http://www.ryokato.org/genmac/NISLM.pdf
原油価格上昇率の変化がインフレ率の変化に与える影響(感応度)をパス・スルー率と呼ぶが*1、その値は長期的にみて現在かなりの低水準。この理由として、一般には、①原油依存度の低下、②原油価格が製品価格へ転嫁し難くなっていること、等の構造要因が指摘されている(この場合、金融緩和政策がインフレ率に与える影響は小さくなる)。しかし、New IS-LMモデルによれば、パス・スルー率は金融政策ルールに依存したバイアスを持ち、「タカ派」的な金融政策への期待は現在のパス・スルー率を引き下げる効果を持つ。(ルーカス批判の検証)