
福島の相馬市、震災とコロナで閉館に追い込まれる映画館を救うために現れた一人の女、彼女は何故ここに来たのか、そして映画館を再興することはできるのか、、、
映画館を買い取ってスーパー銭湯&リハビリ施設にしようとする話が進んでいる、なんならその施設の中に小さいなりにも映画上映できるスペース作ってもらえばいいと思うのだが、それではダメなんだね、映画館でないとね、、、
映画館の話しだけに様々な映画に関する言葉が登場し、映画の1シーンが流れる、、、グリフィス、<東への道>、リリアンギッシュ、若尾文子、<青空娘>、<妻は告白する>、<キートンのマイホーム>、<喜劇女の泣きどころ>、<台北暮色>、<トトザヒーロー>、杉作J太郎、<怪奇!幽霊スナック殴り込み!>、<浮雲>、<放浪記>、<大誘拐>、クリントイーストウッド、<グラントリノ>、「バカヤロー!まだ始まっちゃいねーよ」(<キッズリターン>のセリフ)、、、ちなみに<怪奇!幽霊スナック殴り込み!>はこの映画の監督であるタナダユキが主演している作品、、、
モギリコ(茂木莉子)
ツラい現実から一時離れられる暗闇、それが映画館
でも、、、「映画で人は救えない」
だから、、、「映画なんかなくても生きていける」
ボクの身体の半分はフィルムでできているから(意味は説明しない)フィルムに対する想い入れが強いのだが、今の時代デジタル上映とか配信とかで、フィルムに戻る時代が来ることは絶対にない、音楽のようにレコードに再び光が当たったようなレベルでの一時的な流行はあるかもしれないけど、誰もフィルムかデジタルかなんか気にしない、そんなこと気にしているうちに時代は更に進む続けている、、、映画の未来、、、悲しい、、、
主人公とベトナム人の男の服装、白と黒が上下反対だが色を合わせている、同じように映画館主と主人公も緑で合わせている、、、さりげない映画的な気づかい、、、
屋上のシーンが多いね、好きだよ、、、前にも書いたけど、屋上って、誰もが世の中を上から見下ろせる場所なんだよね、社会から距離を置ける場所、距離を置いて見渡せる場所、、、登場人物の心理の変化やその後のストーリーの展開に有効なシチュエーション、、、
最後に竹原ピストルがちょこっと出てきて、なんのことか訳わからなかったが、オリジナルの同名テレビドラマの主役で、本作はその前日談となっている、、、そっちも観たが、本作ではよく判らなかった「嘘つきども」の意味がテレビ版では明らかになっている、、、人は誰かのためについても良い嘘ってものがあるんだと、、、
ときどき監督(もしくは脚本家)の強い思いが台詞で喋り過ぎている、もっと言えば、いらないエピソードや意味なく長い場面などダラダラ感じる箇所が幾つも見受けられた、もちろんダラダラ感が心地よい映画もあるが、ココにはない、語りがヘタというか、余計なものを無しにすればもっと良い出来になったはず、、、タナダユキか、、、10本も観ないで語るのはポリシーに反するが、ちょっとムラがある人なのかなぁ、、、
大久保さん(佳代子)がなかなかハマっていていいんだよね、最後のセリフ「やっときゃ良かった」ガッハハハハ、いかにも大久保さんだから活きるせリフだね、っていうか、大久保さん以外にこのセリフ言わせられる役者はいない、キャスティングした意味を知る、、、

















