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毛糸玉から出ている毛

「もうだめだ」と思う日がある。何をどう見ても、どこを探しても自分を許してやる部分が見つからない。
お前のことが嫌いだ、お前と話したくないと言われるたびに思う。世界の誰よりも私が私を嫌いなのだ、気が合うな。
それでもその思考ではやっていけないことをいい加減理解する。そういや、誰かといる時にはこの自己嫌悪の思考に沈めずにその「ヘンテコな感じ」にそわそわしながら先週1週間は過ごしましたっけね。

 

 


1月18日京都市勧業館みやこめっせ」1F 第二展示場・3F 第三展示場にて開催の「文学フリマ京都」に参加します!
入場無料、12:00-17:00で今回は最初から最後までいる予定です!
3階第三展示場のい-18「えすえぬてぃ」にて。よければぜひ!

 

 

 

朝起きたら楽しみにしていた推しの映画の公開延期が決まっていた。もしかしたら、というつぶやきを見てからの伏線回収が早すぎる。まだこんなについてないことがあんのかい、とうんざりと悲しみを噛み締めながら朝、のろのろと準備をする。
仕事をしていても、友達とのやりとりをしていても「ああだめだ」と思う。10万溶かす話然り、「ついてない」を笑い飛ばしてきたけど、さすがに、これは、ちょっと、ねえ。

 

 

 

楽しみにしていたんだな、と思った。してたよ、めちゃくちゃ。
彼の映画を観ることも、友達と映画を観ることもそうしてお酒を飲むことも。

 

 

 

だけどだんだんと「全部いいことは起こらないかもしれない」と思うと全部がモヤがかっていく。日々が怖いよな、と思う。

 

 


ただ、ふとした瞬間、星野源の日常が流れた。下手な笑い声をあげて、にそうだよな、と思う。
「疲れたんですけど」と同僚からぶっきらぼうな誘いを受けたので飲みに行ってここ数週間の不運を話せば「バカだなあ〜」と笑い飛ばして「真面目なんすよね、つくさんは。そりゃ疲れちゃうわ」となんでもないみたいに言う。そうして漫画やら映画やらの話をしたり、やだなってことをやれやれと笑い飛ばした。

 

 

 

なんだ、大丈夫か。

全部嫌だな、を突き詰めていると「何もできないくせに」につながっていた。良いやつでもない、お前のことなんて誰も好きじゃないし、私には生産性もない。輝かしい何かもない、おしまいだもう、と思うことしか出来なくてそこから逃避するために強めにイヤフォンを耳の奥に入れていた。
だけど、音楽を聴いて飲んで、好きなものの話をしていたら「美味しいもの食べたいだけだな」と思ったりした。そうかも。

 

 

 

そうして、仕事で今日お客さんから「あなたと話せてよかった」と言われた時のことを思い出した。
別にそれが何かになるわけじゃないけど、でも私が欲しい「何か」はこれで、これを「欲しい」「良いものだ」と言い続けるために仕事をするのだ。結果を出せるように頑張るんだ。

 

 


こんがらがってたな、と思うし、まだこんがらがってはいる。毛糸はもみくちゃになっていそうだ。だけど、一本ぴょろっと出たこれを手放さずに掴みたいという気持ちは取り返している。




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