
イギリスのロックバンド「レッド・ツェッペリン」のメンバーが初めて公認したドキュメンタリー。
ギターのジミー・ペイジ、ベース/キーボードのジョン・ポール・ジョーンズ、ドラムスのジョン・ボーナム、ボーカルのロバート・プラントによって1960年代末にイギリスで結成されたレッド・ツェッペリン。1969年リリースのデビューアルバム「レッド・ツェッペリン I」で世界を熱狂させ、約12年間の活動でロックシーンに革命を起こした。
その知られざる起源をたどる本作では、1980年に32歳で急逝したジョン・ボーナムの未公開音声をはじめ、メンバーの家族写真やプライベート映像、初期のライブ映像など貴重なアーカイブ素材とともに、オリジナルメンバー自らがバンドの歴史を語る。演奏シーンを部分的ではなく1曲まるごと映し出すことで、当時のライブをリアルタイムで目撃したかのように体感できる。(映画.comより)
こちらの映画、smokyさんがブログで絶賛されていて、そこに貼られた予告映像を観てもとても良さそうだったので観に行ってきた。
レッド・ツェッペリンが誕生するまでの経緯と、セカンドアルバムまでのことが描かれていた。
smokyさんも書かれていたように、ライブ映像シーンがとにかく圧巻だった。
特に終盤の「胸いっぱいの愛を」から、「ロイヤル・アルバート・ホール」でのコンサートは、生ライブを観ているかのような臨場感で。
私が観たのはIMAXではなかったけれど、数年前に観たCCRのドキュメンタリー映画や、もっと昔、T-REXの爆音上映ライブを観たときくらいか、それ以上の迫力を感じた。
この解説にもあるように、当時のライブをリアルタイムで目撃したかのように体感できたし、巨大スクリーンで音響が良かったのもあり、予想以上に引き込まれた。
ライブ場面だけでなく、4人それぞれが影響を受けてきたミュージシャンの話も興味深かった。
ギターのジミー・ペイジや、ベーシストのジョン・ポール・ジョーンズは、キンクス、ローリング・ストーンズ、フーなど有名ミュージシャンの後ろで演奏する、セッションミュージシャンとして、キャリアを積んでいたことなども初めて知った。
「ヤードバーズ」に在籍していたジミー・ペイジが、ジョン・ポール・ジョーンズ、ジョン・ボーナム、ロバート・プラントに声をかけ「ニュー・ヤードバーズ」を結成。
それから「レッド・ツェッペリン」と改名したことなど、「ヤードバーズ」からの流れもよく分かった。
圧倒的迫力のドラマー、ジョン・ボーナムは、5歳からドラムを始め10歳でドラムセットを買ったというエピソードもすごい。
人気に火がついたのは、イギリスよりアメリカが先だったというのも初めて知った。
32歳で急逝してしまった、ジョン・ボーナムの当時のインタビュー音声を、嬉しそうに聴いているメンバー達の表情にもグッと来た。
結成当時のライブで、子どもも何人か観ていて、耳を塞いでいたのが面白かった。ツェッペリンの出現は、当時は演奏もボーカルも強烈だったのだろうな。
シングル盤を出す事を拒んで、アルバム制作に力を入れていたという話も印象的で。
即興演奏などで、曲がレコード通りではなく毎回違ったそうだけど、映像でも4人の緊迫感がびしびし伝わって来たその場面は特にすごかった。
レッドツェッペリンが流行っていた当時、私はロバート・プラントのカン高いシャウトの声が苦手だったので興味無かった。なので昔から有名曲くらいしか知らなかった。
ツェッペリンに興味を持ったのは、ギター&ボーカルで一人ツェッペリンをやっているパトリック水沼さんのステージを、沿線のライブハウスに観に行ってから。
そのパトリックさんを知ったのは、11年前にレディースバンドの初ライブを下北沢でやったとき、私の友だちがそこにパトリックさんを誘って観に来てくれたからだった。
見た目もいかにもミュージシャンっぽくて、しかもフレンドリーで気さくな方だった。
その後、その友達とパトリックさんのステージを、沿線のライブハウスに見に行ってみた。そしたら、ギターテクやその歌声から、ツエッペリンの世界観に引き込まれすっかり魅了されてしまった。
それから、何度か観に行き、バンド形式のカバーバンドの方も観に行ったり、ツェッペリンの曲にしばし興味を持つようになったのだった。(最近はすっかりご無沙汰だったけど^^;)
今回「幻惑されて」でもやっていた、エレキギターをヴァイオリンの弓で弾く奏法も、パトリックさんがやっていたのを初めて観たときびっくりだった。ツェッペリンの曲は、やたら長い曲が多いというのも、そのときのMCで知ったのだったっけ。
当時私が一番気に入ってリクエストしてやってもらった曲は、「Going to California」だった。(4作目のアルバムに収録されているため、この映画には登場しなかったけど。)
アコギのアルペジオがとても美しく、聴いていると、曲の世界が目の前にふわっと広がる感じがした。

ライブ映像では、私はベースのジョン・ポール・ジョーンズが特にかっこいいなと思いながら観ていた。
でも改めて見るとこの写真のように、ロバート・プラントはじめみなカッコ良かったし、ビジュアル的にもその才能も全員際立っていて、揃いも揃って凄い4人が出会えて、化学反応を起こしたバンドなんだなぁ~としみじみ感じた。

インタビュー映像でのロバート・プラントは、歳を取ってもどこかの王様のような威厳があって、凛々しかった。王冠も似合いそう(^^ゞ

このドキュメンタリー、ツェッペリンのファンでなくても、ロック好きなら感動すると思うのでおすすめです。
ツェッペリンを知らなかった若い人も、今観るとかえって新鮮に感じたり、この映画によってファンがかなり増えたんじゃないかな~♪


(来場特典のレコード型うちわ)