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能力はあるのに尊敬できる人とできない人の違い

今日学生起業家の人と話をしていたら「先日有名な経営者の人と話せて嬉しかったんですけど、なんか尊敬できなかったんですよね」というようなことを言っていた。 世の中には能力が高かったり、すごい実績があっても尊敬できない人がいるということだ。それに対して私はシンプルな基準がある。

それは、その人が報酬をいつ受け取ろうとしているかということだ。そこにその人の本音が出ている。

① 報酬を「今週」受け取ろうとしている人たち

四半期決算を良くするためだけの施策を打つ経営者 (来年どうなるかは知らないが、今期の数字は作る)

自分の評価やボーナスに直結するKPIだけを最適化するマネージャー (現場の疲弊や将来の歪みは後任に押し付ける)

フォロワー数や反応を最優先に、都度ウケる発言に寄せるインフルエンサー (数年後に何を残したかは問題じゃない)

「今儲かるから」という理由だけで市場に参入し、荒らして去っていく起業家 (次のテーマが来たらすぐ移動する)

この人たちは、有能かもしれないし、短期的な成果も出す。 でも、尊敬できるかと言われると、私は違和感が残る。

なぜなら、 自分が得をする“時間軸”が極端に短いからだ。

② 報酬を「10年後」くらいに受け取ろうとしている人たち

儲からない時期が続いても、技術や組織づくりをやめない人

今は批判されても、構造的に正しいと思うことを積み上げている人

後進が楽になる仕組みを作るが、その成果は自分の任期中には現れない人

この層は、だんだん尊敬できる度合いが高くなってくる。というか普通ここまでいけば十分すごいと思う。 ただし、まだ“自分の成功”が主語になっている。

③ 報酬を「自分の死後でいい」と思っている人たち

教育・研究・インフラ・文化に人生を突っ込む人

自分の名前が残らなくてもいいから、構造だけは残そうとする人

次世代が「当たり前に使っているもの」を作るが、感謝される想定すらしていない人

失敗するかもしれないが、それでも社会としてやる価値があると腹を括っている人

この人たちは、今週も、今期も、場合によっては生きている間すら報われないが、それでもやる。

①や②でも十分すごいが、せっかく生きてるなら③のレベルを目指したい




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