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日本の富裕層は増加している 2025/3/18

 

news.yahoo.co.jp

 

再分配機能の低下と途方もない格差の拡大

 以上、非正規労働者へのアンケート調査結果を紹介してきた。彼ら/彼女らの声は特殊なものではなく、日本社会の成員の多くが感じていることだろう。その証左として、実質賃金は2022年から昨年にかけて3年連続で低下し続けている。

 

 また、「手取り収入」が政治課題となっているように、税・社会保険料の負担率も上昇している。国民負担率(租税・社会保険負担の対国民所得比)は、年々上がり続け、2013年に初めて40%を超え、2022年の48.4%がピークとなった。直近2年は若干低下し、2024年には45.8%だ。これは国際的に見れば、アメリカより高く、イギリスより若干低いという水準である(2022年ではアメリカ36.4%、イギリス49.7%)。

 

 「手取り収入の増加」を掲げて昨年の衆院選で支持を拡大した国民民主党の玉木代表は、現役世代の負担を減らすために「尊厳死の法制化」を実施することや(後に撤回)、最近では高額療養費を外国人が「フリーライド」しているかのような議論を展開し、高齢者や外国人へのレイシズムを扇動している。このようなレイシズムは本当の対立軸をすり替えた論法だ。

 

 以下に見る通り、税収として大幅に増えているのは消費税(1988年17.7%→2024年34.9%)であるのに対し、企業から徴収する法人所得税(1988年34.3%→2024年24.4%)や個人所得税(1988年32.2%→2024年26.7%)は減少している。つまり、国は税の累進性を下げ、逆進性を高めることで、再分配機能を低下させている。

出典:財務省ホームページ(https://www.mof.go.jp/tax_policy/summary/condition/a03.htm)
出典:財務省ホームページ(https://www.mof.go.jp/tax_policy/summary/condition/a03.htm

 

 そして、非正規労働者の生活苦をよそに、国内上場企業の2024年3月期の純利益が3年連続で過去最多を更新している。2024年3月期は2023年3月期と比べて純利益が20%増の46兆8285億円で、しかも庶民が物価高騰に苦しんでいる食品業界は35%の増益である。

 

 また、野村総研の調査によれば、日本の富裕層は増加している。世帯の純金融資産保有額が5億円以上の「超富裕層」は、2005年の5.2万世帯・46兆円から2023年には11.8万世帯・135兆円、世帯の純金融資産保有額が1億円以上5億円未満の「富裕層」は2005年の81.3万世帯・167兆円から2023年には153.5万世帯・334兆円と急激に増加している。

引用:野村総合研究所ニュースリリース(https://www.nri.com/jp/news/newsrelease/20250213_1.html)
引用:野村総合研究所ニュースリリースhttps://www.nri.com/jp/news/newsrelease/20250213_1.html

 

 つまり、非正規労働者の生活が苦しいのは、高齢者や外国人のせいではなく、大企業や富裕層を優遇し、負担を軽減していることが理由の一つである。日本社会の本当の対立軸は、現役世代/高齢者・外国人ではなく、食うにも事欠く貧困な(非正規)労働者とインフレで利益を上げる企業や、途方もない多額の資産を持つ富裕層との間の対立なのである。

 




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