物語『オズの魔法使い』の前日譚を描いたミュージカル作品。
この話に登場する二人の魔女が主役で、特に、後に悪い魔女となるエルファバを中心に描かれている。

(入場時にもらったポストカード)
名作児童文学「オズの魔法使い」に登場する魔女たちの知られざる物語を描き、2003年の初演から20年以上にわたり愛され続ける大ヒットブロードウェイミュージカル「ウィキッド」を映画化した2部作の前編。後に「オズの魔法使い」に登場する「西の悪い魔女」となるエルファバと、「善い魔女」となるグリンダの、始まりの物語を描いたファンタジーミュージカル。
魔法と幻想の国・オズにあるシズ大学の学生として出会ったエルファバとグリンダ。緑色の肌をもち周囲から誤解されてしまうエルファバと、野心的で美しく人気者のグリンダは、寄宿舎で偶然ルームメイトになる。見た目も性格もまったく異なる2人は、最初こそ激しく衝突するが、次第に友情を深め、かけがえのない存在になっていく。しかしこの出会いが、やがてオズの国の運命を大きく変えることになる。(映画.comより)
数年前に観た映画『ジュディ 虹の彼方に』のこちらの感想時にも書いたように、『オズの魔法使い』は、私が子供時代一番好きだった物語。
ここにも書いたように、この童話は子どもの頃繰り返し読み、その後テレビ放映されて観た、ジュディ・ガーランド主演の映画も、物語のイメージそのままで、とても1939年に制作されたとは思えない素晴らしさだった。
ジュディ・ガーランドが歌う『Over The Reinbow』の曲とともに、今でも忘れがたい大好きな作品。
そんなわけで、『オズの魔法使い』の関連作品である『ウィキッド』も、十数年前に、劇団四季のミュージカルを観に行ったのだけど、二人の魔女に焦点を当てた前日譚ってことで、それはそれは興味深く、とても感動したのを覚えている。
本作はそのブロードウェイミュージカルを映画化した作品なので、公開を楽しみにしていて、先週観に行ってきた。
舞台劇の方も良かったけれど、当たり前だけど映画版はやはり映像的にもスケールが大きく、CGを多用しているし、目を見張るようなゴージャスさで圧倒された。
舞台セットも、ディズニーランドをパワーアップしたような、まさに夢の国のような美しさで。
図書館でのダンスシーンもすごかったけど、その図書館の一部が、クルクル回る仕掛けになっている造りもすごいなと思った。

それに、エルファバ役のシンシア・エリヴォと、グリンダ役のアリアナ・グランデ、二人の歌声もとても素晴らしかったし、特にエルファバの心情がその歌とともに胸に迫ってきた。
オズにあるシズ大学に共に入学し出会った、全く対照的な二人であるエルファバとグリンダ。
グリンダは裕福な家に育ち、皆からの人気者。生まれつき緑色の肌のエルファバは、家族やクラスメートからも拒絶されていた。
最初はお互いに避けていた二人だけれど、ダンスパーティーでグリンダがエルファバを助けたことで友情が芽生え、そのシーンは心にグッと来た。そのことがきっかけで二人は仲良くなる。

(そのダンスシーン)
北の善い魔女であるグリンダと、西の悪い魔女が最初は友達だったなんてと、劇団四季の『ウィキッド』を観たとき、そのストーリーもとても興味深かった。
といっても、詳細は忘れてしまったので、なぜ優しく聡明だったエルファバが悪い魔女に変貌してしまったのか、秋に公開される後編も楽しみだ♪
オズの魔法使いがいるエメラルドシティへ続く黄色レンガの道。
今回の映画で、その道を歩いていく、ドロシーたち一行がチラッと映ったのも嬉しかった。
昔のアメリカの映画『オズの魔法使い』では、善い魔女のグリンダは美しく優しく、悪い西の魔女のエルファバは、悪い魔女の典型という容姿だったのが懐かしく思い出された。笑い方も「ヒ~ヒッヒッ!」という感じで。

『オズの魔法使い』の話では、ドロシーが愛犬トトと家ごと竜巻で飛ばされ、その家が衝突して圧死した悪い東の魔女と、この西の魔女が姉妹であり、北の善い魔女であるグリンダが魔女として登場していたんだった。
とすると、南の魔女はいなかったのかな?^^;

予告編でもあったけれど、オズが言った、「人々をまとめるには、共通の敵が必要だ。」という台詞も、意味深な言葉だと思った。前編の終盤も、エルファバが敵とみなされ追い詰められていく。
そうそう、エルファバとグリンダが出会うシズ大学の学長役で、ミシェル・ヨーが出演していたので、おっ!と思った。『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』での、あの迫力あるカンフーを思い出した。そのときは、余貴美子に似ているなと思いながら見ていたけれど、今回は似ているとは思わなかった。^^;
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