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JAL、新型コロナの医療費・隔離費用などを負担するサービスの期間延長・範囲拡大

陰性証明アプリ「IATAトラベルパス」試験導入も

2021年7月1日~9月30日 実施

「コロナカバー」サービス拡大

 JAL(日本航空)は、2020年12月から実施しているサービス「コロナカバー」について、対象期間の延長と、サポート範囲の拡大を発表した。

「コロナカバー」は、JAL国際線利用者が渡航先で新型コロナウイルス陽性と判定された場合の医療費・検査費・隔離費用の負担(判定前の医療費も対象)を同社が行なうもの。

 対象期間を6月30日搭乗分までとしていたが、7月1日~9月30日搭乗分までに延長する。なお、第1区間の搭乗日から31日間(帰国時まで)に陽性判定された場合に適用するという点は従来のまま。

 サポート範囲については、従来のものに加えて、「医師や保健局から濃厚接触者と判定された場合や、発熱などの疑わしい症状があり検査や隔離を要請された場合の、陽性判定前の隔離・宿泊費用の負担」にまで拡大する。

「IATAトラベルパス」試験導入

 また、6月15日~7月11日出発分(予定)を対象に、スマートフォン向けアプリ「IATAトラベルパス」の試験導入を実施する。対象は羽田~ホノルル線。

 IATAトラベルパスはパスポートの電子化、ワクチン接種歴・陰性証明などを提示するためのアプリ。医療機関からの新型コロナウイルス検査結果を参照・管理でき、渡航先の入国検疫要件の確認や、搭乗手続き時に渡航資格を提示することができる。空港でのチェックイン時にアプリ画面を見せることで手続きがスムーズになり、将来は渡航先の入国検疫でも利用可能になる見込み。

IATAトラベルパス利用方法