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新コロンバス旅行記2:バスと人種編

前回記事を書いてから1.5日くらい経っている。時差ボケを誤魔化すために、コロンバスに着いてから16時間くらい寝たからだ。

ワシントンからコロンバス行きの飛行機はタラップで搭乗するタイプだった。俺の席は最後部で、棚に荷物を置こうとしたら最後部座席の棚だけ緊急時用の用品を入れる場所になっており、勝手に開けるなと怒られてしまった。なんじゃそりゃ。席の値段は他のエコノミー席と変わらないはずである。

朝到着。時間はあるのでローカルバスを乗り継いでいくことにする。最初に乗り換えたバス停がほぼ高速道路の脇のスキマみたいな場所で、目の前を車が爆速でビュンビュン通過していくので大変ビビった。次のバス停は乗り換え時間が短すぎて間に合わず、次のバスを1時間弱待った。待ってる間に黒人の婆ちゃんから「バス代足らんから1ドルくれんか」的なことを言われ、まぁいいかと1ドルあげた。その婆ちゃんは普通に乗り放題パスみたいなやつでバスに乗っていった。まぁそんなところだろうなと薄々思っていたが、薄々思いながらあげちゃうのは善意と言うよりは面倒を避けるためだった気もする。しばらくすると今度は黒人のじいちゃんが全く聴き取れない英語で何かを尋ねてきて、本当に聴き取れないので「すみません、僕は今日初めて米国に来たところで、何も知らないんです」と半端な嘘で応答した。爺ちゃんは"Ah, okay, okay"と言って(ここだけは聴き取れたのだ)、バス停のベンチに腰掛け、しばらく俺を凝視していた。今思うと、たぶん前のバスはもう来たのか的な意味だったのだと思う。最後に明らかに何かをキメているハイテンションな黒人の兄ちゃんと、その彼女らしいウンザリした表情の黒人の姉ちゃんが来て、俺と同じバスに乗った。

Tips: コロンバスのバスは2ドル払ったらその後2時間以内であれば同じ色の番号(普通とか快速とか、日本の在来線みたいな区別があり、色で示される)のバスであれば乗り換えし放題。運転手に頼んで乗換券をもらう必要あり。最初に乗ったバスの運転手が教えてくれた。

最後に乗ったバスの運転手は訓練中らしく、彼が運転している途中に、指導員らしいガタイの良い白人のおっさんがアレコレ指示したり、知識をテストしたり、キメキメ兄ちゃんが歌ったり泣き出したりするのを苦笑いで眺めたりしていた。訓練中運転手氏はたまに留まるべきバス停を通過しちゃったりしていた。乗り込んでくるのはほとんど黒人か老人で、社会的な何かを感じてしまう。それとも、俺もまた黒人の挙動を「色を付けて」見てしまうように知らぬ間に習慣づけられているのだろうか。

滞在先は正面ドアが防犯用なのか単にボロいのか知らんが鍵を回しても開かず、裏口から入った。大学から歩いて10分くらいの好立地である。ベルトを持ってくるのを忘れていたので、大学前のターゲットに行って安いのを買い、ついでに朝食とお菓子も入手。

腹ペコなので、楽しみにしていたチポトレのボウルを買いに行く。だが店員によると「全システムがダウンしちゃって、〜〜(聴き取れなかった)しないと注文できません」とのことで、他の店に行くのも億劫なので諦めて帰る。通りのところどころに、何かよくわからない社会運動への参加を呼びかけている青帽子の団体が通行人に声をかけまくっていた。避けて帰る。団体は白人ばかりだった。マクドナルド前は以前来た時よりも明らかに沢山のホームレスがたむろしてて、段ボールに色々書いて同情を誘っていた。避けて帰る。ホームレスは黒人ばかりだった。

シリアルとバナナを胃に詰め込む。シャワーを浴びる。水の勢いが全然足りず、むかし親父がよく使っていた「ジジイのションベンみたいな勢い」という弱さの比喩を思い出す。親父もジジイになってきたが、快尿だろうか。

夕方4時には寝てしまった。




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