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NHK大河ドラマに登場した勝海舟|歴代俳優一覧と出演作品まとめ

NHK大河ドラマに登場した勝海舟|歴代俳優一覧と出演作品まとめ

坂本龍馬の師にして、江戸城無血開城の立役者――勝海舟(かつかいしゅう)。

幕末を代表するこの人物であり、大河ドラマにも繰り返し登場してきた定番キャラのひとりでもあります。

そこで本記事では、勝海舟が登場したすべての大河ドラマ作品を紹介!

演じた歴代俳優の一覧や、主人公として描かれた作品の解説、よくある質問もまとめてわかりやすく解説します!

NHK大河ドラマで放送された勝海舟の登場作品一覧(1967年〜2027年)

隅田公園にある勝海舟像

幕臣でありながら、多くの志士たちと接点のあった勝海舟は、坂本龍馬や西郷隆盛を主人公にした作品はもちろん、幕臣の視点で幕末を描く作品にも登場します。

これまでに勝海舟が登場した全大河ドラマと、演じた俳優を表にまとめてみました。

多くの作品がNHKオンデマンドで視聴できます。

気になる作品があれば視聴してみてください。
※『三姉妹』は第19回のみ、『龍馬がゆく』は第16回のみ、『勝海舟』は総集編のみ配信中。

タイトル 演じた俳優 主人公
三姉妹
(1967年)
内藤武敏  
竜馬がゆく
(1968年)
加東大介  
勝海舟
(1974年)
渡哲也
(第1〜9回)
松方弘樹
(第10回〜最終回)
翔ぶが如く
(1990年)
林隆三  
徳川慶喜
(1998年)
坂東八十助  
新選組!
(2004年)
野田秀樹  
篤姫
(2008年)
北大路欣也  
龍馬伝
(2010年)
武田鉄矢  
八重の桜
(2013年)
生瀬勝久  
西郷どん
(2018年)
遠藤憲一  
逆賊の幕臣
(2027年)
大沢たかお  

勝海舟登場作品と演じた俳優の一覧

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勝海舟を演じた歴代俳優一覧【全11作品・12名】

NHK大河ドラマで勝海舟が登場した作品は11作品

演じた俳優は12名(1974年の『勝海舟』のみ2名)です。

では11作品で演じた俳優が、どんな勝海舟像を作り上げてきたのか見ていきましょう。

 

さまざまな俳優が演じてきた勝海舟像

複数の作品にわたって勝海舟を演じた俳優

大河ドラマで、勝海舟を複数の作品にわたって演じた俳優はいません

11作品すべてで異なる俳優が起用されています。

大河ドラマでは、同じ俳優が同じ役を複数回演じるケースはごく稀です。

勝海舟もその例にもれず、作品ごとに異なる俳優が「その時代の勝海舟像」を作り上げてきました。

勝海舟を1度だけ演じた俳優一覧

勝海舟を演じた各俳優の代表作や特徴を、以下にまとめました。

俳優 タイトル 代表作・特徴
内藤武敏 三姉妹
(1967年)
劇団民藝出身の性格俳優。
テレビ・映画・舞台にわたって活躍し、大河ドラマにも複数出演。
加東大介 竜馬がゆく
(1968年)
映画『七人の侍』の七郎次役で知られる黒澤組の常連俳優。
喜劇から時代劇まで幅広く活躍した。
渡哲也 勝海舟
(1974年)
日活映画『無頼』シリーズで人気スターに。
石原プロ移籍後はドラマ『大都会』の黒岩刑事、『西部警察』の大門刑事役でスケールの大きな演技を見せた。
松方弘樹 勝海舟
(1974年)
ドラマ『人形佐七捕物帳』が当たり役。
映画『仁義なき戦い』シリーズにも出演し、時代劇・任侠映画の両分野で活躍した。
林隆三 翔ぶが如く
(1990年)
映画『竹山ひとり旅』(高橋竹山役)で第1回日本アカデミー賞主演男優賞を受賞。
NHK『天下御免』の平賀源内役でも広く知られる。
坂東八十助 徳川慶喜
(1998年)
歌舞伎俳優として活躍し、のちに10代目坂東三津五郎を襲名。
古典から新作まで幅広い芸域を誇り、NHK大河ドラマにも複数出演した。
野田秀樹 新選組!
(2004年)
劇作家・演出家として「野田地図(NODA MAP)」を主宰。
舞台俳優としても活躍し、独特の存在感で知られる。
北大路欣也 篤姫
(2008年)
映画『八甲田山』の神田大尉役(「天は我々を見放した」)で知られる。
『銭形平次』など時代劇の当たり役も多く、2023年に文化功労者に選ばれた。
武田鉄矢 龍馬伝
(2010年)
フォークグループ「海援隊」のメンバーとして活躍後、ドラマ『3年B組金八先生』の坂本金八役で国民的人気を博した。
生瀬勝久 八重の桜
(2013年)
舞台出身で、コメディからシリアスまで幅広い役柄をこなす。
ドラマ『トリック』シリーズの上田次郎役で広く知られる。
遠藤憲一 西郷どん
(2018年)
映画『アウトレイジ』シリーズや『孤狼の血』など、迫力ある強面キャラクターを多く演じる実力派俳優。
大沢たかお 逆賊の幕臣
(2027年)
ドラマ『JIN-仁-』の南方仁役や映画『沈黙の艦隊』の海江田四郎役で知られる。
舞台出身で幅広い演技力を誇る。

勝海舟を演じた俳優と代表作・特徴

 

個人的に特に印象に残っているのは、『龍馬伝』(2010年)の武田鉄矢さんです。

大の龍馬ファンとして知られる武田さんが、その龍馬の師として登場する姿には、フィクションと実際の思い入れが重なるような熱量がありました。

幼少期・青年期で俳優が分かれるケース

勝海舟が登場する大河ドラマで、幼少期・青年期と成人期で俳優が分けられたケースはありません

なお1974年の『勝海舟』では渡哲也が若き日の勝海舟を、松方弘樹が後を引き継いでいます。

これは計画的な年齢別キャスティングではなく、病気による緊急降板が理由です。

また、主人公作品を除く10作品では、海舟はいずれも壮年以降の姿で登場し、子役が起用されるケースも生じていません。

俳優ごとの起用傾向と演技スタイル

西郷隆盛と勝海舟の会見の地跡(江戸城無血開城)

勝海舟は、豪快な江戸っ子気質と卓越した戦略眼を併せ持つ人物です。

権力者にも物怖じせず直言し、西郷隆盛や坂本龍馬からは厚く信頼される一方、同僚の幕臣からはひどく嫌われたという、一筋縄ではいかない複雑な人物でもあります。

11作品を振り返ると、大きな存在感と貫禄を持ちながら、どこかとぼけた飄々とした面も表現できる――そんな俳優が選ばれてきた印象です。

北大路欣也さん(2008年)、武田鉄矢さん(2010年)、遠藤憲一さん(2018年)など、近年の作品を振り返っても、勝海舟の「胆力」と「人間味」を同時に体現できる俳優が起用されているように思います。

勝海舟が主人公として描かれた大河ドラマは?

勝海舟が主人公として描かれた大河ドラマは、1974年放送の『勝海舟』(第12作)の1作品のみです。

また、主人公ではないものの特に印象的な描かれ方をした作品として、『龍馬伝』(2010年)もあわせて紹介します。

勝海舟が印象的に描かれた大河ドラマ

『勝海舟』(1974年)|唯一の主人公作品

『勝海舟』は、1974年に放送されたNHK大河ドラマ第12作です。

倉本聰さんが脚本を手がけ、幕末の動乱を生き抜いた勝麟太郎(のちの勝海舟)の生涯を描いた作品です。

主役は当初渡哲也さんが演じましたが、途中から松方弘樹さんが引き継ぎました。

初回平均視聴率30.5%、期間平均視聴率24.2%という高い数字を記録し、1970年代を代表する大河ドラマのひとつとなっています。

現在はNHKオンデマンドで総集編のみが配信されています。

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『龍馬伝』(2010年)|龍馬の師として圧倒的な存在感

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『龍馬伝』は、2010年に放送されたNHK大河ドラマ第49作で、福山雅治さんが坂本龍馬を演じた作品です。

この作品では、武田鉄矢さんが勝海舟(作中では勝麟太郎)を演じました。

龍馬の剣の師・千葉定吉のもとから一気に視野を広げ、海軍への夢を抱いた龍馬が直訴に訪れた相手が勝麟太郎です。

その才能を一瞬で見抜き、龍馬を弟子として迎え入れる場面は、本作の名シーンのひとつとして知られています。

武田鉄矢さんは長崎出身で坂本龍馬への思い入れも深く、龍馬を育てた師として確かな存在感を示しました。

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大河ドラマの勝海舟によくある質問(FAQ)

大河ドラマの勝海舟によくある質問について回答していきます!

勝海舟によくある質問

大河ドラマ『勝海舟』(1974年)の降板騒動とは?

1974年の『勝海舟』では、当初主演を務めた渡哲也さんが膠原病を発症し、第9回放送後に緊急降板するという異例の事態が起きました。

代役の選定は難航しましたが、脚本の倉本聰が自ら東映の岡田茂社長に直談判。

松方弘樹さんが第10回から主演を引き継ぐことになります。

松方さんが登場する第10回では、俳優交代の違和感を和らげるため、演出上の工夫が施されたそうです。

ただし、降板騒動はもうひとつつありました。

脚本家の倉本聰さんもスタッフとの意見対立から途中降板しているのです。

第39回以降は中沢昭二さんが引き継ぎました。

主役と脚本家のダブル交代に見舞われながらも、幕末大河ドラマとして当時最高の視聴率を記録しています。

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勝海舟は何をした人?

勝海舟(1823〜1899年)は、幕末から明治にかけて活躍した幕臣・政治家です。

貧しい旗本の家に生まれながら、剣術修行(直心影流)との独学した蘭学で頭角を現し、ペリー来航後に幕府へ海防意見書を提出して認められます。

万延元年(1860年)には咸臨丸の艦長として太平洋を横断。

帰国後、神戸海軍操練所を設立して日本近代海軍の基礎を築きました。

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最大の功績は、江戸城無血開城(1868年)の実現です。

幕府の軍事総裁として西郷隆盛と直接交渉に臨み、江戸の町が戦火に包まれることなく新政府への権力移行を成し遂げました。

山岡鉄舟・高橋泥舟とともに「幕末の三舟」と称され、維新後も枢密顧問官などを歴任し、77歳で生涯を閉じました。

勝海舟の父はだれ?

父は勝小吉(かつこきち)(1802〜1850年)です。

男谷家から旗本・勝家に養子入りした人物で、吉原遊びと喧嘩を好む「不良旗本」として知られながらも剣の腕は折り紙付きでした。

生涯無役のまま過ごしましたが、晩年に自身の破天荒な半生を率直な江戸弁で綴った自伝『夢酔独言』を残し、息子・海舟の人物を知るうえでも欠かせない一次資料となっています。

勝海舟の出生地はどこ?

文政6年(1823年)1月30日、江戸本所(現在の東京都墨田区)の父の実家・男谷家邸宅で生まれました。

その後は本所入江町(現・墨田区緑)で育ち、蘭学修業のために赤坂へ転居。生粋の江戸っ子として育った経歴が、豪快な「べらんめえ口調」にも反映されています。

勝海舟の妻や子どもは?

正妻は民子(たみこ)で、海舟が一生を共にした伴侶です。

子どもは正妻・民子との間の子のほか5人の妾との間にも子をもうけ、男女合わせて10人(四男六女)

長男・小鹿(ころく)は海軍大尉まで昇進しましたが病弱で早世しました。

その後、孫娘・伊予子に徳川慶喜の十男・精を婿取りさせ勝家の家督を継がせています。

三男・梶梅太郎はアメリカ人女性クララ(一橋大学の前身に関わるウィリアム・ホイットニーの娘)と国際結婚し、6人の子をもうけたそうです。

勝海舟の子孫は?

勝海舟の来孫(ひ孫の子)にあたるのが、テレビ朝日の子ども番組「テレビ戦士」に出演した筧礼(かけいれい)さんです。

礼さんの父方祖父の母が、海舟の長男・小鹿の孫にあたります。

なお財務省事務次官の勝栄二郎さんが「海舟の子孫では」という説が広まったことがありましたが、栄二郎さんご本人がインタビューで否定されています。

勝海舟がどんな人物かを知るのにおすすめの本は?

勝海舟という人物を知るうえで特におすすめの本は以下の3冊です。

【氷川清話 付勝海舟伝(角川ソフィア文庫)】勝海舟 著、勝部真長 編 Kindle版あり

明治時代に勝海舟が語った談話をまとめた回想録。

幕末・維新の裏側を海舟自身の言葉で語っていて、その率直さと毒舌ぶりがいま読んでもおもしろい!

 

【海舟余波 わが読史余滴(講談社文芸文庫)】江藤淳 著 Kindle版あり

批評家・江藤淳が勝海舟の思想と行動を鋭く読み解いた評論集。

勝海舟を「江戸の終幕を演じた男」として捉える独自の視点が秀逸で、歴史好きはもちろん近代文学ファンにも読まれています。

 

【夢酔独言(講談社学術文庫)】勝小吉 著、勝部真長 編 Kindle版・Audible版あり

勝海舟の父・勝小吉が自ら綴った破天荒な自伝。

「反面教師として読んでくれ」という動機で書かれながらも、豪快な江戸弁の文体が今も多くの読者を引きつけます。

勝海舟という人物の原点を知るうえで外せない一冊です。

 

まとめ|大河ドラマで描かれてきた「勝海舟像」の変遷とその魅力

勝海舟の大河ドラマ登場は11作品。

主人公作品は1974年の『勝海舟』のみですが、幕末を舞台にした作品には欠かせない人物として、60年以上にわたって繰り返し登場してきました。

坂本龍馬や西郷隆盛など、薩長土ら多くの志士ともかかわりを持ち、エピソードにも事欠かない人物です。

江戸城の無血開城という歴史的偉業も成し遂げた幕末の傑物が、今後どのように描かれていくのか楽しみです。

そして次の勝海舟は、だれが演じることになるのか!?

 

では今回はこの辺で。
ここまで読んでいただきありがとうございました!




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