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凡将?隠れた名臣?阿閉貞征の生涯と魅力 - 大河ドラマや信長の野望で知る戦国武将

凡将?隠れた名臣?阿閉貞征の生涯と魅力 - 大河ドラマや信長の野望で知る戦国武将

浅井長政の重臣として知られる阿閉貞征は、戦国時代の北近江で活躍した武将。

山本山城の城主として名を馳せましたが、織田信長との戦いで、その運命は大きく変わることになります。

本記事では、大河ドラマやゲームの「信長の野望」シリーズの話も交えながら、阿閉貞征の生涯や最新情報を解説します。

阿閉貞征の出自・功績・逸話

阿閉貞征は、北近江の有力な国人として、浅井氏に仕えた武将です。

名前(読み方) 阿閉貞征(あつじ さだゆき)
別名/渾名/二つ名 長之、貞秀、万五郎、淡路守
生年 不詳
没年 天正10年6月16日(1582年7月5日)
不詳
不詳
兄弟姉妹 不詳

不詳

貞大

以降では、阿閉貞征の生涯や功績を詳しく見ていきましょう。

出自

阿閉貞征は、1528年に北近江の伊香郡で生まれました。

阿閉氏は代々この地域の有力な国人として知られ、平良文を祖とする鎌倉氏の一族だとされています。

ただし、清和源氏為義流や土岐氏の流れをくむという説もあり、その出自には諸説あるようです。

浅井氏が京極氏に代わって北近江の実権を握るようになると、阿閉氏もその勢力下に入ります。

貞征は、その家柄と能力を買われ、浅井氏の重臣として頭角を現していきました。

家族や親類

阿閉貞征の家族関係については、詳細な記録が残っていません。

ただ、息子の貞大の存在は確かで、父子ともに浅井氏に仕え、後には織田氏に臣従しています。

貞征は、山本山城を拠点としていましたが、この地域には現在も東阿閉、西阿閉という地名が残っており、この辺りが阿閉氏の本拠地だったと考えられています。

家族や親類縁者もこの周辺に暮らしていたのでしょう。

内政や合戦での功績

阿閉貞征は、北近江の要衝である山本山城の城主とし、浅井氏の両国経営に貢献していたことが伺われます。

山本山城は、琵琶湖を見下ろす戦略的に重要な位置にあり、交通の要衝である北国街道も近くを通っていたのです。

軍事面では、浅井長政の初陣で六角氏に勝利した野良田の戦いに参戦。

先陣を務める勇将・磯野員昌に次ぐ2番手を務めています。

元亀元年(1570年)の姉川の戦いでは、貞征は1,000騎を率いて参陣。

この戦いでは、磯野員昌、浅井政澄に続く3段目の重要な位置に布陣しています。

しかし、その後の織田信長との戦いで、貞征の運命は大きく変わることに。

天正元年(1573年)、織田軍の攻撃を受けた山本山城で、貞征は織田方に内応し、城を明け渡してしまいます。

貞征を内応させたのは、のちの天下人となる羽柴(豊臣)秀吉です。

山本山城が織田方に寝返ったことで、浅井氏の本拠地・小谷城は孤立。

浅井氏滅亡の遠因となったのです。

晩年と最期

織田信長に降伏した後、貞征は一転して織田方の先鋒として朝倉攻めに参加します。

その功により伊香郡を与えられたとも言われますが、実際には本領と浅井郡管浦の地を安堵されただけだったようです。

その後、貞征は羽柴秀吉の与力となり、越前一向一揆の鎮圧にも参加。

ただし、次第に秀吉との関係は悪化し、織田信長の旗本に転じたと考えられています。

天正10年(1582年)、本能寺の変が起こると、貞征は素早く明智光秀に味方

羽柴秀吉の居城であった長浜を占拠し、山崎の戦いでは先鋒を務めます。

しかし、ご存じの通り、明智光秀は山崎の戦いで羽柴秀吉に敗北。

貞征も捕らえられ、一族もろとも処刑されてしまったのです。
※処刑方法は磔刑とも。

押さえておきたいエピソード

阿閉貞征にまつわる興味深いエピソードを3つ紹介します。

  1. 著名な家臣たち
    後に戦国・安土桃山時代を代表する武将となる藤堂高虎や渡辺勘兵衛(了)が、一時期阿閉貞征の家臣として仕えていたことが知られています。
    良い人材が集まったのは、家柄なんかたまたまなのか。
    ただし、2人とも別の武将の家臣になっている点は、あまり触れずにおいてあげたいw
  2. 山本山城での抵抗
    織田信長の攻撃を受けた際、当初は激しく抵抗し、撃退に成功しています。
    後述する「信長の野望」シリーズでの能力値はびっくりするくらい低いけど、そこまで凡庸な武将だったわけではないのでは?と思わされるお話です。
  3. 信長との相撲
    『信長公記』からの引用。
    天正6年(1578年)8月、阿閉貞征は織田信長の前で「強力の由」「器量骨柄勝れて、力のつよき事隠れなく」と褒められ、信長の面前で相撲を披露したとされています。
    相撲好きで有名な信長に目をかけられるのだから、相当なもの。貞武は意外にも力持ちだった?

信長の野望シリーズでの阿閉貞征

ここでは、戦国時代を舞台にしたシミュレーションゲーム「信長の野望」シリーズで、阿閉貞征の能力がどのように設定されているのかを見ていきましょう。

対象のタイトルは、直近の4作に絞ってみました!

タイトル別能力

阿閉貞征の各タイトルでの能力値は以下で設定されています。

タイトル 政治 知略 武勇 統率
信長の野望・創造PK 34 44 43 17
信長の野望・創造 戦国立志伝 34 44 43 17
信長の野望・大志 内政:36
外政:37
46 42 25
信長の野望・新生 33 49 43 32

また、タイトルごとの所持戦法や特性は以下のとおりです。

タイトル 戦法 特性・個性 奉行特性
信長の野望・創造PK 鼓舞

(初期特性なし)

- -
信長の野望・創造 戦国立志伝

鼓舞

(初期特性なし)

- -
信長の野望・大志 臨戦
補佐:万全
  • 士気向上
領地保全 -
信長の野望・新生 混乱
  • 鉄壁
  • 巧言
-

武士心得
(領土保全)

ゲーム内で向いている役割

信長の野望」シリーズでは、まったく取柄を感じさせない武将として描かれています。

何をやらせるにも有能な部下をつけてあげないと厳しい武将、それが阿閉貞征です(あくまでもゲーム内での)。

ただ、統率は「信長の野望・大志」から徐々に評価が上がっています(なぜ?)。

戦法、「信長の野望・大志」の志、「信長の野望・新生」の奉行特性は、もちろん汎用のもの

せめて特技(?)の相撲をステータスに反映してあげてほしいw

固有の戦法や特性が設定されることは、今後も限りなく可能性が低いので、とにかく有能な武将を集め、おんぶにだっこプレイがいいでしょう。

阿閉貞征プレイにおすすめのタイトル

阿閉貞征プレイにおすすめの「信長の野望」シリーズは、以下4つのタイトルです。

それぞれでおすすめポイントが異なるので、プレイスタイルに合うものを選びましょう!

タイトル おすすめポイント
信長の野望・創造PK
  • 内政と軍事、どちらもほどよく楽しめる
  • 複雑すぎないゲームシステムで遊びやすい
  • 築城で支城を作れば戦略の幅が広がり、より楽しくなる
信長の野望・創造 戦国立志伝
  • 大名プレイのみならず家臣プレイも堪能できる!
  • ゲームシステムは創造PKを踏襲しているので遊びやすい
  • 異次元世界にある領地を発展させるのが楽しい!
    (個人的には、領地の兵力はあまり増やさないほうが楽しめる)
信長の野望・大志
  • 戦国時代のリアルな戦闘の雰囲気を味わえる野戦が楽しい!
  • 「志」システムが大名の個性を引き出している
  • 他国との外交が天下統一への肝になっているところに現実味がある
  • 正室以外に側室も設定できるのがうれしいw
信長の野望・新生
  • 籠城戦はシリーズNo.1の作りこみ!籠城戦楽しい!
  • 大志同様、外交戦略も必要な点にリアルさを感じる
  • コツさえわかれば小国でも乗り切れる(序盤はかなりきつい)
  • 武将ごとに設定された「奉行特性」は、効果の説明を読むだけでワクワクするw

 

阿閉貞征プレイでの注意点

阿閉貞征は、前述のとおり、ステータスがとにかく低い!

ただ、最新の「信長の野望」シリーズは大名や部隊長が弱くても、有能な家臣がいればなんとかなる仕様です。

藤堂高虎や渡辺勘兵衛など、近江なら有能な武将が大勢いるので、阿閉貞征を守り立てる強力な家臣団を結成しましょう!

また、どのタイトルでも家臣として登場し、最初から大名になっているケースはないです。

そのため、「信長の野望・創造 戦国立志伝」以外のタイトルの場合、大名プレイをするには以下どちらの方法が必要な点に注意してください。

  • 大名プレイをするには、元々仕えている大名の娘婿になり、大名を隠居して家督を継がせる必要がある
  • 信長の野望・大志」(PK版のみ)や「信長の野望・新生」の場合、ゲーム開始前に大名を変更する。

 

小説・映画・書籍に見る阿閉貞征

阿閉貞征を主人公とした小説や映画は確認できませんでした

浅井長政・織田信長・豊臣秀吉に関する小説や書籍だと登場するケースが多いです。

特に浅井長政の場合、姉川の戦いなどでも奮戦した阿閉貞征が寝返る事件は、描かれないはずがありません。

マンガであれば、仙石権兵衛(秀久)が主人公の『センゴク』に登場します(第11巻から藤堂高虎と共に)。

興味のある人は、以下の作品を手に取ってみてください。

 

 

大河ドラマでの阿閉貞征

NHK大河ドラマで阿閉貞征が登場した作品は、ありそうでない……

と思ったら、1作品ありました。

それは、1992年に放送された『信長 KING OF ZIPANGU』です(登場回は第36回)。

演じたのは佐和たかし*1さんで、2002年の『利家とまつ〜加賀百万石物語〜』では、荒木村重役を演じたこともあるようです。

ちなみに、名前は「貞征」ではなく「貞秀」表記でした。

実際に映像を確認すると、以下のシーンで登場していました(名前だけもあり)。

  • 浅井方から寝返る前、軍議(?)か何かで浅井長政と会話
  • 秀吉の調略で寝返ったことが伝令から織田信長に伝えられる(名前だけ)
  • 寝返り後、小谷城攻めの織田方軍議の場で織田信長と会話

信長の野望」シリーズの顔グラだと、なよっとした頼りない印象があります。

一方大河ドラマでは、演じていた佐和たかしさんががっしりとした体形なうえ、猛々しさを感じる容姿なので、相撲の逸話から配役が決まったのかもしれません。

2026年の『豊臣兄弟!』でも登場するかもしれません。

豊臣兄弟!』は秀吉の弟・秀長が主人公で、その家臣の1人が、かつて阿閉貞征に仕えていた藤堂高虎。

また、秀吉とは、良くも悪くも関係があります(寝返りの調略から山崎の戦いまで)。

信長の野望」シリーズでは小物感たっぷりの武将ですが、大河ドラマではそれを覆す活躍を期待したいですね(ただし最期は悲惨な結末)。

ゆかりの地:阿閉貞征と歴史を感じる場所

阿閉貞征のゆかりの地を2つ紹介します。

山本山城跡(滋賀県長浜市)

阿閉貞征が城主を務めた山本山城は、琵琶湖の東岸に位置する標高324mの山に築かれました。

この城は美しい三角錐の形状で知られているそうです。

現在の城跡には、本丸跡・二の丸跡・三の丸跡などが残され、往時の山城の姿を偲ぶことが可能です。

本丸跡は高さ2mほどの土塁で囲まれ、当時の防御施設の一端を見ることができます。

30分から40分ほどで登れる山頂からは、琵琶湖や小谷山が視界に収まる絶景の眺望を体感できます。

阿閉貞征も同じ景色を見ていたのだろうか、なんて考えながら眺めていると、戦国時代にタイムリープしたような感覚になれるかもしれません。

また、山本山城周辺にある東阿閉・西阿閉の地名は、阿閉氏の本拠地だったと考えられています。

阿閉貞征とその一族が生活していた土地の雰囲気を、感じ取ることができるかもしれません。

山崎合戦古戦場跡(大阪府三島郡島本町)

山崎合戦古戦場跡も、ゆかりの地の1つとして外せません。

天正10年(1582年)、本能寺の変後に起こった山崎の戦いで、貞征は明智光秀側についたことは前述のとおり。

明智光秀が羽柴秀吉に敗れ、貞征はここで捕縛されました。

現在、古戦場跡には石碑や説明板が設置され、当時の戦いの様子を偲ぶことができます。

また、近くには天王山もあり、戦国時代の重要な転換点となった合戦の舞台を実際に見ることができます。

近くにお立ち寄りの際はぜひ!

阿閉貞征に関する最新の注目ニュース

現時点では、阿閉貞征に関する最新の史料発見などの大きなニュースは見あたりませんでした。

今後ニュースを発見次第、更新していく予定です!

阿閉貞征の生涯と功績まとめ

阿閉貞征は、戦国時代の北近江で浅井氏の重臣として活躍した武将。

浅井長政の軍事面で支えた重臣でしたが……

織田信長に降り、浅井氏滅亡のきっかけを作ることに。

その後は、織田信長に気にいられたのか(相撲で?)重用されますが、本能寺の変で信長が斃(たお)れると明智光秀に加勢。

その結果、阿閉貞征の歴史を終焉を迎えることになりました。

信長の野望」シリーズだと完全に雑魚キャラ扱いですが、伝わる生涯からは腑に落ちない点が多いですw

いつか阿閉貞征が再評価され、もう少し、まともなステータスになりますように。

本記事を機会に、阿閉貞征に興味を持ってもらえたらうれしいです!

 

では今回はこの辺で。
ここまで読んでいただきありがとうございました!

 

*1:当時の芸名で、現在は「佐和タカシ」と名前がカタカナ表記。




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