卓「沖縄戦 最後の証言」

森住卓沖縄戦 最後の証言」

 

城間恒人さん(1940年生まれ)の証言

 

 

日本軍に妹を殺された。
一家は沖縄島南部の大里村(現・南城市)に生まれた。
6月1日、父の知り合いを頼って一家は南部に避難を始めた。家族は祖母、父、母、兄、姉、恒人、妹、いとこの8人。米軍の砲弾が降りしきる南部をさまよった。日本兵と避難民でいっぱいの壕では日本兵が入れてやるから食料を寄こせと、父が持っていた食料を日本兵に奪われた。ひもじい思いをしながら砲弾の飛び交う南部のガマ(自然壕)を転々とした。2歳の冴子が水が欲しいと泣いた。「泣くな、絞め殺すぞ」と言った。そばにいた日本兵が母親の腕の中にいた妹を奪い取り首を絞めた。冴子はすぐにぐったりとなった。戦後、妹を殺した日本兵の顔を思い出す。絶対に忘れないし、許せない。

 




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