
< 実直スキンケアの肌育事情 Vol.7 秋(2025年9~10月)>
ニキビ、酒さ、敏感肌の三重苦を背負いながら、健やかな肌を目指すスキンケア奮闘記。手堅いアイテムを布陣とする守りに入りがちだけど、よりよいものを探し続ける攻めの姿勢を持ち続けたい。
すっかり秋めいて、朝晩は冬の気配を感じるように。みなさん、スキンケアのシフトチェンジはうまくいっていますか?
わたしはというと、前回とくらべてスキンケアの布陣がガラッと変わり、秋冬仕様になりました。ゆらがない“高保湿シールド”をまとうべく、肌本来の活力を引き出すアイテムに頼りきった2カ月間です。
▼前回(7~9月)の #実直スキンケアの肌育事情
ONE BY KOSE セラムヴェール ローション

夏のリリース情報をチェックしてから高まる期待をゆうに超える、納得の手応えでした。長くなりますが、語らせてください。
ONE BY KOSEの「セラムヴェール ローション」は、美容液「セラムヴェール ディープリペア」と同じラインに登場した新化粧水です。セラムヴェール ディープリペアには、セラミドの産生を促して水分保持機能を改善するライスパワーⓇNo.11が配合されている一方、こちらの化粧水にはライスパワーNo.7が配合されています。
ライスパワーNo.7の主な特徴は、油分コントロール。肌のうるおいを逃さない役割をもつ“天然のシールド”、皮脂膜と似た働きをもちます。皮脂分泌が不足しがちな乾燥肌や、乾燥によってあらゆる刺激に打たれ弱い、乾燥性敏感肌の方にそっと寄り添う成分です。
そして、単に皮脂を増やすのではなく、ベストな油分量にコントロールしてくれるのが頼もしい。足りない皮脂を補いながらも、肌の内側はうるおいで満たすという、二軸の保湿アプローチです。肌状況の荒波が押し寄せるいま、まさに求めていたものでした。
キー成分のライスパワーNo.7にくわえて、バリア機能を整えるのに必要不可欠な、NMF(天然保湿因子)の役割をもつ成分も配合。“CICA”の総称で知られるツボクサ葉エキスも配合されているので、乾燥ダメージを受けた肌を労わりながら整えていく、鎮静の手ほどきも体感できます。角層内にうるおいを定着させる独自処方との合わせ技により、肌の内側で水分を貯蔵するようにうるおいチャージ。「高保湿」のひと言につまったこだわりを聞いて、乾燥由来のニキビと赤みが表れやすいわたしが使わない手はありません。
ONE BY KOSEのスキンケアアイテムは、さっぱり派の人に寄り添う軽やかなテクスチャーなのがうれしいポイント。シャバシャバでみずみずしい使用感だけど、抜かりのない保湿力。スキンケアの膜感が苦手なので、この軽さは季節問わずほしいところなんです。
水っぽいシャバシャバテクスチャーの化粧水のなかには、いつまでも水滴が表面に残ってしまうものもあります。けれど、セラムヴェール ローションは問題なし。ハンドプレスするたびに肌に引き込まれるようになじんでいき、素肌がウェルカム状態!
数日間使い続けていると、水分チャージによる自発光が起こるほど。曇天の暗い日に、ふと鏡に映る自分のほほにツヤが宿っていたのには驚きました。セラムヴェール ローションを仕込めば、パンピでも自発光がかなう、という新発見をもたらした化粧水でもあります。
セラムヴェール ローションの発売によって、ONE BY KOSEブランド内の高保湿スキンケアの先駆けとなった「ザ ウォーター メイト」が販売終了するとのこと。水のようなシャバシャバテクスチャーの心地よさと、うるおいチャージの手応えを両立したお気に入りの化粧水でした。セラムヴェール ローションは、さっぱりとした使用感はそのまま、より満足感のある保湿力をもたらす主力の1本です。ザ ウォーター メイトが好きな方もきっと気に入るはず。
トゥヴェール ナノエマルジョン

10月半ば、dプログラムの乳液「バランスケア エマルジョン MB」を使い切り。リニューアルされる新バージョンが発売されるまでのつなぎとして、しばらく中止していたトゥヴェールの定期便を再スタートしました。
すでに15本以上使い続けている殿堂入りアイテムです。敏感肌にはセラミドが不足しがちなので、炎症によって赤みがでやすい酒さの症状があるわたしにはマストの成分。困ったときのお守りスキンケアとして、秋から春にかけて常備しています。
AESTURA エイシカ365 トラブルリリーフセラムpH4.5

残暑の9月から10月にかけて、朝晩の寒暖差が激しくなると同時に肌の調子もゆらぎがちに。不安定な状態から、トラブルまみれの悪コンディションに転がり落ちてしまわないよう、救世主として登場した美容液があります。それが、AESTURA(エストラ)の「エイシカ365 トラブルリリーフセラムpH4.5」です。

シリーズ名の「エイシカ」は、ボトルに印字されているように「A-CICA」と表記したほうがわかりやすいかもしれません。エストラの独自成分・pH4.5CICA™ のことであり、4種類のCICAやビタミンC誘導体などの複合成分。エストラの頭文字をプラスして、シリーズ名としています。
敏感肌に寄り添って開発されたpH4.5CICA™ が肌を弱酸性に保ち、バリア機能の砦となる皮脂膜をサポート。ナイアシンアミドも配合され、乾燥によるくすみを晴らしながら透明感を引き出します。

エイシカ365の美容液を取り入れたのは、以前から注目していた成分「グルコノラクトン」が配合されているから。肌の水分量アップ、バリア機能改善、抗炎症・抗酸化作用があり、酒さの改善に有望な可能性を秘めています。あくまでも補助的な役割ではあるものの、赤みを和らげるためにはバリア機能を整えるのが肝心。刺激に打ち勝つ健やかな状態にもっていくのは美肌づくりの基本でもあるので、試してみる価値ありだと思って取り入れてみました。
まだ使い始めて2週間ほど。目に見えた変化はないものの、第一印象は◎ するすると伸びていく、ウォータリーなテクスチャーが瞬時になじんでベタつきゼロ。トラブルリリーフセラムを使っている間は、心なしかニキビの引きも早いように感じます。じわじわと底力を発揮するタイプの美容液だと思うので、今後の経過をじっくり観察したいです。
HABA 高品位 スクワランⅡ

その日の肌の調子がわかる瞬間は、洗顔時のファーストタッチ。前日まで、やわやわで調子がよかったのに、なんだか全体的にごわごわしてるな、と思ったら湿度40%を切っていました。(加湿器の水切れ)
これはまずい! と、スピードレスキューのために、初夏まで使っていたHABAのスクワランオイルを投入。たった1滴でシールド力を底上げしてくれるので、乾燥が厳しいこれからの時期になくてはならない存在です。
オイルではあるものの、アクネ菌のエサになる油脂ではなく炭化水素に分類される油性成分。高純度のスクワランなので、酸化しにくく安定感ばっちり。クリームを使わなくても、もっちり・しっとりとした柔肌に仕立ててくれます。
現在のニキビと酒さの状況
ニキビ治療薬をやめて、保湿と抗炎症を徹底したスキンケアを一層意識するようになってから、鳴りを潜めたニキビ。しかし、9月から10月にかけて突然、爆弾ニキビ(どデカ赤ニキビ)が小鼻とあご、さらにはいままで一度もできたことがない鼻筋にも生まれてしまい、2週間ほど苦しめられました。
考えられる原因は、生理前のホルモン変化。けれど、ニキビができにくくなって安定していた数カ月間とは様子が違いすぎて、異常事態であるのは確かです。そんなとき、Xで血糖値とニキビの関係性にまつわるポストが目につきます。
血糖値の急激な上昇によってインスリンが多く分泌され、皮脂腺を刺激。皮脂分泌が促進されることで毛穴詰まりを起こし、ニキビができやすくなるという仕組みです。さらに生理前は、インスリン抵抗性が高まるとのこと。急激に上がった血糖値をどうにか下げようとする働きが強まることで、インスリン分泌が増えやすいタイミングなのです。
もしかしたら、生理前に高GI食品を食べすぎた、または食事の初めに糖質をとっていたのが原因なのかもしれません。いまは血糖値を急激に上げないように工夫として、食物繊維を多く含む食材やたんぱく質を先に食べることを意識しています。
さいごに
ニキビ肌ゆえに、油分を含むスキンケアを避け続けていた10代、20代。30歳になって肌の状態も変わってきたのか、適度な油分をプラスしつつ、コントロールする微調整が大切だとひしひし感じるようになりました。
その証拠に、今回ご紹介した9~10月のスキンケアラインアップは、すべて皮脂コントロールにつながるもの。保水と保護、水分と油分のバランスを整えることに奮闘したことで、肌コンディションを崩しやすい季節の変わり目を突破! アミノ酸やセラミドなどの保水成分だけではなく、保護につながる油分にも注目すると、自分にとってベストな保湿がわかってくるのかもしれません。
※記事内掲載価格は税込表示です