以下の内容はhttps://tsuku-snt.hatenablog.com/entry/2025/04/19/195426より取得しました。


映画

なんだか今週は自堕落ここに極まれり、みたいな1週間だったな。しこたま飲んで床で寝て起きた土曜の朝。しこたま飲んだわりに体調が良いなあと思いながら、なんだかこんなふうにずっとやっていくのかな、とも思う。

感情をぐりんぐりんにしてる。仕事でもそうだし、ここ最近、数年諦めていたことをあちこち手を出してる。しかも一つじゃない。
そうしていると自分の不義理さやどうしようもなさと対面する羽目になって吐きそうになる。
リセット癖、なんていうらしいそれに、めちゃくちゃ覚えがある。キャパシティが小さ過ぎて良い加減に疎かにしてきたものが多すぎるんだよなあとぼんやり床で考えていた。
床で寝たので夢をたくさん観たし半分覚醒したみたいな意識の中で、ここ数日、数週間考えてることのおさらいみたいな感じだった。

 

しかし、床で寝たのはいくつか目的があるのだ。一つはしこたま飲んで喋ることだったのでそれはしっかり果たされたし、もう一つは映画を観に行くことだった。

 


映画が好きだ。好きだけど、だいぶ好きっぽいな、と気付いたのはコロナ以降だ。
娯楽がぐっと減ったことと、あの頃の色んなことの閉塞感に、映画がぴたりと寄り添ってくれたから、私は何かがあると映画館に逃げ込む。
本当は配信でもっと観れたら嬉しいんだけど集中力が無さ過ぎてなかなか観れない。でもこれも「観れない」の思い込みのせいだったりするのかな。


ともあれ、今日はずっと楽しみにしていた孤独のグルメを観るのだ。


楽しみにしていたのは、ドラマシリーズを好きだから、ではない。残念ながら観る機会がずるずるなくて、でも、この「劇映画」は観たかった。

 


それは、この回のラジオがあったからだ。
私は松重豊さんが好きだ。なんで、と言われるとお芝居が好きだから、というのがでかでかとあるんだけど、あとは「好き」を大切にしているからかもしれない。音楽とか、そういうこと。じゅわっとした声を聞くと安心する。
そんな松重豊さんが甲本ヒロトさんとこの映画で果たした約束、作りたかったこと、編集をするのが、確認の作業が楽しかったこと。
そのどれもをすごくすごく嬉しそうに幸せそうに話していて、それを源さんが本当に嬉しそうに聴いていたこと。なんだか、それがずっと好きで、心に残っていた。
だから、映画館で絶対に観るのだ、と決めていた。

それから二人が話していた伊丹十三の『たんぽぽ』の話。それも気になって(さらには、源さんのエッセイでも話題になっていたから気になりは更に増して)ちょうどあった映画館での上映を観たりなんかもして。おかげで『劇映画 孤独のグルメ』への期待が増しに増した状態で見ることができた。

 

タンポポを観て良かった。随所にリスペクトのようなものを見た気がして、その度に心がじんわりした。
源さんという友だちからの刺激もあって、映画監督にチャレンジしたこと。そこで学生時代の友人との約束を果たすこと。好きな映画へのオマージュ。
そういうこと全部が詰まってるような、そんな映画だった。ちょっと変で、わかんないところもあって、でも「分かるでしょう」があった。
画面の中の人たち一人一人が、好きだった。


特にわかりやすい台詞というか「これがメッセージです!」なんて作品でもなかったと思う。
わかりやすい感情の発露もない。
相変わらず、独り言を頭の中で呟きながら、おじさんがひたすら食べる、食べる、食べる。
でも、そこに人がいてご飯を作ったり食べたりしながら、生きていた。
言葉にはならないけど、揺れる、その目や表情で気持ちは分かる。音楽が寄り添う。ああ、松重さんの好きなものばかりじゃないか、と思った。思ったらなんだかにっこりしてしまった。

 

ああ、そうだよな。と頷く。だから映画が好きだ。私は、ずっとずっと、映画がきっと好きなんだ。

 

 

f:id:tsuku_snt:20250419195421j:image




以上の内容はhttps://tsuku-snt.hatenablog.com/entry/2025/04/19/195426より取得しました。
このページはhttp://font.textar.tv/のウェブフォントを使用してます

不具合報告/要望等はこちらへお願いします。
モバイルやる夫Viewer Ver0.14