大人になって好きになったものがわりとある。大人になって友だちは増えない、という言説もわりと私はそうかい?と思っていて、むしろ都度都度、せっかくなら知り合って関わってしたが楽しいじゃん?と思っている。という感情と「まじで私は今の自分の世界に満足してるので立ち入らないでください」という感情は両立する。
世界は完成してるけど、でも、扉を閉めるのはもったいないなーとかいう、うん、そんな感じかもしれない。
「友だちが欲しい」とは思ってないけど目の前に人がいる限り人として関わりたいし、関わったら友だちになれるかもしれない。
そういや聴いていたラジオで会ったらきっと仲良くなれる、と言っていた。残念ながら私はそこまで人と関わることに前向きな感情は持ってないけど、それはそれとして、そうだな、と思うこともある。関わったら、仲良くなれることは、ある。
そんなわけで大人になって薬味を好きになった。茗荷の美味しさなんて、本当にずっと分からなかったのにここ数年は週に1パックは買いたくなる。青じそなんてあると最高である。
というか、夏野菜、美味しすぎる。トマトもオクラも大好きだ。本当は茄子も食べたい。
雨が少ないと野菜が、と聞くので最近はそれをひたすら心配してる。
豆腐を毎日1丁は食べるようにしてるんだけど、それに茗荷がのったりすると「特別じゃん…」とにまにましてしまう。長持ちしないわりに、もちろん安くはない茗荷なので、それを豆腐にのせてると「最高じゃん」になるのだ。
何より、そういう「最高じゃん」をきちんと食べると嬉しい。自分を大切にしている感じがある。
今日もしおしおしていたので、これは野菜だな、と思った。本当はなめこの味噌汁も飲みたかったけど残念ながらなめこはなかったので、代わりにトマトとありもの野菜の味噌汁を作ることにした。
トマト、本当に味噌汁にすると美味しすぎる。満足が大きいし、さっぱりした酸味は飲むとほっとする。
そこにぱらぱらと細切りした茗荷を入れる。美味しい。美味しすぎる。あのなんとも言えない味とぱりぱり、というかしっかりした歯応えに満足する。
夏の味噌汁だな、これは。冬は芋な気もする。ああでもジャガイモと玉ねぎの味噌汁も食べたいなあ。
それから蒸し野菜にウィンナーを添えてもりもり食べた。あっさりしたご飯だったけど、満足がある。し、いいことをしたという自尊心もある。これか、これだよなあ。
生活が荒れるのは良くない、というのを「分かるぜ」と思った。
野菜だな、あと薬味だ。薬味、そうか、こういうちょっとした特別、だったのか。そうか、そうだな。
明日も野菜をたくさん食べたい。そしたらぐっすり眠れる気がするんだ。