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シン・明治公園 : 公園の現在地vol.1

はい。みなさん。

これを何だと思いますか?

1.都立公園

2.商業施設の前庭

 

正解は、オリンピックの時、新国立競技場建設のため潰された明治公園が移転再整備された「都立明治公園」です。やはり取り壊された(オリンピックのテレビスタジオが建てられた)都営霞ヶ丘アパートのあった場所に作られました。1.です。

てもパークPFIなので、2.も正解。

 

今、公園というものが全国でおかしなことになっています。「稼げる公園」「パークPFI(公園民営化)」によって、次々と「商業施設のような」公園が作られ、あるいは改造されています。もちろん小池都知事もそういう公園が大好きです。「民間のお知恵を借りて~」だもんね。しかし公園は民間ではなく「公共」の「園」のはずなのに、どうしてこんなことが可能になってしまったのでしょう。都政をウォッチする当かわら版では、都内各地の「公園」問題のシリーズ「公園の現在地」をスタートします。

第一弾はオリンピック契機の神宮外苑の樹木伐採や再開発は話題になりますが、その隣で(そして同じ原因で)起こっている都立明治公園の民営化について見ていきます(撮影日:20250409)。

これは東京都初のパークPFIで、事業者は東京建物、三井物産日本工営都市空間、西武造園読売広告社日本テレビアックスオンによるコンソーシアム TOKYO LEGACY PARKS。いきなり「建物」が主体となり、広告や日テレが入るというおよそ「公園」関係ないメンバーなのがすごいことです。PARKSと複数形なのもなにか狙いを感じます。さて、こんなメンバーで作ると「公園」はどうなるのか。

これでも都立公園です。

これでも都立公園です。

 

とにかく建物が多い。都市公園法第4条では、建築物(トイレなど)は面積の2%まで。休養・運動・教養施設(東屋から園内の体育館や美術館まで)は面積の10%までとなっているらしい。これはかろうじて10%だろうか? しかし商業施設というのは法律の想定外では。

*補注:パークPFI制度により建蔽率は12%まで規制緩和される。

全体を上から見るとこんな感じです。

左側、丸く囲まれているのが「インクルーシブ広場」。インクルーシブ(包摂)というと、一般には障害があったり高齢で杖や車椅子でも使いやすい、とか、そういう感じですよね。

この日は子ども(割と低年齢)たちが遊んでいました。仕切りで囲われているのは子どもがどこかに行ってしまわないよう、親御さんには安心かもしれません。しかし杖や車椅子、視覚障害(そもそも園内には点状ブロックがありません)などがある人が入りやすいでしょうか? 遊具のようなものも金属製らしく、こりゃあ夏は暑いだろう。数も少なくて子どもが遊ぶにしても限られてしまいます。

その右側にあるのが「希望の広場」。希望というと「排除いたします」でおなじみの「希望の党」を思い出しますね。座るところに仕切りとかはなく「排除ベンチ」ではない、といえるかもしれません。しかし最近はやりのこのセメントっぽい素材は夏熱く冬冷たい、あまり長時間座っていたくはない代物です。

 

このふたつの広場には日陰がまったくありません。白い素材がほとんどで照り返しもすごい強い。

大丈夫です!そこで小池都知事がお得意の「伐採ではない、移植と植樹でむしろ緑は増えている」です。

これが「誇りの杜」です。

たしかプロポーザルでは「都民との協働でつくる杜」とかありました。たぶん植樹式に都民が参加見学したりしたのでしょう。ナイス協働!実際は西武造園ですね。

「協働」ということにすれば、元の明治公園にあった大木はすべて伐採して、「これから育てる」ひょろひょろの苗木を植えておけばいいわけです。枯れてしまっても「協働」ですから「私を選んだ都民のせい」ですね。もちろん日陰はありません。

 

杜の中を流れる渋谷川だと思われます(新国立競技場の横に「渋谷川」を「復活」させてあり、そこからつながってはいる)。水くらい流せばいいんじゃないか、と思いますが、どうもこの公園は「暑い」がコンセプトなのかもしれません。小池都知事「沸TOKYO(ふっとーきょー)」ですね。

 

かろうじてある日陰はこれ。新国立競技場の周囲も公園風になっていますが、そこからデッキでつながっています。日差しや雨から逃げ込めるのはここだけ。なんか万博のリングを想起させますね。「みち広場」というそうです…道が広場…

デッキの上はこんな感じです。ちなみに、ここも(舗装の変わっているところから)公園面積に含まれます。公園の面積は以前と同じにしなくてはいけないからです。「都市型立体公園」にあたるものと思われます。

それではいよいよシン・明治公園のメインであるところの商業施設を見ていきましょう!!

テナント情報|都立明治公園 - MEIJI PARK PROJECT

 

A棟(3F建て)の1FがMEIJI PARK MARKETというベーカリーカフェ。コーヒー500円、サンドイッチ1500円。2,3FはTOTOPAというサウナです!! 1時間1980円。

 

C棟はPLAY EARTH PARKという名で、アウトドアショップ(NORTH FACEとHELLY HANSEN)が入っています。レンタルもしているらしいですが、このようなコンクリ広場でどのようなアウトドアをするのでしょうか。

 

D棟もカフェBLUE SIX COFFEE。コーヒー660円、モーニングメニューのフレンチトースト1375円、グランドメニューのグリルチキンのシーザーサラダ1575円、ワイン880円。

 

E棟は「誇りの杜」を見下ろすテラスがあり、ちょっと奥まった場所にあるフレンチ&ステーキレストラン、natuRe tokyo。Signatureコース9500円、ランチ5500円、パスタ2300円、ボトルワイン16000円~。

 

もちろんスタバもあります(B棟)。都民のスタバ信仰は強いですよね。スタバがあれば良い物、ないのはダサい、という。

そしてこのスタバ、後ろのビルの付属施設のようになっています。スタバ付タワマン、付加価値上がっちゃう~!

このタワマンは?これもオリンピックの再開発による地区計画緩和で高層化した、元の霞ヶ丘ハウス、the COURT神宮外苑です。もちろん三井不動産です。

手前の「希望の杜」、じゃなくてなんとかの杜がマンションのお庭みたい。パークフロント!付加価値上がっちゃう~!

どんどんどーん!

こういうのがいっぱい立っています。いいですね、感じ悪くて

the COURTのエントランス。

 

隣接してJOC(日本オリンピックミュージアム)があるので、嘉納治五郎碑があるのは、まぁ仕方ない。JOCの敷地だと思うし。ところで森喜朗銅像はどうなったのか?

しかし。

近衛歩兵聯隊の碑です。

前の明治公園から何も持ってこない、木も一本も移植してない。

なのにこれだけ持って来た。

日本スゴイ

 

参考までに日比谷ミッドタウン(三井不動産)の前庭です。

 

こんな素敵なシン・明治公園ですが、日陰のほかにもうひとつ、「ないもの」があります。それは、「日本の公園にはこれがない」と言われながらも、実は多くの都立公園にある(写真は日比谷公園)、「ゴミ箱」

 

次のパークPFIは、シン・代々木公園(岸体育館あとの拡張地区)です。今度は東急不動産ですよ !! この計画、もはや商業施設の「前庭」ですらなく、商業施設そのものでは…

www.tokyu-land.co.jp

 




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