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怒り

つらい。

伏線回収的に原稿はやっぱり終わってなかったし、仕事で酷い目にあったし、ライブは全部落選。いやなんか、手心とか知らんのか。

大丈夫か、神様。イカれてんのか。手加減はたぶん、絶対知ってた方がいい。良い加減にしてくれ。

 

 

とはいえ、おかしい気はしていたのだ。

あんなにあった焦燥感が和らいで、苦しかった仕事がしんどくなくなり。なんかどっかで帳尻合うだろうと思っていた、それがこれだったならむしろ手心かもしれない。いや全然やだけど。

 

 

本当は、会社の飲み会が断れたことへの喝采を書きたかった。

ちゃんと嫌なことを「いや」と言えた自分の成長を。無理をすればできることをしなかったことを褒めてやりたい。そう思ってたけど、でもやっぱりそんな薄ぼんやりしたものでいいのかな、とも思ってたのだ。

 

 

昔はつくさん、よく怒ってたじゃん。

ほんの少し前、学生時代の後輩に言われた。仰るとおり、私はずっとずっと怒っていた。だけど、ここ数年、怒っていない。

いや、怒ってはいる。でも床に何かを叩きつけて地団駄踏んだり、自分の感情のまま怒るようなことはなくなった。そもそもそんなのはやってた方がおかしいと言われてしまえばそれまでだけど、でも今の吹き出しもせず、どろどろと煮詰めてる今こそ、不健全じゃないか。

 

 

なんてことを、思う。食べれもしない激辛ご飯を買って泣きそうになりながら食べて。ほぼアルコールの味しかしないお酒を飲みながら。

だけど、そういうのも必要だったな、と思い出す。

 

 

傷付きたくないし、傷つけたくない。

自分が自分のまま生きれば人にとっては迷惑だとは重々承知だ。

だから加工する、デフォルメ化する、それはまあ、努力としてする。するんだけど。

たまには胃を思い切り削るような、飲み込むたび痛みを伴うようなそんな怒りに身を任せて。それから少し落ち着いたら文を書く。

ペンは剣より強し。それを半ば祈るように信じたい。無遠慮な磨かれてない言葉のことじゃない。可能な限り考えて磨いて、研いで。そういう言葉を信じている。




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