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露天風呂付き客室も! リブランドした東急不動産「nol hakone myojindai」を見てきた。箱根ならではのリゾート感と居心地のよさを両立

2024年5月17日 開業

プライベートな空間で温泉を楽しめる専用露天風呂付き客室

 箱根町宮城野エリアの別荘地に開業した「nol hakone myojindai(ノル ハコネ ミョウジンダイ)」(神奈川県足柄下郡箱根町宮城野1488)の内覧会に行ってきました。

 東急不動産が会員制ホテルとして30年間運営してきた「東急ハーヴェストクラブ箱根明神平」を改装し、リブランドオープンしたホテルです。

箱根のなかでも閑静な宮城野エリアにある「nol hakone myojindai」

 同社のホテルブランド「nol」は、2020年11月に京都に開業した「nol kyoto sanjo」に続いて2店舗目。ホテル名称の「nol(ノル)」は、naturally(自分らしく、自然体で)、ordinarily(普段どおり、暮らすように過ごし)、locally(その土地の日常に触れる)という3つの副詞の頭文字からきています。

フロント
ロビーラウンジ

“私が私らしくいられる場所”をブランドコンセプトに、日常の延長線上で過ごせる第2の居場所のようなリゾートタイプホテルを目指しているという「nol hakone myojindai」。新緑がひときわ美しい季節で、好天に恵まれた内覧会の様子をレポートします!

オリジナルグッズなども販売するショップ
ロビーラウンジではハーブウォーターやコーヒー・紅茶などのドリンクをフリーフローで提供(アルコールは有料)(提供:nol hakone myojindai)

客室タイプは6つ、愛犬と泊まれるペット対応ルームも

「Deluxe Onsen Twin」のテラスには広さのある信楽焼の露天風呂

 客室は全39室で、洋室と和洋室が約半数ずつとなっています。客室タイプはペットフレンドリールームを含む6カテゴリーがあり、今回はそのうちの「Deluxe Onsen Twin」と「Standard Twin&Tatami」の2タイプを見ることができました。

セミダブルベッドが2台の「Deluxe Onsen Twin」

 広さ52m2の「Deluxe Onsen Twin」は39室中6室あり、定員は1~3名。テラスには専用の露天風呂が置かれているので、滞在中は好きな時間に温泉を楽しむことができそうです。

 第2の自宅のような居心地を演出するために、花瓶や麦わら帽子などのアイテムをさりげなく配置しているのが「nol hakone myojindai」の特徴。客室用スリッパ1つにもこだわりが感じられました。

くつろぎトーンのインテリア
ルームウェア
シンクがおしゃれ
歯ブラシなどのアメニティ
バスルーム全体
枕元の照明パネルにはUSB充電ポートを備える
ロビーラウンジのフリードリンク利用で使えるオリジナルボトルは記念に持ち帰りも
客室用スリッパ
壁に飾られたサウナハットや麦わら帽子
こんなお部屋に住みたい!と思わせる客室でした

 続いては、和室でのくつろぎも楽しめる「Standard Twin&Tatami」。小上がり&畳エリアがある和洋室で、バスルームに信楽焼のバスタブが置かれています。窓から見える景色が、客室露天のある1階とはまた違って新鮮でした。

広さ39m2の「Standard Twin&Tatami」。定員は1~4名まで
ホッとする畳エリア。外国人にも喜ばれそう
バスルームに信楽焼のバスタブを備えます
大浴場に行くときに使えるメッシュのバッグ
花瓶ってホテルの客室ではあまり見かけませんよね

 なお、愛犬・愛猫と過ごせる洋室タイプのペットフレンドリールームもあって、こちらの定員は1~2名。サークルや糞始末専用ボックス、ペットシーツ、食事用容器などを備えます。大型犬同伴の場合、駐車場からダイレクトアクセスが可能とのこと。

(提供:nol hakone myojindai)

ディナーはイタリアンの創作コースが楽しめる

レストラン店内

 館内には“心と身体をととのえる”がコンセプトのイタリアンレストラン「crescita(クレシータ)」があります。箱根を中心に小田原や三島など近隣エリアの食材を使ったメニューを提供し、ディナーはイタリアンの創作コース、朝食は自家製スムージーやサラダ・ドリンクバー付きの洋朝食となっています。

 ディナーは前日17時までの予約制で、1人9350円(サービス料別)。朝食は前日21時までの予約制で3300円(サービス料別)です。

左側のテーブルに野菜やスムージーなどが“農園”を見立てて並ぶそう
(提供:nol hakone myojindai)
朝食をガーデンで食べても気持ちよさそうですね

温泉を使ったサーマルプールで箱根ウェルネス! ととのいテラスにはテントサウナも

洗練された雰囲気のサーマルプール

「nol hakone myojindai」に行くなら水着をお忘れなく!と声を大にして言いたいのは、めちゃくちゃ素敵な屋内プールがあるからです。しかも温泉を使っているので、お肌にもいいはず! 夜は星空をイメージした照明がついて素敵にライトアップするそうですよ。ちなみにフロントで聞いたところ、水着の貸出はしていませんが販売はしているとのことでした。

プールサイドにはミストで身体を温めるサーマルルームも

 プールの隣には箱根の間伐材を使った「ととのいテラス」があり、こちらもリラックスするにはもってこいのスペース。鳥のさえずりを聴き、そよ風を感じながら気持ちのいいクールダウンができそう!

プールの隣にある「ととのいテラス」
貸し切り・予約制のテントサウナも。料金は90分で1万1000円
水風呂もあります

 今回は見ていませんが、館内には宮城野の源泉から湯を引いた大浴場も。宮城野温泉は神経痛や高血圧に効果があるそうです。

早雲山・小涌谷を望むフォレストテラス

フォレストテラス

 ととのいテラスの奥に作られているのが「フォレストテラス」です。正面に早雲山・小涌谷を望む絶景が素晴らしく、ここでビールを飲んだら最高だろうな~という場所でした。奥にはファイヤーピットが置かれたソファエリアもあります。

ファイヤーピットを囲むソファエリア
(提供:nol hakone myojindai)
目の前にはレストランで提供されるハーブや野菜などを育てるファーム
ファームの向こうはドックラン。大型犬エリアと小型犬エリアに分かれています
(提供:nol hakone myojindai)

 最後にアクセスですが、チェックイン・チェックアウトの時間に合わせて、それぞれ2便ずつ、箱根登山鉄道「強羅駅」間の送迎サービスを実施しています(事前予約制)。なお、箱根湯本駅からはタクシーで約20分です。

デッキチェアに横になったら思わず靴下を脱いでくつろいでしまったほど“自分らしく”なれたフォレストテラス(お行儀わるくてすみません)

 1年を通じて人気のリゾート地・箱根のなかでも、宮城野の閑静な別荘地にたたずむ「nol hakone myojindai」。日常に疲れたとき、温泉で元気を取り戻したいとき、静かに1人になりたいときなどのご褒美ステイに向いているホテルだなと感じました。宮城野の森が身体もココロもほぐしてくれることでしょう。

5月17日の開業日当日には箱根町長ら来賓を招いてのオープニングセレモニーを実施
「地元に愛される施設としていきたい」という東急不動産株式会社 ホテルリゾート開発企画本部 執行役員本部長 伊丹政俊氏
空室・料金チェック