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日本数学会 春の賞

たくさんの賞の決定が発表されていますが,一般の人に分かってもらえそうなのは,出版賞でしょう.審査員の先生方のご苦労がしのばれます.文科省の方針が変わったりと大変な時期に,本当にお疲れ様でした.
http://wwwsoc.nii.ac.jp/msj6/koho/pubprize2007.html
前回も「数学セミナー」(日本評論社)や「数理科学」(サイエンス社)等々が受賞して,なかなか納得がいく選出だと思いましたが,今回も面白いです.

2007年度日本数学会賞出版賞は以下の通りに決定しました。

青木薫
サイモン・シン著「フェルマーの最終定理」,ジョージ・G・スピーロ著「ケプラ予想」等,幅広い層に数学への興味を抱かせる本を翻訳して,数学の普及に大きく貢献している.
荒井秀男
長年にわたって岩波書店の数学分野の企画・編集に携わり,岩波講座「基礎数学をはじめ,入門書から専門書まで多くの優れた数学書を世に送り出し,日本の数学の発展に大きく貢献した.
小林昭七・野水克己著「Foundations of Differential Geometry, I, II 」
本書は邦人が著わした世界的名著のひとつである.「接続」の概念を中心に据えることによって微分幾何の面目を一新し,純粋数学のみならず,理論物理学など数学外の諸分野にも多大の影響を与えた.
奈良女子大学附属図書館「岡潔文庫」
数学者岡潔博士の公表論文から日記や色紙に至るまでも電子化し,数学の研究や発見についての興味深い内容をウェッブ上に公開,岡潔博士の全貌に迫る一般向けにも魅力あふれた表現構成をなす優れた文庫である.
野崎昭弘
ユーモアあふれる,明晰な文章で著された多彩な著書により,数学者を含む多数の読者を魅了した.特に大人でさえ楽しめる「赤いぼうし」や「πの話」など青少年向けの啓蒙書は特筆に価する.

訳者の青木氏に対する個人的な感情はともかく,サイモン・シン著「フェルマーの最終定理」は良い本でした.

厚いですが,文庫本も出てます.


奈良女の「岡潔文庫」に至っては,タダで全文の閲覧ができます.
NWU Oka
岡潔先生や高木貞治先生等の数学者,仁科芳雄先生や湯川秀樹先生,あと,アインシュタインの来日演出で有名な石原純先生などは,パソコンとインターネットの大普及前の科学者のため,研究ノート・計算ノートが全て手書きなので,逆にスキャンすれば残る物理的存在があって,手書きの数式に味を感じます.
(をプレゼントしてくれた故・佐藤昭彦先生,本当にありがとうございました.卒業してドクターを取ったら御挨拶に行こうと思っていたのですが,その前に亡くなられて,残念でした.でも,佐藤先生の授業は今も覚えています.)


小林昭七・野水克己著「Foundations of Differential Geometry, I, II 」に至っては,まさに「本書は邦人が著わした世界的名著のひとつである.」なのですが,日本では小林先生の()
なんて,幾何学をやった人は一度は読んだと思います.




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