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Bambu Lab A1 mini(3Dプリンター)は家電の域まできてた驚きと、便利さと自由さの間で感じること。

3Dプリンターを買い足しました。3台目です。今回は激安で小さいという理由で買ったKingroon kp3s(以下kp3s)からBambu Lab A1 mini(以下 A1mini)という変更になります。

3Dプリンターに詳しくない人に車で説明するとkp3sはマニュアルの軽トラ、A1miniは自動運転のついたテスラみたいなものです。ただマニュアルの軽トラという例えは性能が低いことをだけを意味しているわけではありません。仕組みが単純であり何か壊れても少し詳しければ原因を特定し修理したり改造できるという作る人の道具であるという意味も込めています。

それにしてもあまりに違うのでこの気持ちを忘れないようにメモしておきます。

自動キャリブレーション

  • A1miniは初期設定で自動でキャリブレーションをする。自分でモーターを動かしてノイズを計測して動きを調整したり、造形物を作る面がどのように歪んでるか計測し、また、わざと振動が起きるように動作して振動をキャンセルするような動作に調整します。このプロセスは10分以上かかりましたが、プロスポーツ選手の柔軟体操のルーティンを見ているような感動がありました
  • フィラメント交換に知識が不要。A1miniでは「フィラメントを交換」というようなボタンがあり、指示通りにフィラメントを抜き取って挿すだけです。普通の2Dプリンタのインクカードリッジの交換のようでした。ノズルの周りについたフィラメントも自分でブラシに擦り当てて掃除します。片手の指2本で終わりました。kp3sでは全てが手動です。ノズルを適温に設定して温め、フィラメントの送り出しモーターを逆転させながら慎重に引き抜き・・・ノズルはもちろん自分で拭き掃除します。かなり家電に近づいたと感じました。
  • 不安がない。kp3sを使っていた時の「フィラメントがなくなったら?」「フィラメントが詰まったら?」「造形に失敗していたら?」という不安をなくす機能やアプリが揃っていてお任せです。
  • スライサにプリセットされているフィラメントが多い。スライサのセッティングはほぼ不要。
  • 電源が勝手にスリープになるので放置してあってもうるさくない。紙のプリンタのように電源入れっぱなしで大丈夫です。kp3sは電源を入れるとファンが回り続けるので別のリモート電源と組み合わせてタイマーでOFFするようにしていました。
  • PCやスマホからデータを送れてプリントができる。kp3sではSDカードでデータを入れるのが基本なのと、初期の頃は設計ミスがありSDカードの横に穴が空いていて、そこにSDカードが入ると本体を分解しないといけないという罠があり、それを埋めるところからスタートるのが定番という時代がありました笑

A1miniを使ってみると、kp3sを使うときには利用者にかなりの負担がかかっていたんだなと気が付かされます。その負担が当たり前だと思っていました。kp3sは安いのに造形も綺麗でいいプリンタで、知り合いにもおすすめしたいと思っていましたが、実際には私には気がつかないうちに素人とは言えないほどkp3sの知識と経験があったのです。何かあればノズルを掃除して、工具を使って交換し、フィラメントを取り替え、フィラメントの残量をチェックして、プレートの並行について考えて、ノズルとプレートの間隔調整をしますし、定着が悪い時に考えることは10個はあるし、3DTouchをつかってビルドプレートの1mm以下の歪みをビジュアル化してZ軸の垂直を直します。とても誰かに「簡単だよ」と言えるようなものではありません。

モーターと板と棒を組み合わせただけみたいな単純な機構のkp3sのことは大好きです。これこそが作る人・メイカーの道具だと感じます。でも3Dプリンターを使う目的はものを作ることのはずなのです。A1 miniは普通の2Dプリンターがセットアップできるなら使えるところまで来ています。

とは言え・・・3Dプリンタについてはブラックボックス化が進むことには不安や反抗心が芽生えます。紙のプリンタがブラックボックスになっていることは何も不安に感じないので不思議です。それは3Dプリンターにものづくりを市民の手に取り戻そうという期待をしていたからでしょう。私は以前、ものづくりを取り戻すというようなテーマで以前発表したことがありました。

speakerdeck.com

大量生産・大量消費の流れから、モノは買うもの、モノに人間が生活や行動を合わせるというのが当たり前になっていました。それに心地悪さを感じて、1つ1つボロボロでもいいから物作りを手元に取り戻していこうというのが3Dプリンターには期待されていたはずです。ハードやソフトの高度化が進みiPhoneのような1つの塊になり、3Dプリンター自体の製作や修理ができなくなっては元も子もないのです。

  • Bambu Lab




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