元大阪地検検事正 酒に酔った被害者に性的暴行の罪で起訴
2024/7/12 NHK
大阪地方検察庁でトップの検事正を務めた64歳の弁護士について、検察は6年前、当時住んでいた大阪市内の公務員の宿舎で、酒に酔って抵抗できない状態の部下の女性に性的暴行をした罪で起訴しました。
起訴されたのは、2018年2月から2019年11月まで大阪地検のトップの検事正を務めた、弁護士の北川健太郎被告(64)です。
検察によりますと、北川元検事正は、2018年9月、当時住んでいた大阪市内の公務員の宿舎で、酒に酔って抵抗できない状態の部下の女性に性的暴行をした罪に問われています。
検察は、認否について明らかにしていません。
事件の前、被害者を含む複数人で飲食店で酒を飲み、関係者によりますと、その後、宿舎で2人で飲酒していたということです。
ことしに入って、被害者から検察に申告があり、捜査していました。
先月(6月)、大阪高等検察庁が元検事正を逮捕した際、容疑の詳しい内容について「被害者のプライバシーを考慮した」として明らかにしていませんでした。【元検事正「関西検察のエース」とも呼ばれる】
北川健太郎 元検事正は石川県出身で金沢大学を卒業後、昭和60年に任官し、東京地検を振り出しに関西を中心にキャリアを重ねてきました。
大阪地検の刑事部長や次席検事、それに最高検の刑事部長などを歴任し、大阪地検のトップの検事正を最後に、定年まで数年を残して2019年11月に退官しました。
退官した後は、大阪弁護士会に弁護士登録しています。
関係者によりますと、北川元検事正は「関西検察のエース」と呼ばれ、高検トップの「検事長候補の1人」との声も上がっていたということです。【大阪高検“極めて遺憾”】
大阪高検の小橋常和 次席検事は、「法令の順守に厳格であるべき検察庁の幹部職員が、在職期間中に重大な犯罪行為に及んだことは極めて遺憾であり、国民の皆様に深くおわびします。このような事態が二度と発生しないように幹部職員をはじめとした全職員の綱紀の保持の徹底に努めてまいりたいと考えております」とコメントしています。