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映画感想/ゆきゆきて神軍

むかし(亡くなってしまった)
取引先の会社の会長は
戦時にニューギニアの島を彷徨い
200人の兵隊のうち生き残った2名の一人だった

ときどき戦争のことを話す
「人肉」のこともさらっと話した

「人肉食ったとか、喰わないとかいいますけど、そりゃありましたよ、極限ですから、極限状態って戦争行かないと体験できませんよ、体験してない人が、今の価値観で、今の世の中で、今の日本で、何を叫んでも、非難しても、ズルいですよ、そんなの意味ないですよ」と語った

生きるために人の肉も食べる
生きること=食べること
そこに理性とか倫理とか
もっともらしい言葉は持ち出しても意味がない

この会長さんは
決して怒ったり嫌な顔をしたりしない
誰にでも優しい人で
戦争を語るときも淡々と語っていた、、、

イメージ 1

ゆきゆきて神軍
30年ぶり3度目の奥崎謙三、、、

こういう映画は
時間をおいて何度か鑑賞すると
社会の価値観の変化や自分の考え方の変化もあり
観方も変わってくる種類の映画だと思ふ

「国家は人を断絶させる」奥崎が云う
ヒッピーみたいな考えだな
ボーダーレスなんだね、ふむふむ
人類皆兄弟だね、、、あれ?

奥崎謙三
誰が見ても感じる通り
「時間が止まっている」人だ
「許しがない」人だ
心にとどまり続け引きづり続ける
トラウマ
PTSD

一方
最初に書いた会長さんのように
トラウマを抱えながらも
前を向いて
未来をみて
会社を立ち上げ
会社を大きくするタイプの人たちがいる

会社を育てることは
会長さんにとってサバイバルだったのだろう
生き続けること
生き続ける本能
それが未来に向いていた

そういえば会長は
ジャングルの中で生き抜くための知恵をたびたび語っていた
会社経営も会長にとってはジャングルでのサバイバルと同じなのだ

一方
奥崎は未来を見ていない
立ち止まり続ける生き方
異常なほどの粘着質で
イカレているように見えても
それが彼の生き方なのだ
そしてそれは凄まじいエネルギー
マグマは決して枯れない

イメージ 2

本編では
ジャングルの中で起きた
小隊内での処刑の真実を追い求めるロードムービーになっている

そこにいた当事者たちの証言が食い違い
真相はまるで「藪の中」だ「羅生門」だ

しかし決して諦めず
奥崎が真実を追い求める執念の旅路

ほとんどの人が
「もういいじゃないか」
「大昔の話だ」
「あの状況では仕方なかった」
「オマエだってあの状況を分かっているじゃないか、普通の状態でないんだ」
「それを今突き詰めてどうなるんだ」

そりゃそうだろう

しかし
奥崎は聞く耳を持たない

イカレているように見えても
実は奥崎がもっともピュアで
過去に立ち止まり続ける姿は
愚かでもあり悲しくもある

異質ではあるが
確かに戦争の犠牲者の一人だ、、、

イメージ 3





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