ホットを買ったら常温のコーヒーが出てきたのでこれはもうこっから良いことしかない、と通勤路で思った。
常温ってか冷たかった。今日久しぶりに寒かったのに?
そんでもって全然良いことなかった。むしろすげえ酷い目にあった。ここ数週間、たまにある仕事で叫び出しそうになる期間になってる。
でも日記振り返ると大体叫びそうだな、私。
可哀想に。
そんなわけで本当に仕事中ずっと脇腹を押さえつつ仕事をしていて「もうやだ」と思っていた。きついつらい逃げたい。怒鳴られるけど、じゃあ私も怒鳴り返して良いですか、尤もらしく詰めてきてるけど全然言い返してそのロジックにもなってないクソ理論めちゃくちゃにしてやっても良いんだからな。
なーんて。なんて、ですよ。
言い返して論破して、なんて仕事じゃ絶対やっちゃダメだし、つーか仕事でどころか人生でやるべきではない。永劫。
論破して得られるのは薄い満足感と孤独だけだと思う。そんなもので満たせばどんどんお先真っ暗な道が舗装されていくばかりだ。
にしたって、無抵抗なのを良いことに殴られるとそれはそれでムカつくんですけどね。なんだかね。
そういう怒りとか虚しさを身体の内側で煮詰めていた。ちょっと前、去年の夏の終わりから秋はこういうとき、ひたすら心臓を左手に持ってそれに丁寧にナイフを刺す想像をして紛らわしていた。殺す、黙らせる、と自分の心臓をイメージしながら呟いて、そういう数週間を過ごすとあっさり仕事に行けなくなったので良い子は真似しないでください。
想像力ってすげえな、とも思う。
まあでも今はそれをやるほどは疲れてないし、有難いことに今月はほぼ毎週なんらかの楽しみがあり、だから「折れるもんか」と思っている。仕事中の私を「殺すべき」と思うかどうかは一旦さておき、まだ自分は死なない方が良さそうだし。楽しいことがたくさんあるんだから死んでる場合ではない。
そんでもって、変わらず、8年前のラジオを聴いている。8年前の今と違う、を噛み締めながら、だけど「今と変わらない」もあるんだなあと考えていたら今日の後半は終わっていた。
「なんかリスナー、辛そうな人多くない?」と半分冗談、半分本当の心配のように言った言葉に本当だなあと頷いていた。私然り。この後の数年後のパートでも度々、社会とうまくやっていかなかったり、しんどいからこのラジオを糧にしている、というリスナーが現れる。
何より、私がハマりたて、そういえば彼らの動画のコメント欄に何度も「分かるよ」と思ってきた。
しんどいことがあっても、ここで笑えば大丈夫、を思うことができる場所。
そういう場所になったのはもう本当に最初の最初からだったんだなあ、と思って、それってなんでなんだろう、と考えていた。
これは発見ですが、頭の一部をひたすら「好きなものについて考察する」でハックしておけば落ち切らずに済みます。おすすめ。
ただ買い物やら何やらやらなきないけないことは完全に頭から抜け落ちてたけど。
星野源の『地獄でなぜ悪い』が好きだ。ずっとずっと好きだ。
星野源を好きになるまい、としていた時期から好きで、一時期それを聴いてなんとか通勤していた時期もあった。無駄だ、ここは元から楽しい地獄だ。その一言に「ああそうだった」と思って進めていた時期がある。
ある年のスペシャルウィーク。わしゃがなTVからゲストできたマフィア梶田さんと中村悠一さんが源さんと話す回。
この回に限らず、マフィア梶田さんが語る『地獄でなぜ悪い』を好きな理由が好きだ。
あれを聴いて、ああそうかもしれない、と思った。この人は、地獄を知っている。
それは地獄をなんとか生き抜いた、あるいは生き抜こうとしている背中をそっと支える。助けてはくれない。むしろ、助けてくれなんてそもそも思っていない。だけど、そこを生きた、生きる人がいるのだと曲を聴くたびに思って歩き出せることが、あるのだ。
ラジオに話を戻す。
数年前のラジオで「何者でもなかったし、今でも何者なわけじゃないけど、それでもこんなふうに過ごしているから」と語っていた。
書き起こしでもなんでもなく、おおよそに意訳だけど、私はそんなラジオ明け方、ぶらぶら散歩しながら聴いていた。それから数年後の彼らを知っている。し、何より私にとって彼らは「何者」でしかない。
だけど同時に並行して過去のラジオを聴いてるからか、それとも記事の合間に見えた表情にか。そうだよなあ、と思ってしまった。
今ここにある「なんでだよ」とか「クソがよ」とか自分への怒りとか、なんとなく「この人たちも知ってるんだろうな」って思う。勝手にそう共感する。そういう人たちがそれでもげらげらと心底くだらなかったりする話を楽しそうにしてくれてる。
それに、安心してるんだなあ、私は。
おんなじはないし、そういうつもりもそう言われるつもりもないけど、なんだか、良かったなあとしみじみ思った。良かったな、好きだな。
まあそういうの関係なく、そもそも面白いは面白いなんだけど。
でも「好き」について延々と小理屈こねるのは悪くない気がした。そもそもどれだけ言葉を尽くしても面白さも好きな理由も語り足りないくらいにあるのだけど、でも、嫌なものに頭と言葉を割くくらいなら、こういうことの方が絶対に良いな。