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ポスターの前に立つ

1週間が終わった。終わったんだ、と噛み締めている。終わったのか?
休みもほんの少し働きはするが、でも、とりあえず、終わった。忘れよう、進捗が悪いことや言葉選びをいつまでも間違えてる気がして、そうしているとだんだんと「ああやっぱりいてはいけないのだ」と思うことなんて。

 


しばらく前、上司から「きみはちゃんと出来るんだから、その『出来る』は調子が悪いくらいでは失われないからそれを忘れちゃいけないよ」と言われた。それを嬉しいともお守りだとも思うと同時に、そこに胡座をかいたらしぬんだろうな、と思ってる。ここで死を覚悟するから社会に向いていないのだということは、とうの昔に知っている。

 


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6月1日東京ビッグサイトで開催のCOMITIA152!むせお(@takikomisan )と合同サークルで出ます!

東2け11a「えす、えぬ、てぃ」

既刊のエッセイも持っていきますが、メインは新刊の小説の予定!小説!出ます!変な本だけど!変な本にはなるけど!今1番、書きたかった本だとは思います!

 

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朝から、ずっとそんなわけでイライラしていた。行きたくない。だけど休めばもっと置いてかれる。かと言って、出勤したとて、幸せになるのか?うまくいくのか?わかんないよ、そんなの。

 


こっから、毎週末、好きな人に会う。会うのだ、と嬉しくなっててそれと同時に不安になってる。本当に?大丈夫なのか?

 


それでも金曜は、好きなラジオの配信日で、だから大丈夫だと思っていたけれど、そうこうしていたら遅れそうになった。そりゃそうだ。出勤したくないもの。もう少し、ここにいたい。どうでもいい、馬鹿馬鹿しい話に笑っていたい。
会社のギスギスした空気にいきたくない。前を向いて進みたくない。結果を出す出さないで意味を見出そうとすることを、そしてそれを「良くない」と正すことをひたすら高速回転的に繰り返す、あれが、本当に嫌だ。
でも、そうも言ってられずに家を出たらちゃんと早歩きをする羽目になる。ああこういうところだ、と思う。とはいえ、普段から少し早く出てるし大丈夫とも思う。し、同時に「って最近油断しすぎてないか?」と不安になる。
あーもうやだ。

 


やだ、を重ねれば人混みすら嫌になる。追い風も向かい風も嫌だ。なんならみんな会社に行く人たちでそういうのを見てるとだんだんとそっちモードになる。あーやだやだやだ。でも、それに助かってもいる。そうだよな、歩幅を合わせて速度を合わせて角を削って、私は働くのだ。

 

 

 

ところが今日は、そんな列が一部乱れていた。突っ立っている人がいる。
最初、そのことに腹を立てかけ、腹を立てそうな自分に絶望し、それから、そこがなんの場所か気付いて、ほっとした。そこには、映画のポスターが貼ってある。時々入れ替わるそれを見ると、私はいつもわくわくする。好む好まざるに関係なく、ああ、と思う。映画という好きなものがベルトコンベアの途中にあると、最後一歩、なくさない、と思う。

 

 


人混みで立ち止まり列を見出す人に感じた苛立ちは、下品だ。そんな自分をうんざりと思う。だけど、そうだよな、と思った。そうだよな。立ち止まって良いのだ、人は好きなものの前で。列がとか秩序がとか、体裁だとか、クソ喰らえだろ。

 

 

できれば、私はそれを自分の好きなものに対して以外の時も思えますように。その辺にはまだ自分への信頼が足りないから、心底、願う。




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